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絶景・観光スポット紹介

標高927mの絶景!雲辺寺と周辺の公園へロープウェイで訪れよう

雲辺寺と雲辺寺山頂公園の紹介サムネ

四国霊場中最も高い山頂に位置する「雲辺寺(うんぺんじ)」。

かつては多くのお遍路さんを泣かせた「遍路泣かせ」の難所でした。現在では、ロープウェイで標高927mの雲辺寺山頂へ辿り着けるため、移動がとても便利になっています。

雲辺寺周辺にある雲辺寺山頂公園では、三豊平野や瀬戸内海、観音寺市を一望できるフォトジェニックスポットとして人気が高い。また、園内に設置された天空のブランコに揺られながら、眼下の景色を楽しもう。

それに加え、360度のパノラマ絶景を堪能できる「毘沙門展望館」や、個性的な表情が素敵な「五百羅漢像」など見どころが目白押し。あじさいシーズンでは、約3万株の色鮮やかな紫陽花(あじさい)を満喫できるのでお見逃しなく。

本記事では、ロープウェイに乗って訪れる雲辺寺と雲辺寺山頂公園の魅力を紹介します。

雲辺寺とは

雲辺寺(本堂)
雲辺寺(本堂)

雲辺寺は、真言宗御室派の寺院であり、四国八十八カ所霊場の第66番札所です。

雲辺寺山には、香川県と徳島県の県境がありますが、雲辺寺の所在地は徳島県になっています。(霊場としては、香川県側では第1番札所となる。)

約1,200年の歴史があり、789年(延暦8年)に16歳の空海が寺を建立するための木材を求めてこの山へ入ったそうな。その際、深遠な霊山に心うたれて堂宇を建立しました。

807年(大同2年)には、嵯峨天皇の勅願により、再び入山することに。そして、空海はご本尊の千手観世音菩薩を刻み安置したと伝えられています。

雲辺寺(大師堂)
大師堂
仁王門
仁王門

また、戦国時代には、土佐の長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)が登山したことで有名。その際、眼下に広がる伊予や讃岐を望みながら、四国合併の野望を夢見たそうですね。

夏には、あじさいが全山一面に咲き誇り、晩秋には紅葉の名所となります。

雲辺寺ロープウェイに乗って雲辺寺山の山頂へ

雲辺寺ロープウェイ
雲辺寺ロープウェイ

雲辺寺ロープウェイは、山麓駅から山頂駅までを毎秒10mの速さで移動します。

全長は約2,600m、高低差は約660mもあり、この区間を約7分間という短時間で駆け上る。スリル満点の空中遊泳を楽しもう。

山麓駅周辺には、お食事処や土産店があるので、ロープウェイが運行するまでしばしの時間をくつろいで下さいね。

雲辺寺ロープウェイの乗り場に売店あり
雲辺寺ロープウェイの乗り場には売店あり

ちなみにロープウェイの乗り場にも菓子類や雑貨などが販売されているぞ。また、入り口前には自動販売機があります。

往復分のロープウェイ入場券を購入すると、ゴンドラへ乗り込み、よいよ山頂へ向けてレッツゴー♪

スイス製のゴンドラ
スイス製のゴンドラ

イエロカラーのゴンドラの外観は、中々カッコイイ。スイス製なんだそうな。定員101名まで乗れるほどの大型ですよ。

そもそも雲辺寺ロープウェイは、日本最大級の規模を誇るロープウェイですね。

三豊平野と瀬戸内海が織りなす景色

窓越しからは三豊平野と瀬戸内海が織りなす景色を見渡せる。また、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の壮大さよ。

ゴンドラが上昇するにつれ、より遠くまで見渡せるのが素晴らしいです。

床には除き窓がある
床には除き窓がある

特に床下に設けられた窓越しから除くと、スリリングな感覚を体験できます。(高所恐怖症の人は怖いかも)

すれ違うゴンドラ
すれ違うゴンドラ

ゴンドラは2台同時に運用しているため、空の上を進んでいる途中でもう1台のゴンドラとすれ違いました。(すれ違う前に添乗員よりアナウンスあり)

雲辺寺ロープウェイのおかげで、雲辺寺へ参拝するお遍路さんも大満足だろうな。もし山頂まで歩くとなると、大変すぎるぞ。

バイタリティーがある人は、登山道をどうぞ!
バイタリティーがある人は、登山道をどうぞ!

