
一般的に自転車を趣味で楽しんでいる人にとっては、冬はオフシーズンの季節ですね。
そのため、積極的にサイクリングへ出かけないだろう。年末年始のような1年の区切りとなる特別な日でも、それは同じだと思います。
年始の過ごし方として、美味しいものを食べながら、家族とのんびりと過ごす人が多い。ですが、初詣ライドや激坂チャレンジなど自転車乗りならではの過ごし方も良いですね。
本記事では、自転車乗りによる年始の走り始めにやりたいことを紹介します。
目次
自転車乗りが走り始めにやりたいこと

新しい年を迎えると、私たち日本人は新たな気持ちでスタートする人が多いです。その際、希望や期待に胸を膨らませることもあるでしょう。
年始には、初詣や年賀状、おせち料理、書初めなど伝統的な習慣が色々あり、特別な日という感覚があります。
自転車乗りらしい一年の良いスタートを切ると、その後のサイクリング活動にも影響を与えるだろう。それに、年始の走り始めは、印象に残ることが多い。
一般的に年始は、1月1日から1月7日頃までを差していますが、走り始めの時期は特に決まりはありません。なので、自分の都合に合わせてスケジュールを調整して下さいね。
実際、1月4日以降に走り始めを行なう人が多いです。元旦からサイクリングへ出かける人もいますが、それはさすがに少数派といえるかな。
新年を自転車で走り出すことで、健康や安全を祈願したり、自分自身の成長を確認してみよう。そこで、具体的に新年の走り始めにやるたいことを以下にまとめました。
- 初詣ライド
- 激坂チャレンジ
- 初日の出ライド
- 帰省ライド
- ロングライド
それぞれについて紹介します。
初詣ライド

お正月には、神社やお寺へ初詣に出かけ、その年の厄除けや安全祈願をお願いする参拝者が多いです。
自転車乗りらしく自転車で初詣に出かけてみよう。参拝だけでなく、自転車のお祓いを行ない、事故やトラブルから守れるように祈願してもらってみてはいかがですか。
また、神社やお寺によっては、自転車用のお守りがあるのも見逃せません。自転車用のお守りの多くは、ストラップやキーホルダー型なので、自転車のハンドルやフレーム、バッグに簡単に取り付けられるのはありがたい。
自転車乗りとして、自転車専用のお守りを入手したいと思う人は多いのではないだろうか。かくゆう私もその中の一人ですよ。たとえば、しまなみ海道に属する因島では、大山神社にて様々な自転車用のお守りをゲットできます。(通販あり)

仲間と一緒に初詣ライドをしたり、神社仏閣をハシゴするのも良し。初詣で複数の神社やお寺を参拝するのは、江戸時代から続く風習ですね。神様や仏様は嫉妬しないのでご安心を。
神社やお寺によっては、初詣に訪れる参拝者は数百万レベルのところもあるぞ。たとえば、明治神宮では、お正月の三が日だけで例年300万人の参拝者が訪れるそうな。
神社やお寺により参拝者数は大きく違ってきますが、普段の平日よりほとんど多いといえるだろうな。なので、三が日に初詣ライドするのであれば、神社やお寺によっては避けた方が無難です。
というのは、神社やお寺へ向かう一般道が渋滞になっていたり、参道を歩く人が多かったりして、自転車でスムーズに通過できないからですね。
激坂チャレンジ

サイクリストの中には、新年の最初のライドで激坂と呼ばれる急勾配の坂道に挑戦する人もいます。
挑戦者はヒルクライムが好きな人、いわゆる「坂バカ」と呼ばれる人が多いかも。新年早々、困難なことに挑戦することで、その年の「景気づけ」になるという。
また、毎年ヒルクライムのタイムを計測していれば、去年と今年のタイムを比較して、タイムが更新されると己自身の成長を確認できます。
そもそもヒルクライムは、自分自身との戦いだ。体力と精神力、そして技術を駆使して考えながら坂道を上り、自分自身の限界に挑戦すること。自分の弱点や課題に向き合い、それを克服するのが魅力的ですね。
去年1年間からどれだけ自分が成長できたのか、確認したいと思うのはサイクリストの性(さが)でしょう。そして成長を確認できたあかつきには、その後のサイクリングのモチベーションを高く保てます。
初日の出ライド

