※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
旅の体験談

仙石庭園の観光、東広島市にある全国でも類をみない石の庭園

仙石庭園の風景

仙石庭園(せんせきていえん)を知っていますか。

それは、広島県東広島市にある日本全国を見回してみても大変珍しい石の庭園です。

広大な敷地内の至るどころには、銘石・奇石・怪岩などが配置されており、日本庭園の様相と相まって美しい空間をかたどっていますよ。

カラフルで個性的な庭石の数々だけでなく、仙石冨士や仙神大滝、仙石湖など見どころも盛り沢山。ぜひ数多くのパワーストーンに触れてみて下さい。

石好きな人はもちろんのこと、そうでない人でも楽しめる庭園です。巨石の迫力に圧倒され感動すること間違いなし!

本記事では、日本庭園の歴史に新しい1ページを築いた「仙石庭園」の見どころを紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 仙石庭園の見どころを知りたい
  • 銘石・奇石・怪岩に興味がある
  • 珍しい日本庭園へ足を運びたい

現代の大名庭園に相応しい「仙石庭園」とは

仙石庭園
仙石庭園

仙石庭園(せんせきていえん)は、広島県東広島市に位置する池泉回遊式の日本庭園です。

約12,000坪(4ヘクタール)もある広大な敷地には、品格の高い銘石・奇石などを美しく配置しています。

そんな石の回廊をゆっくり歩きながら、こころ休まる時間を過ごしましょう。

散策できる場所は、「上段の庭・下段の庭・わに池周辺・仙神大滝周辺・山門と三重の山・奥の院・仙石庭園の花」の合計7カ所ですね。

仙石庭園の風景

この日本庭園は、古くから保存され続けてきた物ではなく、産まれたのは平成の世であり、比較的新しい庭園です。

広島県東広島市在住の医師・山名征三氏が、20余年の歳月をかけて私財を投じ、企画・設計・施工しました。

春には、ソメイヨシノや河津桜、陽光桜、八重桜など綺麗な桜が咲き誇り、夏になると睡蓮が咲き、池を可憐に彩ります。また、秋になれば、真っ赤に紅葉したモミジで視界を覆いつくすのです。

2020年12月、文化庁より石の総合博物館として、日本で初めて国に登録され今に至ります。

仙石庭園の入場方法とマップ、所要時間

仙石庭園の入口
仙石庭園の入口

仙石庭園の入場方法は、入園券を購入して門をくぐり抜けて中へ入ります。

入園券は、こちらの販売機で購入しますよ。つまり完全に自動化されています。

入園券の販売機
入園券の販売機

今後もこのように人手を介さない観光スポットは増えていくと思いますね。

この販売機では、領収書が発行されないので、必要な方は園内にある「神石殿」でスタッフよりもらって下さい。

こちらは、仙石庭園のマップです。

仙石庭園のマップ
仙石庭園のマップ

マップには、銘石・奇石などが名前と色付きでイラストされており、実に分かりやすいですね。

まずは、入場門(登竜門)をくぐり抜けた後は、左手にみえる「神石殿」へ足を運ばれてみては如何でしょうか。

マップの入手もできるし、なによりスタッフが園内の見所をくわしく教えてくれますよ。

ゆっくり見て回れば、所要時間は1時間30分から2時間ほどかかります。

【見所①】全国から集めた珍しい銘石・奇石

奇石が織りなす風景

仙石庭園の一番の見所は、何と言っても数多くの銘石・奇石・珍石・巨石でしょう。

大小様々な石には、面白い文様が入った物もあり、緑・青・赤・白色などカラフルな色彩は、見ているだけで楽しくなりますね。

その種類の多さだけでなく、庭園内の石の配置も素晴らしい!

この場所には、この石が似合うといった造り手の意思がヒシヒトと伝わってきました。

銘石の傍には、石の名前や産地を表わすプレートがあるので、石の知識が全くない人でも楽しめます。

例えば、こちらは滝山川石です。

滝山川石の組石
滝山川石の組石

温井ダムのある渓谷で取れた典型的な広島の花崗岩ですよ。花崗岩は広島県の三分の一の面積を占めているという。まさに広島県を代表する石といえますね。

この組石は、中国の伝説の仙境「黄山(こうざん)」をイメージしたもの。黄山の切り立った白い山肌を見事に表現しています。

こちらは「赤富士」。なるほど、言い得て妙です。

赤富士
赤富士

こちらは「蓬莱山」と案内されていました。

蓬莱山
蓬莱山

うん、蓬莱山といえば、不老不死の仙人が住むという山。まさにイメージ通りかな。しかし、人間視点では住みにくいかも。(笑)

青石による錦目孟宗園の景観も素敵です。

青石の錦目孟宗園
青石の錦目孟宗園

この滝のように美しい岩肌の青石を、水を使わずに石を組み、水を落とす滝の風景に使えば素晴らしい景観を醸し出すことでしょう。

こちらの奇石を見て下さい。特に注目すべきは石の上。

カメレオン石
カメレオン石
カメレオンに見える
カメレオンに見える

よく目を凝らすと、カメレオンに見えませんか。そうです、この石は「カメレオン石」ですよ。

一度そう認識してしまうと、もうカメレオン以外には見えません。(笑)