ちなみ、山麓駅の近くから登山道が続いています。登山道からだと頂上まで徒歩で約2時間ほどかかるみたい。

う~む、時間がかかりすぎるので、登山に興味がある人でないと利用しなさそうですね。

山頂駅
山頂駅

つかの間の空中遊泳を楽しんでいると、ゴンドラは山頂駅へ到着しました。

この時の温度は21℃でしたね。山麓の温度を確認するのを忘れましたが、聞くところによると山麓との温度差は約7℃ほどあるそうです。どうりで、涼しく感じるはずだ。

手のひらの形をした椅子
手のひらの形をした椅子

山頂駅を出ると小さな広場があり、そこには手のひらの形をした椅子がたくさん並んでいるではないですか。

このような遊び心は、個人的に大好き。見た目はシュールですけどね。(笑)

香川県と徳島県の県境
香川県と徳島県の県境

また、雲辺寺山は香川県と徳島県の県境になっているぞ。

なぜか県境を見ると、その境界をジャンプして飛び越えてしまいたくなるのは、テレビ東京で放映されている太川陽介さんのバス旅の影響だろうな。

ということで、県境をジャンプで飛び越えた次第です。興味がある人は、ぜひ試して下さいね。ちょっとした達成感があります。

雲辺寺や雲辺寺山頂公園などの道案内

山頂駅の近くには、雲辺寺や雲辺寺山頂公園などの道案内があるので、案内にしたがい歩いていきましょう。

どこから行ってもいいのですが、絶景を楽しめる雲辺寺山頂公園と毘沙門展望館へ向かい、その後に雲辺寺へ向かうのをおすすめします。

雲辺寺山頂公園はフォトジェニックスポット

雲辺寺山頂公園の風景
雲辺寺山頂公園の風景

雲辺寺山頂公園では、青々とした芝生広場が広がり開放感がたまりません。

思わず芝生の上でゴロンと寝転んでいたくなるほどですよ。この公園には、SNSで話題となった「天空のブランコ」があります。

その他にも絶景をバックに記念撮影が出来る「天空のフォトフレーム」や可愛い「天空のベンチ」などフォトスポットがいっぱい。

三豊平野や観音寺市、瀬戸内海が織りなす景色
雲辺寺山頂公園からの眺望

そして、何といっても眼下に広がる三豊平野や観音寺市、瀬戸内海が織りなすパノラマ絶景を堪能できます。

私が訪れた日は、雲で霞んでしまっていたので少し残念でした。それでも見事な景色に満足満足♪♪

快晴ならば、もの凄い絶景を楽しめたのは間違いないでしょう。

天空のブランコ
天空のブランコ(その1)
天空のブランコ
天空のブランコ(その2)

奥の方へ歩くと、天空のブランコを発見。(ブランコは全部で4つありました。)

木製でできたブランコは、温かみがあるデザインなのがGood。ブランコに揺られながら、眼下の絶景を楽しめます。

それにブランコをおもいっきり漕いでみれば、空へ向かって飛び立つようなスリルを味わえる。

ブランコの体重制限

私も乗ろうと思いましたが、なんとブランコには体重制限があるではないですか。

60kgまでの人が乗れるみたい。私はアウトです。泣く泣くあきらめた次第です。(シクシク)

天空のフォトフレーム
天空のフォトフレーム

また、木製でできたフォトフレームもあるので記念撮影にピッタリ。それにデザインが秀逸ですね。

フォトフレームの手前側にはカメラを置く台座があり、写真撮影の手助けをしてくれる。天空のブランコ前にも同じ台座がありました。

フォトフレームの大きさは高さ2m、幅3mほどです。枠内で様々なポーズを取って記念撮影をして、ぜひ記憶に残る1枚を撮って下さいね。

作品名「霞む平野を望む」
作品名「霞む平野を望む」

こちらは、私が撮った写真。どうですか、まるで一枚の絵画のようでしょ。「霞む平野を望む」と命名します。(笑)

