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旅の体験談

東海道を駆け抜けて甲賀忍者の故郷を訪ねる自転車旅(草津市→甲賀市)

2024年「近畿地方4県巡り」1日目のサムネ

厳しい修行の末に身に付けた優れた身体能力を駆使して、激動の時代を駆け抜けた忍者たち。

特に有名な忍者といえば、伊賀忍者と甲賀忍者でしょう。興味がある人ならば、そんな彼らの故郷へ行ってみたい思うのは、極めて自然な流れではないでしょうか。

そういうことなので、それぞれの忍者の故郷である三重県伊賀市と滋賀県甲賀市へ向かうことに。せっかくなので、奈良県や京都府を含めて3泊4日の近畿地方4県巡りを行なうことにしました。

1日目は甲賀忍者の故郷となる甲賀市へ向かうぞ。いつも通りに電車輪行にて移動し、降り立ったのは滋賀県草津市にある草津駅。

「えっ、それならば甲賀市の甲賀駅まだ移動した方がよいのでは?」と思っている人も多いと思う。そこはそれ、旅をしながら忍者の郷へ入るというのが乙なものですね。

本記事では、滋賀県草津市から旅立ち、自転車で東海道を駆け抜けて、甲賀忍者の故郷へ訪れる様子をお届けします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車旅やサイクリングが好き
  • サイクリングの道中で見聞を広めたり、様々な体験をしたい

東海道を征く

JR草津駅周辺
JR草津駅周辺

滋賀県で2番目に人工が多い草津市。その玄関口となる草津駅へやってきました。

駅から降り立つと、周囲は結構な都会ですね。以前ビワイチを行なうため、県庁所在地のある大津市へ行きましたが、大津駅周辺より栄えているのではないだろうか。そのことにまず驚きました。

さて、輪行袋から自転車を取り出しテキパキとセッティングを整える。準備が完了すると、まずは東海道に合流するために草津停車場線(県道142号)を道なりに進みます。

すると、あっという間にお隣の栗東市へ入る。草津市さん短すぎませんかね。(笑)

4つ角の交差点を左折し、六地蔵草津線(県道116号)へ合流。そのまま東へ向けて道なりに自転車を走らせていると、旧東海道の一里塚跡を見つけました。

東海道一里塚
東海道一里塚(日本橋から換算して118里目の一里塚)

東海道には一里(約4km)ごとに距離標として、このような一里塚が設けられています。こういうのは、格好の目印になるので、当時の旅人はずいぶんと助かったのでしょうね。

今は周囲の建物が多く、家のそばにポツンと立つこちらのような一里塚というのは、見過ごしてしまうかも。なので、偶然ですが発見できて良かったです。

ひょうたん

しばらく道なりに進むと、ひょうたん直売所があったぞ。店前には、様々なひょうたんが掲げていたので面白かったです。

どうやら栗東市の目川地区は、草津宿に隣接するということで、旅人の必需品を売る色々なお店や茶屋があったみたい。旅人がお茶やお酒を入れるために、ひょうたんを使っていたのが目に浮かびます。

その後、川辺御園線(県道117号)へ入ると、途中から左折していちょう通りへ入り、栗東市役所がある方向へ向かう。というのは、いつの間にか東海道から外れてしまっていたので、軌道修正しながら先へ進むことにしました。

いちょう通りの風景
いちょう通りの風景、滋賀県でよく見かける飛び出し坊や「とび太くん」が登場

いちょう通りには、その名前の通りに道路わきにいちょうの街路樹が並んでいるので、個人的にはこのような演出は大好きかな。

しばらくして手塚交差点へ辿り着くと、上砥山上鈎線(県道55号)を進み手塚東交差点を左折し、真っすぐ進めば再び東海道へ合流。ふ~、これで一安心です。

肩かえの松
肩かえの松
肩かえの松(アップ)
肩かえの松の碑

東海道を道なりに東へ向けて、ゆっくりと自転車を走らせていると、目の前に大きくて見事なクロマツが見えてくるではないですか。

このクロマツは「肩かえの松」と呼ばれており、推定約200年の樹齢ですよ。

江戸時代に荷物の運搬などをしていた人たちにとって、この松の下が休憩場所だったみたい。この場所から荷物を担う肩を替えたということが、名前の由来なんだとか。

往時を彷彿させるような景観が実に良く、歴史街道の景観としてピッタリですね。

ここから先には、かつて石部宿(いしべじゅく)があった場所を通ります。

続・東海道を征く、石部宿と大沙川隧道を見物

肩かえの松と愛車を撮影

肩かえの松で写真撮影しながら小休憩すると、石部宿を目指して自転車のペダルを回す。本日はほとんど雲一つないほどの快晴のため、実に気持ちが良いですね。

閑静な住宅街をゆっくり進んでいけば、自然に鼻歌が出てくるものだ。住宅街の中には、いかにも古い歴史を持つ住宅がありますが、その中でも規模の大きな住宅を見つけると、思わず自転車を停車させました。

