旅の体験談

大山神社の見所とは、因島にあるサイクリストが集う自転車神社

自転車神社

瀬戸内海に浮かぶ因島には、自転車神社で知られている大山神社があり、毎年多くのサイクリストが訪れます。

旅の安全を自転車と一緒に祈祷してみませんか。

また、バリエーション豊かな自転車お守りも人気です。

しまなみ海道のメインルートから少し外れますが、サイクルオアシスの拠点として持って来いですね。

本記事では、国内唯一の自転車神社である「大山神社」について紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 神社仏閣に興味がある
  • サイクリストなので、自転車神社について興味津々
  • 大山神社の見所を知りたい

大山神社とは

大山神社は、広島県尾道市因島に位置し、瀬戸内海に浮かぶ島々を見渡せる小高い丘に鎮座しています。

大山神社

773年(宝亀4年)、大三島に鎮座する伊予国一宮「大山祇神社」より、祭神の霊を分けて祀られた歴史がある因島最古の神社です。

主祭神は、大山積大神(おおやまづみのおおかみ)であり、名前の通り山の神を表しています。

しかし、別名として「和多志(わたし)大神」とも呼ばれており、船や建築、渡航、交通を司る海の神でもあります。

そのためか、中世においては、因島村上水軍の守護神として崇敬されていました。

江戸時代には、郡中祈願所として広く崇敬を集め、今日においては、全国から年間約3万人を越える参拝者が訪れます。

なぜ大山神社は自転車神社と呼ばれているのか

大山神社が自転車神社と呼ばれるようになったきっかけは、しまなみ海道に集まるサイクリストに境内を休憩所として開放した事です。

自転車と一緒に旅の安全や交通安全の御祈祷を受けられるため、クチコミで拡散されていき、「自転車神社」と呼ばれるようになっていきました。

尚、2012年(平成24年)には、サイクルオアシスとして拠点登録を行ない、正式に自転車神社が誕生した次第です。

近年では、サイクリストだけでなく、バイカーも旅の安全に参拝へ訪れています。

自転車で境内へ上がってみよう

初めて大山神社へ訪れた人は、こちらの建屋の隣りにある階段を上り、大山神社へ向かう物だと思ってしまいます。

神社の建物
大山神社へ向かう階段

それでも間違いではありませんが、自転車で訪れた場合は、建物の横にある道路を曲がりましょう。

すると、急勾配の道が現れます。

斜度14%の激坂

この劇坂を少し上れば境内へ辿り着きますが、斜度が14%もあるため、上るのが辛い場合は、自転車を降りて手押しした方が無難です。

頭上を見上げてみると、ガードレールに自転車を型取った案内板が見えますので、途中からこちらの坂道へ進路を変更し境内へ向かいます。

大山神社の境内へ向かう道

進路を変更する坂道の手前には、自転車漫画「ろんぐらいだぁす」のキャラクターが描かれた自動販売機がありました。

ろんぐらいだぁす絵柄の自動販売機

「ろんぐらいだぁす」は、アニメ化された人気作品のため、アニメ好きのサイクリストならば知っている人も多いかも。

坂道を上り切り振り返ると、勾配の大きさが良く分かります。(汗)

劇坂

境内へ向かうまでは劇坂を上ることになりますが、距離は短いので休まず一気に上り切れば、思ったより疲れません。

自転車旅自己成長しよう

「ろんぐらいだぁす」は、主人公の倉田亜美が自転車を通じて仲間と供に成長していく物語で面白いお話ですね。自転車旅を続けていると自己成長しますので、そのことについて下記記事でお伝えします。

大山神社の社務所内を見学

こちらは大山神社の社務所です。

大山神社の社務所

社務所内には、色々なお守りやグラベルロードなどが置かれています。

ここ大山神社は、「グラベルの聖地」と呼ばれているグラベルロードコースのスタート・ゴール地点になっており、グラベルロードのレンタルをしていますね。

そのため、社務所内には、多くの自転車が保管されていました。

グラベルロード

サイクリストにとっては、カッコ良い自転車を見ているだけでも楽しい物ですね。(嬉)