また、園内にはテーブルやベンチもあり、ここでご飯を食べるのも美味しそう。ピクニックやハイキングにもおすすめです。

個性的な表情の「五百羅漢像」にビックリ

五百羅漢像
五百羅漢像

山頂駅から雲辺寺へ向かう道中では、五百羅漢像がお出迎えしてくれます。

五百羅漢像とは、仏陀の弟子である500人の羅漢を彫像にしたものですね。弘法大師が初めて中国へ訪れた際、福建省にある五百羅漢院の羅漢像を模したものといわれている。

庶民から尊敬を集める存在として、五百羅漢像を楽しめるお寺は国内にそれなりに多いです。

この雲辺寺の羅漢像の面白いところは、彫刻した石工たちが自分の知人の表情をイメージしたのではないかといわれているところだ。

その表情は、まさに千差万別。一つ一つの羅漢像の表情は見ていて飽きない。

迫力あるお顔
迫力あるお顔

たとえば、こちらの羅漢像では、口をへの字に曲げ、ギョロリとした大きな目で睨み付けている。これは、怖すぎるぞ。小さな子供ならば泣き出すかも。

それに指を二本立てて、何かしらの法力を唱えるのだろうか。そのような表情や仕草から色々と連想してしまいます。

五百羅漢と仏様
塔の周辺には特別感がある

おっ、塔の周りに五百羅漢が集まっているではないですか。それに塔の前にいるお方は、きっとお釈迦様に違いありません。

お釈迦様
お釈迦様

近付いてみると、入滅を表したお釈迦様のお姿を拝見できました。

お釈迦様の入滅を描いた絵画は「涅槃図(ねはんず)」と呼ばれており、弟子や鳥獣などが取り囲み、嘆き悲しむ様子が描かれている。その情景を思い浮かべてしまう配置です。

これらの羅漢像は、参拝者の幸せを願った先代住職の発案なんだそうな。1998年から7年越しで五百体がそろったというのだから感無量ですね。

一体ずつに番号と名前が付けられているのだから、よほど愛着があるのだろうと思いました。

雲辺寺はナスがいっぱい、「おたのみなす」で願いを叶える

ナスの腰掛(おたのみなす)
ナスの腰掛(おたのみなす)

雲辺寺の境内には、ナスのモニュメントがたくさん見られます。

その中でも「おたのみなす」と呼ばれるナスの腰かけに注目したい。雑誌に雲辺寺が取り上げられると、ほぼ確実に紹介されるほど有名ですね。

こちらに腰を掛けて願い事をすれば、願いが叶うという。これは「なす」と「成す」をかけており、努力が認められて願いが叶うそうな。

ナスといえば、「親の意見と茄子(ナス)の花は千に一つも仇はない」という諺(ことわざ)があります。意味は、親の言うことは子供にとって全て有益なので、よく話を聞けということ。

そもそもナスは、カリウムやナスニン、食物繊維、ビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれているため、健康や美容に効果的です。

