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歴史ある丸亀のうちわ、ミュージアムで見学・うちわ作り体験できます

大きな丸亀うちわ

「うちわ」とは、手で扇いで風を起こす道具です。

誰もが知っている日常の道具であり、どこのご家庭にも1本はある事でしょう。

香川県丸亀市には、江戸時代から作れて続けてきた「丸亀うちわ」の歴史と伝統があり、今では全国シェア90%を誇るうちわの生産地として、その地位を不動の物としています。

現代の生活様式の変化に伴い、エアコンや扇風機の普及でうちわの生産量そのものは昔と比べて減少しているのが現実です。

しかしながら、昔から続く風情溢れる夏の風物詩として、うちわは日本人には欠かせない道具であり、今でも根強い人気を誇っていますね。

この丸亀うちわについて、展示品の見学やうちわ作りの実演・体験ができる施設が丸亀市にはあり、その施設が「うちわの港ミュージアム」です。

本記事では、「うちわの港ミュージアム」ついて紹介します。

丸亀うちわの博物館、歴史と伝統を伝える

丸亀うちわの歴史

館内へ入り、職員へ館内の写真撮影と撮った写真をブログへ公開する事について了承を頂きました。

文献がショーケースの中に並んでいます。

丸亀うちわを咥えた可愛いマスコットですね。

丸亀うちわの歴史は、1633年(寛永10年)頃、金比羅参詣の土産物として、朱赤に丸金印の渋うちわが作られたのが始まりと言われています。

1781年から1789年の間には、丸亀藩江戸詰大目付瀬山登によって、丸亀藩の下級武士の内職として奨励されていました。

それが次第に一般町民へ広がり、丸亀の代表的な地場産業の地位を築いていきます。

丸亀地方で歌い継がれている歌には「伊予竹に土佐紙貼りてあわ(阿波)ぐれば讃岐うちわで至極(四国)涼しい」があります。

これは、竹は伊予(愛媛県)、紙は土佐(高知県)、ノリは阿波(徳島県)というように讃岐(香川県)の周辺地域には、うちわを作るための材料が全て揃っている事を表していますね。

現代では、うちわ作りの職人が多数住居する丸亀市において、全国から特色あるうちわ作りを任されています。

その結果、柄と骨とが一本の竹から作って行く「丸亀うちわ」と各産地の特色を取り入れた新しい丸亀うちわは、多様さも日本一を誇り、1997年(平成9年)5月14日には国の伝統的工芸品に指定されました。

