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絶景・観光スポット紹介

招き猫の御朱印帳がある金山寺、動くふすま絵を見学しよう

金山寺の山門

裸祭りを知っていますか。

お祭り好きの方なら知っている人も多いと思いますが、日本三大奇祭の一つに数えられています。

この裸祭り発祥の地が金山寺なのです。

また、金山寺にはトリックアートの技術を使った動くふすま絵を見学する事ができます。

トリックアートとは、目の錯覚を利用して、実際は動いていないのに動いているように見せる絵の事ですね。

この寺の周辺には、福を呼ぶ700匹の招き猫が展示されている招き猫美術館があり、金山寺と一緒に訪ねてみると面白いですよ。

尚、招き猫美術館については、下記記事で紹介します。

この美術館の開館当時は、金山寺の境内にて招き猫を展示していた歴史があります。

そのためか、この寺には招き猫を描いた御朱印帳を販売していました。

それでは、金山寺で体験した出来事をお話します。

裸祭り発祥の地、金山寺を訪ねて

山門は工事中?

金山寺の山門
山門

山門を眺めて見ると、工事をしているのでしょうか、周囲には足場が組まれていました。

見るからに老朽化が進んでいるように感じられます。

後から知ったのですが、これは工事中ではなく、この姿が今のデフォルトのようです。

この足場は山門を支えるものではなく、瓦が落ちて参拝者へ当たらないよう配慮した結果のようですね。

この山門は1645年(正保2年)に建立されたと言われており、入母屋造り本瓦葺きの三間一戸の桜門です。

歴史が古い貴重な山門ですね。

山門をくぐり抜け、金山寺へ向けて階段を上がって行きました。

階段を上っている途中で振り返って見ると、眺めの良い景色を見る事ができます。

【神社仏閣の紹介】

私は旅の道中に神社や寺院へ良く訪れて御朱印を頂いていますね。私が訪れたことのある神社仏閣を下記記事で紹介します。

客殿へ立ち寄る

金山寺は749年に開山した岡山県最古の古刹です。

備前48ヵ寺の根本道場として栄えたと言われています。

奈良時代に報恩大師が開山して、平安末期に入ると栄西禅師が入山して灌室、菩薩堂などを建立しました。

客殿・庭園が一般公開されていて、貴重な襖絵や仏像などを拝観することができます。

600年の間、毎年2月の第一土曜日の夜には金山寺会陽(はだか祭り)が行われています。

はだか祭りについては、先日訪れた西大寺で触れました。

西大寺については下記記事の中で紹介しています。

階段を上った先にあった案内板に従い、拝観入口の方へ向かったのです。

道中には趣のある石垣が見られますね。

これは客殿の玄関のようですね。良い雰囲気です。

玄関口の隣には、金山寺の事務所入口がありました。

事務所の中へ入った後で、金山寺の拝観料と招き猫美術館の入館料がセットになった共通券を1,000円で購入しました。

共通券を購入すると100円お得になります。(通常大人で金山寺拝観料は500円、招き猫美術館の入館料は600円です)

住職と事務員に写真撮影と撮った写真をブログへ公開することに了承を頂きました。

建物内には、撮影自由の事やSNSでの共有をアナウンスしています。

私の他にも数組の参拝客がお見えになられていたため、一緒に室内を周りました。

このような部屋で庭を眺めながらお茶と読書を楽しむのも良いですね。

庭には立派な鬼瓦がありました。

カッコイイですね。(笑)

そして、内仏殿にて阿弥陀三尊と対面しました。

その姿は穏やかでこの世の全てを悟っている感じがします。

そして多くの人たちを救済するために導いてくれるのでしょう。

阿弥陀三尊へ願いを込めてお祈りをしました。

いろんな部屋を見学しよう

他の部屋を見学してみましょう。

まずは「書院」からです。

立派な掛軸が掛けられていますね。

残念ながら私には達筆すぎて何を書いているのかわかりません。(笑)