大角家住宅
大角家住宅(右手側のレトロな家屋)
旧和中散本舗の碑
大角家住宅は国の指定重要文化財
大角氏庭園の説明板
大角氏庭園の説明板(国指定名勝)

それがこちらの大角家住宅です。旧和中散本舗(きゅうわちゅうさんほんぽ)という商家だったという。

江戸時代に家庭用漢方薬「和中散」を売っていたそうな。この薬は徳川家康の腹痛を治した薬として知られています。

また、「間の宿」として公家・大名などの休憩所も務めていました。さらに春と秋の花々が最も美しい時期には、国指定名勝の庭園を特別公開するというのだから興味を引かれるかな。

また機会があるときに時期を合わせて訪れたいですね。

バカボンの飛び出し坊
なぜ、バカボンが・・・

東海道を東へ突き進んで行くと、目の前にバカボンの飛び出し坊やが現れた。なぜバカボンなのかは分かりませんが、きっと甲賀市へつけば忍者の飛び出し坊やがいるに違いない。そんな予感がします。

ロードバイクでのどかな風景の中を疾走する

いつしか住宅街を離れると、しばらくの間はのどかな風景が広がりますが、そこを抜けるとついに湖南市にある石部宿へ辿り着きました。

石部宿は東海道の51番目の宿場町です。京都の三条大橋を朝方に出発すれば、夕暮れには到着できていたそうな。そのため、「京たち石部泊り」といわれていたという。

つまり、京都から江戸へ向かう旅人にとっては、最初に宿泊した宿場ですよ。そのため、大変賑わっていたそうです。

石部宿 西縄手跡
石部宿 西縄手跡

石部宿の西端には、西繩手(にしなわて)と呼ばれた場所があり、現在は休息所を兼ねた公園になっています。それに入口前にある灯籠が良い感じかな。

東海道五十三次 全体図碑
東海道五十三次 全体図碑

園内へ入ってみると、東京から京都まで続く東海道にあった53の宿場を表した全体図碑がありました。

こういうのって、思わず見入ってしまいます。きっとそうなるのは、私だけではないでしょう。

石部宿跡地
石部宿跡地、よくある住宅街にしか見えない

宿場跡には、江戸時代を感じさせるような古い建物はあまりみかけません。

いしべ宿驛
いしべ宿驛

けれど、本陣があった場所に宿駅を再現した「いしべ宿驛(いしべしゅくえき)」があるので、立ち寄ってみよう。当時の面影をたどることができる。

いしべ宿驛は、誰もが休憩できる街角サロンとなっています。

石部宿の案内板(その1)
石部宿の案内板(その2)