うちわの骨が織りなす美しさ

館内の奥へ歩いていくと、うちわの骨が織りなす美しい通路へ辿り着きます。

その光景に「おー、素晴らしい」と思わず賞賛を送りました。

この通路は、瀬戸内国際芸術祭2010で展示されていた「うちわの骨の家」を解体後に、この博物館にて再生した物です。

たくさんの骨組みが合わさる事で、いつもと違ううちわの姿に驚きますね。

こちらを見て下さい。うちわの骨の美しさが良くわかります。

通路の距離自体は短いですが、その通路で招き猫を発見。何だか癒されますね。

この通路からは、丸亀うちわを展示しているフロアへ向かうため、そちらへ行ってみましょう。

【オブジェやアート作品あれこれ】

旅を続けていると、施設内はもちろんのこと道端にもオブジェやアート作品を見かけますね。私が旅の道中で目撃した作品たちを下記記事で紹介します。

丸亀うちわの展示品を見学しよう

大小様々な丸亀うちわが展示されていました。

昭和40年代に作られたうちわです。

うちわの絵柄に当時の世情を感じます。

樹脂製のうちわが現代の主流であり、機械で大量生産を行います。

それに対して、丸亀うちわは、熟練した職人の手仕事で1本1本作られるため、深い温もりを感じる事ができますね。

また、仰ぐ時の軽い使い心地や手馴染みの良さなどが秀逸です。

その他には、柄と骨が一本の竹から作られている物が多い事が特徴であり、柄は丸柄と平柄があります。

民芸品やインテリアとして扱ううちわの作成にも取り組んでいるのです。

フロアに展示されていた丸亀うちわを見て周りましょう。

ユニークなデザインが目に留まります。

カラフルなうちわですね。

丸亀うちわのイメージキャラクター「瑠々風」(るるか)が見守ってくれています。

この瑠々風は、丸亀うちわが誕生した頃から、丸亀うちわを見守っているうちわの精です。

背中に背負った魔法の大うちわを扇いで邪を払う特技があります。

これは、大きなうちわですね。持ち上げるのが大変そうです。

その他には、芸能人や歌手などのサインが書かれたうちわが展示されていました。

美川健一さんや天童よしみさんもこの博物館へ訪れたみたいです。

これは自転車乗りで有名な芸人である安田サーカス団長のサインですね。

【著名人あれこれ】

旅の道中で立ち寄った博物館や美術館では、著名人のサインが飾られていたりしますね。私が目撃した著名人のサインについて下記記事で紹介します。

うちわ作りの実演について

うちわの港ミュージアムでは、丸亀うちわの展示だけではなく、うちわ作りの実演を見る事ができます。

残念ながら、私が訪ねた時にはうちわ作りの作業をしていなかったため、見学する事ができませんでした。(泣)

これがうちわ職人の実技見学ができる場所です。

是非、職人技である華麗な手さばきを見て見たかったですね。

丸亀うちわには全部で47の工程があり、一つ一つに職人の磨かれた技術が込められています。

大きく分けると「骨」作りと「貼り」作業の2つの作業に分ける事ができて、基本的に一人の職人が全ての工程を行います。(昔は「骨」と「貼り」で作業を分けていたそうです。)

うちわ作りにチャレンジ

うちわの港ミュージアムでは、職人によるうちわの手作りを見学するだけでなく、自分でうちわ作りを体験する事もできるのです。

しかし今はコロナ渦。手作り体験は中止になっていました。(泣)

うちわ作り体験について調べてみると、下記手順で行うようです。

① 受付(予約)する。

② お気に入りのデザインを選ぶ。

③ うちわを手作りする。

④ うちわが渇くまで待つ。

⑤ 仕上げ作業を行なう。

まずは、予約しましょう。当日予約でも大丈夫です。

しかし、スムーズにご案内されるためには事前に予約しておいた方が安心ですね。

このうちわ作り体験では、うちわの骨部分は出来上がっている状態から始まります。

まずは、本を見て、うちわの豊富なデザインの中から自分が気に入った物を選びましょう。

伝統工芸士や丸亀うちわニュー・マイスターから丁寧にうちわの作り方を教わりながら、自分で骨に糊を丁寧に塗っていき、選んだデザインの紙を貼る作業を行います。

そして、糊が渇くのを待ちましょう。

渇くまでの間に館内を見学したり、土産ショップでお買い物を楽しむのも良いですね。

最後は仕上げ作業を行い完成します。

自分だけのマイうちわを作ってみて楽しみましょう。

丸亀うちわのお土産

うちわの港ミュージアムでは、丸亀うちわの販売も行っています。

豊富なでデザインで、たくさんのうちわが所狭し並んでいて、一つ一つ見てみるのは楽しいです。

自分の身近な人たちの顔を思い浮かべながら、お土産に買って帰るのも良いですね。

うちわの港ミュージアムの基本情報とアクセス

住所香川県丸亀市港町307-15
電話番号0877-24-7055
営業時間9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料無料

【うちわ作りの体験】

うちわ作りの体験ができます。

  • 受付時間は9:30~11:30、13:30~15:30(予約要)
  • 所用時間は約40~50分(5人以上の場合は約90分ぐらい)
  • 体験料は1本800円

【アクセス】

  • 最寄り駅のJR丸亀駅からタクシーで約5分(徒歩の場合は約11分)
  • 坂出ICから車で約15分

うちわの港ミュージアムの駐車場

敷地内に普通車が約50台駐車できるスペースがあります。

また、大型バスの駐車も可能です。

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ系自転車が駐輪できるサイクルスタンドが用意されています。

まとめ

日本の夏には、浴衣とうちわが似合います。

特に手作りうちわの素朴な味わいには、捨てがたい魅力があり、今後も後世へ残していきたい伝統工芸品の一つです。

丸亀市はうちわの街であり、古くからうちわの歴史が刻み込まれています。

この「うちわの港ミュージアム」を訪れて、大変興味深く丸亀うちわについて知る事ができて、とても満足しました。

【サイクリストの管理人からの一言】

うちわの港ミュージアムのように、後世に残していきたい伝統工芸品を眺めていると知らなかった物を知る喜びに打ち震えますね。新しい発見は旅の醍醐味の一つであり、自転車旅を続けて行けるモチベーションにもなり得るのです。下記記事ではそんな自転車旅の魅力についてお伝えします。

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