続いて「鶴之間」です。

この部屋のふすま絵は、伊勢物語の東下りの段で在原業平(ありわらのなりひら)が東海道を下り駿河湾へ差し掛かった様子が描かれています。

また、廊下には籠が吊られていました。

この籠は歴代の住職や藩主が使用したそうです。

動くふすま絵にチャレンジ

案内人から動くふすま絵の話を聞きました。

なんだか面白そうですね。

案内に従い動くふすま絵のある部屋へ移動します。

案内係の人から動くふすま絵について説明を聞いて、まじまじとそのふすま絵を見ます。

例えば、こちらの絵ですと、左右に動きながらこの絵を見続けていると机の長さが短くなったり長くなったり変化するそうです。

私も試したみましたが、結果は「・・・・・」何もおきません。

次にこちらの絵の場合は、左右に動きながらこの絵を見続けていると、赤い服を着たおじさんの腰が左右へ動くそうです。

早速私もチャレンジしましたが、残念ながら腰が動いているように見えません。

何かやり方が悪いのでしょうか。

それとも感性が鈍いのでしょうか。

気持ちを切り替えて次にいきます。

次の絵は、盃を持ったおじさんの目を左右に動きながら見続けていると、私の方へ向けて目が動くそうです。

試して見た結果はやっぱり駄目でした。

どうやら私だけではなく周りにいた他の参拝客も余り結果が芳しくないようです。

その様子から案内人が「次は分かり易いですよ。」と声を掛けてくれます。

次の絵は、階段の向きが左右に動いた方向へ向き直ると言うことです。

やってみましょう。

確かに階段の向きが動いて見えます。

その結果に思わず「おー」と声が出ました。

しばらくこの部屋にとどまり、他の絵の前で左右に動きながら絵を見続けていると、何と机の長さが短くなったり長くなるように見えてきたのです。

また、赤いおじさんは腰を振り続け、盃を持ったおじさんは私が動いた方向へ目を向けてくれます。

これは面白いですね。

夢中でやってしまいました。(笑)

角大師のある風景

角大師のお札
角大師のお札

部屋の戸口には、角大師のお札が貼られているのが見られます。

金山寺では古来より伝わる版木を使って、手刷りで角大師を刷っているそうです。

このお札を戸口へ貼ると、災難や疫病が家の中へ入ってこれなくなる魔除けのご利益がありますね。

御朱印の入手と招き猫の御朱印帳

住職にお茶を頂きました。

ありがとうございます。

お茶を飲みながら御朱印が書き上がるのをしばらく待ちます。

辺りを見回すと、背の高さ違いの同じ形をした人形が並んでいるのを見つけて面白かったです。

また、お地蔵様と黒の招き猫の組合せが何だかありがたいですね。

更にこの金山寺のオリジナルでしょうか、招き猫の御朱印帳がありました。

かわいいですね。

少し心が動かされましたが、私の今の御朱印帳は4冊目。

既に5冊目も購入しています。

まだしばらくは新しい御朱印帳を必要としないため、次回購入する時に考えようと思いました。

世の中にはいろいろな柄の御朱印帳があり、それぞれオリジナリティがあるため、どれを購入すれば良いのか迷いますね。

いろいろ選択ができるのは嬉しい限りです。

御朱印帳の他にもお守りや角大師のお札などが販売されています。

私は5種類ある御朱印をセットで頂くのではなくて、単独で千手観音の御朱印を頂きました。

この金山寺には多くの文化財が保存されており、その中でも国指定の重要文化財として金山寺文書がありますね。

これは、平安時代から室町時代までの古文書7巻と縁起書1巻からなっているそうです。

どのような事が書かれているのでしょうか。

何にせよ、当時の平安時代や室町時代の生活を知る上では貴重な資料だと思います。

金山寺の基本情報とアクセス

住所岡山県岡山市北区金山寺481
電話番号086-228-0926
拝観料一般で500円、小学生まで300円

【お得情報】

  • 金山寺拝観料と招き猫美術館の入館料がセットになった共通券を1,000円で販売。尚、共通券は小学生までの場合500円で販売。
  • 御朱印は5種類有り。5枚セットで1,500円。ご本尊1種類の場合は1枚500円。

【アクセス】

  • JR岡山駅からタクシーで約20分
  • 最寄り駅の備前原駅からタクシーで約9分

備前原駅から徒歩で向かう事ができますが、上り道が続くため結構たいへんです。タクシーを利用した方が良いでしょう。

こちらの案内板がある場所からは、金山寺の山門が見えますね。

金山寺の駐車場

車で金山寺を訪れる場合は、山門前に駐車場がありますので、そこへ駐車すると良いでしょう。

普通車では5台ほど駐車できますね。

また、少し離れて護摩堂横のスペースには、50台ほど駐車できます。

まとめ

穏やかで全てを悟りきっている阿弥陀三尊へお祈りを捧げてみると、心が非常に落ち着いた感じがしましたね。

また、動くふすま絵は、最初は動くように見えなくて苦労しましたが、諦めずにチャレンジする事で動くように見えました。

現存するのが珍しいふすま絵なので、是非近くへ訪れる事があれば体験して見て下さいね。



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管理人
この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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