その他にも伊予の青石、長野の亀甲石、紫雲石、甌穴石など数多くの銘石が配置されおり、紹介し出したらきりがないですね。ナンバリングされている庭石だけでも100個近くありますよ。(トータルすると庭石は3,000個以上で1万トン以上あるそうです。)

そこで、その一部をダイジェストで紹介します。

珍しい石の風景(その1)
赤い石
紫雲石
紫雲石
長野亀甲石
長野亀甲石
青大路
青大路
甌穴石
甌穴石

どうでしたか。これほど珍しい石が一堂に揃っているのは、ここ仙石庭園だけ。

ぜひ、不思議な石たちに触れ合ってみては如何でしょうか。

【珍しい巨石・奇岩の紹介】

仙石庭園の庭石のような珍しい巨石や奇岩・奇峰などを、下記記事で紹介します。

【見所②】仙石庭園のシンボル「仙石冨士」

仙石冨士
仙石冨士

仙石庭園のシンボル的な存在として、一際目を引くのが「仙石冨士」です。

この仙石冨士は、10トンダンプ7,000台以上が運んだ土砂を使って造られたそうですよ。

景観からして、たしかに冨士の名前を冠むるだけの迫力がありますね。

また、仙石冨士の周辺には、仙石湖(池です)が広がっており、湖畔に浮かぶ姿も綺麗です。

仙石冨士と仙石湖
仙石冨士(奥)と仙石湖(手前)

麓から眺めるだけでも素晴らしいですが、ぜひ、仙石冨士の山頂へ上ってみて下さい。

仙石冨士の山頂
仙石冨士の山頂

園内でもっとも標高の高い場所なので、見晴らし抜群ですよ。

なだらかで芝生で覆われた表面は歩きやすく、1~2分程度で麓から頂上へ辿り着きます。

ただし、頂上へ近づくにつれ勾配は大きくなってくるので、バランスを崩さないように気をつけて歩いて下さい。

尚、私は後から気が付いたのですが、実は途中から頂上に向かってハシゴが用意されていました。

ハシゴを利用した方が、スムーズに上れそうです。

ハシゴ
ハシゴ

こちらが頂上からの景色。

仙石冨士山頂からの景色(その1)
仙石冨士山頂からの景色(その1)中央に見えるのは仙石湖
仙石冨士山頂からの景色(その2)
仙石冨士山頂からの景色(その2)

うん、予想通りの良い景色。園内がよく見渡せます。

周辺は山並に囲まれ、恵まれた立地なのが良く分かりますね。

ちなみに、仙石富士の麓の近くには、タイムカプセルがありました。

タイムカプセル
タイムカプセル

2013年に封印され、2063年に開封予定のこと。地元の小中高校の関連物品や50年後の自分に宛てた手紙などが埋蔵されているそうです。

タイムカプセルを埋めた人にとっては、50年後の答え合わせが楽しみですね。

【日本一低い山】

仙石冨士のように、あっという間に登山ができる山を下記記事で紹介します。

【見所③】高さ15mもある仙神大滝

仙神大滝
仙神大滝

先ほど紹介した仙石冨士と共に迫力があるのが「仙神大滝」です。

その高さは実に15mもありますよ。毎分1トンの水が流れ落ちており、滝壺周辺には数百個の石が積み上げられています。

間近で水しぶきを上げる様を感じ取ってみましょう。

仙神大滝の滝壺
仙神大滝の滝壺

うん、マイナスイオンをたっぷり浴びて、清々しい気持ちなりました。(嬉)

それに滝の大きな音により、周辺に積まれた石の雄大さが増しているのように感じるのは、私だけでしょうか。

この仙神大滝へ向かう道中には「不動滝」がありますよ。

不動滝
不動滝

仙神大滝と比べてしまうと小ぶりですが、こちらも中々良い滝です。

流れ落ちる水の音に耳を傾けながら、しばらく佇んでいれば、こころが穏やかになりますね。

【見所④】庭園全体の要「仙石湖」

仙石湖
仙石湖

仙石湖は、仙石冨士の手前にある大きな池です。庭園全体の要ともいえるのではないでしょうか。

四季の移ろいを映し出す池として、いい雰囲気を醸し出しています。

池の畔で見つけたこちらの石。見るからにカメそっくり。

亀石が見つめる先は
亀石が見つめる先は

「お前は一体、何を見つめているのか?」そんな風に思いながら、顔の先を注視してみると、ビックリしますよ。

仙石湖の中央付近では、カエル石と亀石が、お互いに見つめ合っているではないですか。

亀石とカエル石
亀石(左)とカエル石(右)

不思議なロマンスを感じます。(そんな訳あるか)