また、宿場跡には湖南市観光協会が設置した案内板が至るどころに立てられていました。かつての繁栄していた様子を偲ばせます。

防災標語作品
防災標語作品

そのような中で見つけた「こわいひと やさしいふりが とくいだよ」という標語。どうやら小学生の防犯・防災標語作品のようで、ある意味真理をついており感心しましたね。

また「スマホより 目の前のこと 大切に」という標語には、現代人は色々と考えさせられるのではないでしょうか。

大沙川隧道
大沙川隧道

石部宿を抜けてしばらくすると、大沙川隧道が見えてきました。

実はこの隧道は、建築当初の位置にある日本最古の現役のトンネルなんだとか。「〇〇最古」というキャチフレーズにとても魅力を感じるぞ。

見るからにしっかりした造りなので、最古のトンネルといっても安心感があります。

ちなみにこの辺りではトンネルを「マンポ」と呼んでおり、大沙川隧道のことを地名にちなんで「吉永のマンポ」と呼んでいるのが、可愛らしいですね。

弘法杉
弘法杉

また、近くにあった案内板によると、この隊道の上には弘法杉があるそうな。

ということで、行ってみると幹回りが約6mで高さが約26mもある大杉を発見。樹齢750年もあるそうで、いかにもパワーを感じるぞ。

その後、大沙川隧道を抜けてしばらくすると湖南市ともお別れ。よいよ甲賀市の水口町へ入ります。

甲賀忍者の故郷で甲賀流リアル忍者館へ立ち寄る

杣川沿いの道を自転車で疾走
杣川沿いの道を自転車で疾走

甲賀市水口町は、東海道の宿場町(水口宿)や城下町として栄えました。

時間に余裕があれば水口城跡など色々と立ち寄りたかったのですが、今回はパス。早々と水口町を抜けて、お隣の甲南町へ向かいます。

杣川(そまがわ)に沿うような形で整備されている平坦路を進む。川の反対側には畑が広がる田舎の景色。遠くには草津線の線路が伸びており、その先にあるのが貴生川駅です。

JR貴生川駅
JR貴生川駅

甲南町へ向かうコース上の直ぐ近くに貴生川駅があったので、いつものように少し立ち寄ってみました。

壁に忍者たちが描かれている
忍者が集まって何の修行をしているのだろうか
忍者と信楽焼の狸が電車に乗っているぞ
忍者たちの中にひょっこり信楽焼の狸がいる

すると、駅の壁面や階段には忍者が描かれているぞ。さすがは甲賀忍者の故郷といったところか。

ふと立ち寄った駅で、思いもかけないものを見つけるとテンションが上がります。

忍者車検が気になるぞ。なぜ看板が逆さに?
忍者車検が気になるぞ、それに片方の看板はなぜ逆さに?

それにこちらの看板を見て頭の中が「???」に。ツッコミどころが多くないですかね。

甲南町へ入る

貴生川駅を後にして、草津伊賀線(県道4号)を東方向へ疾走すると、あっという間に甲南町へ入りました。

甲南町は甲賀流の忍者で有名な町であり、ここではリアル忍者の住宅が「甲賀流忍術屋敷」として一般公開されています。本日のお目当ての1つですよ。

この屋敷の近くには、2020年9月20日にプレオープンした「甲賀流リアル忍者館」があることも分かっているぞ。どんな施設なのか興味深々ですね。

甲賀流リアル忍者館
甲賀流リアル忍者館

ということで、甲賀流リアル忍者館へやってきました。貴生川駅から5kmも離れていないので、ロードバイクならば庭感覚で辿り着く。

甲賀流リアル忍者館の館内の様子
館内の様子

甲賀流リアル忍者館は、甲賀市の総合観光インフォメーションセンターにもなっています。

そのため、甲賀市の観光情報を始め、地域に伝わる古文書や寺社仏閣などの歴史文化資源から甲賀忍者の真の姿を紹介しているので興味深い。甲賀観光の際には、ぜひ立ち寄りたい場所ですね。

1階では、甲賀流忍者基礎修行を体験できます。私が訪れた時は、多くの子供たちが楽しそうに遊んでいました。

水遁
水遁
火遁
火遁

敵から隠れたり逃げたりするための忍術(水遁・火遁・金遁・土遁・木遁)を使いこなそう。特に水遁・火遁・金遁では、実際にこれらの忍術を使っているようにみえるAR撮影を楽しめる。

手裏剣投げ
手裏剣投げ

それに忍者のお馴染みの武具である「手裏剣投げ」が体験できるのもGood。

手裏剣は鉄製ではなく危険度は少ないですが、危ないので、絶対に人へ向けて投げないように気を付けて下さいね。

黒装束の忍者
黒装束の忍者

最後に館内の目立つ位置に掲げられた黒装束の忍者にお別れをして、甲賀流リアル忍者館をあとにしました。

リアル忍者が暮らしていた「甲賀流忍術屋敷」が面白い

甲賀流忍術屋敷
甲賀流忍術屋敷

甲賀流リアル忍者館から徒歩約5分ぐらいしか離れていない所に、甲賀流忍術屋敷があります。

この屋敷は、江戸時代の元禄年間(1688~1704年)に建てられた現存する本物の忍者屋敷。そのため、外敵に備えて様々なカラクリが巧妙に隠されているので楽しみです。

主人の間
主人の間

屋敷内の主人の間へ足を踏み入れると、どうみても普通の家の居間としか思えない。

押し入れの床には、隠し通路の入口がある
押し入れの床には、隠し通路の入口がある

そこは忍者屋敷、押し入れの中には秘密がいっぱいだ。床が取り外せる構造なので、いざという時に床下から脱出を図れる。

また、「どんでん返し」と呼ばれる回転戸から廊下側へ素早く移動できるぞ。このように至るどころに外敵から早々と逃走できる仕組みが整っているのには、驚きました。

見張り窓
中2階の見張り窓からは、1回の様子を監視できる

それに隠し梯子を使って2階へ逃走し、素早く梯子を回収すれば、敵は2階の存在なんて気が付かないでしょう。実際は3階建ての屋敷なのですが、外から屋敷を見ても普通の平屋にしか見えません。