流石は自転車神社、サイクルジャージが飾られていました。確かめていないので分かりませんが、ひょっとして買えるかも知れませんね。

サイクルジャージ

「ろんぐらいだぁす」の作者である三宅大志さんのサイン付き色紙も飾られています。

ろんぐらいだぁすのサイン
ろんぐらいだぁすのサイン(あみ)
「ろんぐらいだぁす」の主人公である倉田亜美です。

作品のファンとして嬉しい配慮です。(嬉)

赤い長椅子も設置されていますので、大山神社までに来るのに疲れたら長椅子に座って、まったり過ごしてみませんか。

赤い長椅子

交通安全のお守りを始め、各種様々なお守りも用意されています。

お守り

特に珍しいと思ったのが、耳のお守りです。全国的に見ても余り無いのではないでしょうか。

大山神社の様々な見所

バリエーション豊富な自転車お守り

大山神社では、一般的なお守り以外にも自転車専用のお守りが沢山用意されています。

自転車お守り

サイクリストに取っては是非入手しておきたいですね。

また、サイクリストでなくても普段から自転車に乗られる方は、入手してみませんか。

バリエーションが豊富なため、選ぶのに悩んでしまいます。(嬉しい悩みですね。)

自転車お守り

「自転車のお守りは欲しいけど、因島は遠いため行けれない」と思っている方もご安心下さい。

大山神社へ訪れなくても、大山神社の公式ホームページからお守りを授かる(通販)ことができます。

自転車お守り
自転車・バイクを守る輪
自転車お守り

ちなみに、私のロードバイクには、大山神社で授かった自転車お守りを付けていますね。

自転車神社へ参拝と御祈祷

サイクリストとして、大山神社へ訪れたら自転車神社へ参拝は欠かせません。

大山神社の拝殿前には、朱色の鳥居が連なっていますので、この鳥居をくぐり抜けば自転車神社へ向かえます。

自転車神社の鳥居

こちらが自転車神社です。主祭神は、和多志(わたし)大神ですね。

自転車神社

今日、しなまみ海道は、日本国内外から多くのサイクリストが集まる「サイクリストの聖地」と呼ばれており、自転車神社はその象徴として崇められています。

自転車神社の隣りには、ハート型の石「御縁石(ごえんせき)」がありますので、運試しに持ち上げてみませんか。

御縁石

この御縁石は、願い事をしながら胸の高さまで持ち上げ、軽く感じれば願いが良く叶い、反対に重く感じれば願いは叶いずらいと言われています。

自転車の御祈祷を受けるには、前もって予約が必要です。(祈祷料は1台5,000円)

御祈祷場所は、社務所内にある祈祷参集殿や大山神社の拝殿になります。

大山神社
大山神社の拝殿

授与品には、「自転車ステッカー御守、清め塩、自転車絵馬、ヘルメット安全御守、自転車用お守り(自分で選択)」の計5点です。

尚、10台以上の団体御祈祷もされており、1台3,000円になります。

その場合の授与品は「自転車ステッカー御守、清め塩、ヘルメット安全御守」になりますね。

諸事情で神社へ参拝できない場合は、ネットによる御祈祷も案内していますので、詳しい事は大山神社へ確認してみましょう。

【神社仏閣あれこれ】

旅の道中に様々な神社仏閣へ訪れていると、興味深い作法や面白い神事などがあったりしますね。下記記事では、そんな神社仏閣を紹介します。

大山神社の境内には、注目すべき物が沢山点在している

境内の中を見回してみると、自転車の車輪に白い何かが結ばれていることが見て取れます。

自転車おみくじ掛け

「一体なんだろう」と疑問に思い、近づいてよく見てみると、車輪におみくじが結ばれていました。

まさに運命の車輪ですね。

ローマ神話では、女神フォルトゥーナは、運命の車輪を司り、人々の運命を決めると言われています。

自転車漫画「ろんぐらいだぁす」では、主人公の倉田亜美が所属するチーム名が「フォルトゥーナ」で、運命の車輪の件(くだり)を知っていたので「なるほど」と感心しました。(作中では車輪におみくじを結ぶ描写はありませんので悪しからず。)