新年を迎えるに当たり、初日の出を見に行く人が多いです。
新しい年の幕開けを告げるものであり、年神様へその年の幸せを願う気持ちが込められています。
自転車で初日の出を見にいくのであれば覚悟が必要。というのは、日が昇る前の深夜に出発するので、極寒の中を自転車で走らなければなりません。地域にもよりますが、気温が氷点下なんて普通でしょう。
しっかりと防寒していたとしても寒すぎるというものだ。そのため、寒さが苦手な人は無理ゲーです。
また、人気の初日の出スポットは混雑するので、自転車で訪れても駐輪できるのか確認しておきたい。ちなみに、日本で一番最初に初日の出を見られるのは、千葉県の犬吠岬なんだとか。
寒さに耐えながら自転車で駆け抜け、そうして迎えた初日の出は格別な存在となる。万人におすすめできるライドではありませんが、興味がある人は一度チャレンジしてみてはいかがですか。
帰省ライド

多くのサラリーマンは、年末年始に長期休暇を取りますね。田舎がある人ならば、帰省する人も多い。自転車乗りならば、自転車で帰省してみてはいかがですか。
年末に自転車で実家へ帰り、年始に自転車で自宅に戻る。実家がお住いの自宅から近いのであれば、自転車のみでOKですが、県外ならば電車輪行と組合せてみよう。
私はサラリーマン時代には、何回も帰省ライドをしていました。電車を途中下車して、そこから数十キロメートルの距離を駆け抜けたのは、今では良い思いです。
帰省ライドでは、自転車に乗って今年一年を振り返ること。そして新年の抱負を考えて下さいね。特別な期間のライドというのは、普段とは違ったインスピレーションが沸き上がることが多い。今まで悩んでいたことに対して、解決する糸口が見つけられるかも知れません。
また、自分自身としっかりと向き合い、自分の考えを整理していると、その後のプライベートや仕事にも良い影響を与えてくれます。
ロングライド

年始の走り始めには、約100km程度のロングライドに挑戦するのも良いでしょう。
年末年始のまとめった休暇を利用すれば、普段より長距離を走れるので、そういう機会を利用しないのはもったいないですね。
この時期は寒さが厳しいので、防寒対策をしっかりと行なうこと。個人的には、冬場は峠は路面が凍結している可能性があるので、できるだけ走らない方が無難だと思います。標高が高くなるほど、凍結する可能性が高いですね。
事前に走行コースをチェックして、凍結しやすい場所は回避しておくと安心感があるぞ。さらに実際のライド中では、こまめに休憩をはさもう。休憩中には、温かい飲み物や食べ物を食べて体温の維持と体力の回復を図って下さいね。
自転車乗りならではの目標を立てる

「一年の計は元旦にあり」という諺(ことわざ)がありますが、自転車乗りならではの目標を立ててみよう。
たとえば、ロードバイクを始めたばかりならば「100km完走」という目標は、自分の成長を図る目安になりやすいですね。
その他にも、ロードレースやヒルクライムなどのサイクルイベントへ参加するのであれば、「○○分以内に完走する」や「前回より〇〇分タイムを縮める」といった目標を掲げてみるのもよい。
目標値があると、自分の努力の結果が数値として捉えられるので、達成したときの嬉しさはひとしおです。その目標値を達成するためには、効果的なトレーニング方法を考えて、継続的に実施しよう。
また、数値系だけでなく、「サイクルイベントに参加する」「○○県へ輪行して自転車旅をする」といった数値以外の目標でも大丈夫。個人的には、こちらの目標を定めることが多いかな。
年間計画がピンとこないのであれば、3ヶ月や半年単位で計画を立てると、より現実的に捉えやすいです。
冬ライドにてモチベーションを保つ方法

冬の季節は、多くの自転車乗りとってオフシーズンとなり、中には全くサイクリングへ出かけない人がいても不思議ではありません。
そもそも冷たい風が吹き荒れていると、外出するのが億劫になるものだ。それに、重い腰を上げ、いざサイクリングへ出かけても、あまりの寒さにモチベーションを保つのが難しいですね。
モチベーションの上げ方は、人によって様々ですが、多くの人に効果的な上げ方がありますので、以下にまとめました。
- 目的や目標を持つ
- ウェアを充実させる
- 何も考えないで行動する
- グループライドを楽しむ
- Zwiftを楽しむ
くわしくは、下記関連記事で紹介します。
まとめ

本記事では、自転車乗りによる年始の走り始めにやりたいことを紹介しました。最後にもう一度、紹介した内容を以下にまとめます。
- 初詣ライド
- 激坂チャレンジ
- 初日の出ライド
- 帰省ライド
- ロングライド
気温が低い年始は、サイクリングへ出かけたくないと思う人が多いだろう。けれど、年始という特別な期間に行なうことで、その後のサイクリング活動に身が入るというものです。
特に年始の走り始めは、1年の始めということもあり印象に残ることが多い。しっかりと寒さ対策を施して、サイクリングを楽しんで下さいね。