その他にも「落とし穴」や「しのび窓」など面白いカラクリが多く、人間の心理を突いたカラクリの数々に感心しました。

忍者が使用していた道具や書籍の展示室
忍者が使用していた道具や書籍の展示室

また、屋敷内には、実際に甲賀忍者が使用していた武具や道具が展示されています。

手裏剣や撒菱(まきびし)、杖に見せかけて刀を隠している「仕込み杖」などお馴染みの武具を始め、湿地などを歩く際に使用する有名な「水蜘蛛」などの忍者道具もあり見応えがありました。

忍者ファンはもちろんこと、そうでない方でもアイデア満載の武具・道具に驚くだろう。

甲賀流忍術屋敷については、下記関連記事でくわしく紹介します。

忍者体験ができる「甲賀の里忍術村」へ行くぞ

飛び出し坊や「忍者(黒)」
飛び出し坊や「忍者(黒)」

甲賀流忍術屋敷を後にして、次に向かうのは「甲賀の里忍術村」です。

甲賀の里忍術村は、忍者の体験ができるというテーマパーク。甲南町のお隣にある甲賀町の山中にあります。

その道中には、忍者をモチーフにした飛び出し坊やを何度も見かけました。絶対あると思っていたぞ。けれど、忍者装束のカラーバリエーションが豊富なのには驚いたかな。

飛び出し坊や「忍者(赤)」
飛び出し坊や「忍者(青)」
飛び出し坊や「忍者(黄)」

私が目撃したものだけでも黒色・青色・赤色・黄色の4種類も見かけました。

いったい何種類あるのか分かりませんが、きっと白色や桃色もあるのではないでしょうかね。

六角堂
六角堂

町中で見つけた六角堂が良い感じだったので、思わず自転車を停めてパチリと1枚撮る。あまりの自然な流れで自動的に撮っていたので、自分でも驚いたぞ。オートマター現象と命名しよう。(笑)

草津伊賀線(県道4号)を東へ進み、野尻交差点を左折すると、そのまま真っ直ぐ北方向へ進みます。

徐々に市街地から離れていく

周囲は次第に民家が少なくなっていき、勾配も徐々に上がっていきますが、本格的なヒルクライムには程遠く、なだらかな坂道といったところか。

その後、相模水口線(県道126号)へ合流すると、忍術村の東口へ向けて急坂を駆け上り駐車場へ到着しました。では、忍術村へ参るとしましょう。

甲賀の里忍術村(東口)
甲賀の里忍術村(東口)

東口で受付をすませ、村内へ入ると忍者装束を身にまとったちびっこ忍者たちが、たくさんいるではないですか。よくよく考えればここはテーマパークなので、家族連れが多いのも納得です。

子供たちが元気に駆けまわる姿というのは、本当に微笑ましいですね。

塀横歩き
【塀横歩き】体を横にしながらガニ股歩きすればクリア間違いなし

村内には「石垣登り・塀越え・塀横歩き・壁づたい・綱渡り・坂道上がり・一本渡り・井戸抜け・水蜘蛛」といった9つの忍者体験ができる。

これらの忍者体験へ挑戦し、入口で配布するパンフレットに記載された忍び文字を9つ全てゲットすると、「免許皆伝」の巻物をもらえるぞ。

忍者衣装を身にまとい駆け巡れ
【坂道上がり】忍者衣装を身にまとい駆け上れば、気分は忍者そのものだ

たとえばこちらの「坂道上がり」では、単純に山の傾斜を駆け上るという修行ですが、運動不足の人にとっては中々大変かも。

そんな坂道を何事もなく楽しそうに駆け抜ける子供たちの姿が印象的でした。

「えっ、私は挑戦しないのか?」ですって、人には向き不向きというのがあるのだから無理強いはよくない。なので、坂道上がりはパスということで。(敵前逃亡じゃないので悪しからず。)