これらのように、ナスは知れば知るほど面白い存在ですね。

おたのみなす
ナスの輪の先に腰掛けがある

ナスの腰掛けの前には、「ナスの輪」があります。この輪をくぐり抜けてから、ナスの腰掛けでお願いすれば、ご利益が倍増するみたい。これはチャレンジするしかないでしょ。

ナスの輪をくぐる時には、頭を打たないように気を付けて下さいね。

ナスのおみくじ
ナスのおみくじ
男女の厄年が描かれたナスのモニュメント
男女の厄年が描かれたナスのモニュメント

ナスの腰掛け以外にもナスのおみくじやナスの絵馬、ナスのお守り、ナスのモニュメントなどナス尽くしなのが面白いです。

ナスの花は、どれも無駄なく実をつけるので縁起物なんだそうな。そう考えると願いが叶いやすいと思います。

サヌカイト
サヌカイト

雲辺寺の境内には、ナスのモニュメント以外にも興味を引くものが色々あるので見て回ろう。こちらの「サヌカイト」と呼ぶ石もその中の一つ。

近くにある木槌で石の表面を軽くたたくと「カンカン」と甲高い音が鳴り響くぞ。面白いので、ぜひ試してみて下さいね。

360度のパノラマ絶景を堪能できる「毘沙門展望館」

毘沙門展望館
毘沙門展望館

館内には、山の四季や眺望を撮影した写真を展示しており、壁に沿ったらせん階段が展望台まで続きます。

また、館内にある机の上にはノートが置かれていて、雲辺寺山の山頂へ来た思い出にたくさんの人がその思いをつづっていました。

旅先では、このようなノートを読むのが結構楽しいですね。

山々の稜線がいい感じ
山々の稜線がいい感じ

展望台へ上がると、360度の大パノラマを堪能できます。

入館は無料なので、ぜひ足を運んで展望台からの景色を楽しんで下さいね。

毘沙門天像
毘沙門天像

また、外から毘沙門展望館を見上げると、建物のてっぺんに毘沙門天像が建っているのが分かります。

高さは約10mもあり、日本一の大きさというのだから実に凄い。ジッと眺めていると、まるで雲辺寺山一帯を守護しているのように感じました。

あじさい寺で知られる雲辺寺

あじさいの風景
あじさいの風景

雲辺寺が建つ標高927mの雲辺寺山山頂では、麓より気温が7℃も低くなるため、あじさいの見頃が1ヶ月遅れでやってきます。

山頂駅から雲辺寺山頂公園へ向かう通りには、青や水色、紫のあじさいが彩る。また、五百羅漢周辺では純白も見られるぞ。

場所によっては咲き具合が異なり、長い期間あじさいの花を楽しめます。

あじさいの花
あじさいの花はかわいい
あじさい通りを歩く
あじさい通りを歩く

あじさいは、咲いた時からずっと同じ色ではないのも面白い。というのは、根から吸う成分によって、咲いている間に色が変わるからですね。

青紫は「神秘的」「清涼」「辛抱強い愛情」などの花言葉があり、白のあじさいには「一途な愛」「寛容」といった花言葉がある。

なので、結婚式の演出を始め、母の日や父の日のプレゼントに最適だろう。

あじさいの御朱印
あじさいの御朱印

また雲辺寺では、あじさいシーズンに合わせて納経所で「あじさいの御朱印」を頒布しています。

色鮮やかに描かれたあじさいがいい感じ。それにナスも加えて描かれているのは、ポイントが高いですね。

雲辺寺ロープウェイの基本情報とアクセス

ロープウェイ乗り場
雲辺寺ロープウェイ
住所香川県観音寺市大野原町丸井
電話番号0875-54-4968
営業時間3月~11月 7:20~17:00(上り最終)
12月~2月 8:00~17:00(上り最終)
定期20分毎に運行(毎時 00・20・40分)
スキー場営業期間は最終時間が変わります
定休日無休(点検整備のため運休する場合があります)
料金大人(片道1,200円 往復2,200円)
中・高校生(片道900円 往復1,650円)
小学生(片道600円 往復1,100円)
※小学生未満は乗車券1枚につき1名無料
※団体割引については雲辺寺ロープウェイのホームページでご確認下さい。

ペットは無料で同伴できます。しかし、大型犬および特殊なペットのご乗車について窓口でご確認下さい。

【アクセス】

  • 最寄り駅のJR豊浜駅からタクシーで約15分
  • JR観音寺駅からシャトルバスが出ています。(1日2便で運行。10:10と12:15に出発。)
  • 大野原ICから車で約15分

雲辺寺ロープウェイの駐車場

雲辺寺ロープウェイの駐車場
雲辺寺ロープウェイの駐車場

雲辺寺ロープウェイの駐車場は、ロープウェイ乗り場の建屋前と建屋から約150m離れた所に広い駐車場があります。

普通車が約400台は駐車できるほど広々としているため、大型バスも駐車できる。

駐車場の隅には、鹿児島の阿久根駅で宿泊施設として保存していた寝台客車ブルートレインがあり、宿泊施設として利用できます。

まとめ

雲辺寺山頂公園の風景
雲辺寺山頂公園の風景

雲辺寺は、標高927mの雲辺寺山山頂に建てられた四国八十八カ所霊場の第66番札所です。

山頂には雲辺寺以外にも雲辺寺山頂公園や毘沙門展望館などが見どころが多い。

雲辺寺へ向かう道中には、表情が豊かな五百羅漢像が並んでいるので、近くからぜひ彼らの表情や仕草を観察してみよう。

また、雲辺寺山頂公園では、三豊平野や瀬戸内海、観音寺市を一望できる。天空のブランコや天空のフォトフレームを上手に使い、あなただけのフォトジェニックな1枚を撮って下さいね。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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