池の周辺は、なだやかに傾斜した芝生であり、その上を歩いていると、東屋が見えてきました。

東屋
東屋

ここでしばし休憩しながら仙石湖を眺めるのも楽しいですね。

また、池の中には沢山の鯉が泳いでいますよ。近くには鯉のエサを売っています。

鯉のエサ売場
鯉のエサ売場

エサを池の中へばらまくと、小さくて愛らしい鯉があっという間に集まってきました。

コイの赤ちゃん
コイの赤ちゃん

どうやら私が訪れた日は、鯉の赤ちゃんが産まれた時期だったようで、小さなお口をパクパク動かす姿は可愛いのなんの。その姿に癒されました。(喜)

【見所⑤】護岸石組で組まれた「わに池」と「伏龍湖」

わに池
わに池

仙石庭園には、仙石湖以外にも他に2つの池があります。

それが、「わに池」と「伏龍湖」ですね。どちらの池も仙石湖と違って、護岸石組で組まれており、大ぶりな石の景観がいい味をだしていますよ。

わに池の中には、その名が示す通り「わに石」を見つけました。

わに石
わに石

「これ、ワニか?」と思ったあなた。想像力を働かせてください。じっと見つめ続けていると、クロコダイルに見えませんか。

実際、言われて見てみなければ、気付きにくく、そのまま素通りしてしまいそう。

伏龍湖の中央には、亀島が浮かんでおり、推定樹齢500年のウバメカシや亀石が見て取れます。

伏龍湖
伏龍湖
ウバメカシ
ウバメカシ

沢飛石の上を歩いたりしながら、景観を十分に楽しみましょう。

沢飛石
沢飛石

個人的に面白いと思ったのは、こちらの「おばけ燈籠」です。

おばけ燈籠
おばけ燈籠

グニュと根本が曲がっている姿がユーモラス。こんな燈籠があるなんて、初めて知りました。

神石殿では原石・珍しい石の見学や購入ができる

神石殿
神石殿

仙石庭園の入口から入って直ぐに左手へ進めば「神石殿」が見えてきます。

この神石殿は、山荘風の休憩施設であり、珍しい鉱石を見学できますよ。

鉱石

天然記念物のさざれ石や翡翠(ひすい)、オニックス、虎石など知っている石もあれば、知らない石もあり、見ているだけでも面白い。

実は見るだけでなく、気に入った原石などを買って帰ることができます。

石のお土産
石のお土産

気に入った石があればお土産に1つ如何でしょうか。

食事処「石庭」でお食事をどうぞ

お食事何処「石庭」
お食事何処「石庭」

園内にある食事処「石庭」では、季節の移り変わりを感じながら食事を楽しめます。

心地よい空間で、地元食材で作られた和食料理を食べれますよ。

メニューには、刺身御膳や天ぷら御膳、穴子重箱膳、カレー、そば、うどんなど多く取り揃えており、コーヒーやソフトドリング、アルコール、ジェラート、あんみつなどもありますね。

食事処「石庭」

  • 営業時間 11:30~14:30
  • 定休日 水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日の木曜日)

※定休日でも麺類、お飲み物は提供できます。

仙石庭園の基本情報とアクセス

住所広島県東広島市高屋町高屋堀1398
電話番号082-434-3360
営業時間9:00~17:00
定休日無休
入園料一般(高校生以上)1,000円(800円)
小・中学生 300円(200円)
未就学児以下 無料(無料)
20人以上で団体割引きあり、( )内の料金は割引き後の料金

【アクセス】

  • JR西条駅からタクシーで約15分
  • JR東広島駅からタクシーで約25分
  • JR西高屋駅からタクシーで約10分
  • 山陽自動車道「西条IC」から車で約20分

無料シャトルバスを運行中

  • JR西条駅 ⇔ 仙石庭園:月・水・金曜日に運行
  • 広島シェラトンホテル東側 ⇒ 仙石庭園 ⇒ JR西条駅:木曜日に運行

仙石庭園の駐車場

仙石庭園の無料駐車場を利用できます。(普通車100台、大型バスも利用可)

まとめ

仙石庭園

仙石庭園は、園内の至るどころで銘石・奇石・怪岩などが見られる国内で類をみない日本庭園です。

庭石の数は、3,000個以上で1万トン以上もあるそうで、その数の多さに驚かされます。

庭石だけでなく、仙石冨士や仙神大滝、仙石湖など見所も盛り沢山。

四季を通して、様々な表情を見せてくれるので、散策するだけでも楽しく1日を過ごせますよ。

バーベキューサイトがあったり、2023年春にはキャンプサイトをオープンするそうで、ますます仙石庭園の魅力が広がりますね。



日本ブログ村、人気ブログランキングへ参加しています。
記事を読んで頂いて、良かったらクリックして頂けると励みになります。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 自転車ブログへ   国内旅行ランキング




本記事を読んで頂きありがとうございました。
日本ブログ村、人気ブログランキングへ参加しています。

良かったらクリックして頂けると励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 自転車ブログへ   国内旅行ランキング


管理人
この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

当ブログのURL:https://tabirin2021.com
ここをクリックすると当ブログの説明と管理人のプロフィールを紹介します。

こーさんをフォローする
たびりん ~ふるさと探訪記~
タイトルとURLをコピーしました