水蜘蛛
甲賀忍術博物館に展示している忍者道具の中でも有名な「水蜘蛛」

また村内には、様々なカラクリが仕掛けられた「からくり屋敷」や忍術資料の保有量は世界一の「甲賀忍術博物館」があります。

からくり屋敷は、先ほど訪れた甲賀流忍術屋敷で見かけなかったカラクリもあったので、カラクリに興味がある方は、ぜひ両方体験して下さいね。

広々とした村内を歩きまわり、時には忍者体験をしたり、時には忍者体験に精を出す子供たちをそっと見守りながら過ごしました。

甲賀の里忍術村については、下記関連記事でくわしく紹介します。

忍者関連の駅を巡り甲賀忍者が崇拝した油日神社へ赴く

JR甲賀駅
JR甲賀駅

甲賀の里忍術村をあとにした頃には、すでに太陽がだいぶ傾きかけており、辺り一面は少しだけオレンジ色に染め上げていました。

そんな中、自転車を快調に飛ばしながら山中を下り、訪れたのが甲賀駅です。

甲賀駅には合計7種類のトリックアートがあります。それも忍者のトリックアートというのだから訪れない訳にはいかないでしょ。

忍者のトリックアート(その1)

おっ、これは逆さ向きに忍者のイラストが描かれている。どう使うのだろうか、気になりますね。

実はこの前に立って写真を撮れば、まるで天井からぶら下がったように撮れる仕掛けなんだとか。なるほど、面白いです。

忍者めし取ったりとできるかも
忍者めし取ったりとできるかも

その他には、天井の壁に隠れた忍者がいたり、窓から飛び出す忍者がいるぞ。また、ベンチに座って忍者たちに話しかけ得たり、石垣に隠れた忍者を発見したりするのも面白い。

天井裏からロープを使って颯爽と登場する忍者

特に南口の階段の踊り場には、一番大きなトリックアートが描かれていました。天井裏からロープを使って颯爽と登場する忍者たちがステキ!!

楽しみ方はアイデア次第で無限大なので、色々なポーズを決めながらカメラ撮影を楽しみましょう。

忍者の銅像

最後に駅舎前にある忍者の銅像に別れを告げ、草津伊賀線(県道4号)を東へ向けて進みました。

草津伊賀線の風景
草津伊賀線を油日神社へ向けて疾走

本日最後に訪れるのは、甲賀忍者の集会所であった「油日神社(あぶらひじんじゃ)」です。甲賀駅から約4kmほど離れた場所に鎮座しています。

油日神社は、南北に本殿・拝殿・楼門が建ち並び、楼門の左右には境内を囲むように廻廊がのびる様が美しい神社ですね。

また、「るろうに剣心」など映画のロケ地としてもよく活用される注目の神社だ。なので機会があれば、立ち寄ってみたいと思っていました。

油日神社の最寄り駅は油日駅ですが、駅舎の外観が面白いということなので立ち寄ると・・・

JR油日駅
JR油日駅

どうみても忍者にしか見えない。まるで巻物を手にした忍者が、忍術を唱えているように見えるかな。

このような建築物は個人的に大好きなので、これからも旅先で色々見つけられたら嬉しいです。

油日神社の一の鳥居
油日神社の一の鳥居
油日交差点
油日交差点

その後、住宅街にある油日神社の一の鳥居をくぐり抜け、真っすぐ進むと油日交差点へ到着。

夕暮れ時は綺麗に感じる

そこから神上野線(県道131号)を道なりに進み続ける。周囲はかなりオレンジ色に照らされており、早くしないと日が暮れてしまうので焦ります。

そんな心配をしていましたが、一の鳥居から約2kmほど進むと、油日神社へ到着。日が沈む前に、境内を見て回る時間は取れそうです。

油日神社の楼門と回廊
油日神社の楼門と回廊

参道を歩いた先には、油日神社の美しい楼門と回廊にご対面。うん、これが見たかったぞ。それにしてもバランスがよくて美しすぎる♪

こうして参拝をすますと、完全に暗くなった夜道をゆっくりと走りながら宿泊先へ向かい、本日の旅は終わりを告げました。

尚、油日神社については、下記関連記事でくわしく紹介します。

まとめ

日没近くの風景
日没近くの風景

本日は、1日中晴天に恵まれ気持ちの良い自転車旅をおくれました。

江戸時代の五街道の1つとして知られる東海道を、当時の様子を偲びながら自転車を走らせるのは趣きがありますね。

その後、甲賀忍者の故郷へ入り、ゆかりの地を巡るのは楽しかったです。

甲賀流忍術屋敷では、実際に忍者が住んでいたカラクリ満載の屋敷を体験しながら見物できる。また、甲賀の里忍術村は、忍者のテーマパークとして、忍術修行を体験できます。

忍者関連の施設を見て回ることで、本日1日だけでもより忍者にくわしくなりました。さて2日目は伊賀忍者の故郷・伊賀市へ向かうぞ。

どんな旅になるのかお楽しみに。



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年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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