こちらは「厄滅玉(やくめつだま)」です。

厄滅玉

厄を滅する玉とは、凄く効果がありそうな名前ですね。

玉に災厄を吹き込み、鏡石に当てて割り、災厄を小さくして丸く納めるそうです。

授与所にてお授けしています。(初稲料:1体200円、4体500円)

境内の中心部には、こちらの耳くぐりがありました。

耳くぐり

「茅の輪くぐり」ならぬ「耳くぐり」とは斬新ですね。(笑)

くぐり方は、茅の輪くぐりと同じです。

耳くぐりの通過順

こちらは、伊予大島庭師の村上克明さんの作品で「竜尾(りゅうび)」と言います。京うす瓦を使っているようですね。

竜尾

竜尾と言われると確かにそんな風に見えます。

また、境内の至るどころに干支のオブジェが隠れていたりしますので、探してみませんか。

こちらは今年(2022年)の干支である寅のオブジェですね。愛嬌のあるお顔です。

寅のオブジェ

こちらは「見ざる聞かざる言わざる」ですね。

見ざる聞かざる言わざる

こちらは埴山(はにやま)です。埴輪兵がお守りしています。

古墳だろうか

こちらを見て下さい。高さが2mもあるためインパクト抜群です。

たぬきの置物(顔アップ)

ごく稀にですが、横になってお休みになれている場合もあるそうです。(風対策で横にします。)

たぬきの置物

こちらの五色の紙垂(しで)は、決して戦隊物ではありません。

5色の紙垂

これは地金神石(じこんじんせき)と言って、祟り神である金神(こんじん)を埴土で封じた清めの斎場だそうです。

こちらは七福神ですね。

七福神

七福神の足元には、おびただしい数の大黒様などのお面が見て取れます。

大黒様などのお面

「一体なぜ、こんなに沢山のお面があるの?」と思いますが、これらはこちらに願いを叶い、そのお礼に持ち込んだ物だそうです。

つまり多くの参拝者の願いが叶ったかも知れないため、ご利益が期待できそうですね。

それにしても大山神社の境内は、面白い物が多く点在しているため、楽しく見て周れました。

全国でも珍しい耳の神社

大山神社の境内を歩いていたら、物凄い数のサザエの殻が敷き詰められている一角を発見。

サザエの殻が敷き詰められた一角

この一角には、全国的にも有名な「耳明神社(みみごじんじゃ)」が鎮座しています。

耳明神社

昔から耳の病や耳の健康にご利益があると伝わっているそうです。

また、近年では「情報を聞き逃さない」「良い情報に出会える」と言った情報関係や音楽上達などにもご利益があるそうですね。

耳明神社では、サザエの殻の中に酒と米を入れてお供えし参拝する特殊神事があります。

サザエの殻のお供え物

興味があるならば、御祈祷をお願いしてみませんか。

耳明神社への御祈祷

御祈祷には事前予約が必要です。(祈祷料は5,000円から)

御祈祷を受ける方には、サザエの奉納をお願いしています。尚、神社にてお供えするサザエの貝およびお酒とお米は用意しますので、自分でお供え物を持参する必要はありません。

伏見稲荷の赤鳥居

境内の奥には、京都の伏見稲荷大社のような赤色の鳥居が連なっています。

連なる赤い鳥居

それもそのはず、大山神社は伏見稲荷大社の広島県では唯一の教会です。

大山稲荷神社は、商売繁盛・開運の神様などであり、初夏(5月)になると例祭が行われます。

稲荷神社

展望台からの景色

先ほど紹介した大山稲荷神社の隣りには、小さな展望台がありました。

小さな展望台

この展望台からの眺めがこちら。土生(はぶ)町の町並みの奥には、生口富士こと牡蠣山(かきやま)が良く見えます。

大山神社の展望台からの眺め
右側奥に映る島には、生口富士が見えます。

この展望台からは、3つの富士(生口富士、岩城富士、生名富士)と鶴島を見渡せますね。

尚、それぞれの富士について説明板が設置されていました。

大山神社の展望台からの眺め(看板)

この展望台は、境内の奥の方にあるのでお見逃しなく。

大山神社は「グラベルの聖地」のスタート・ゴール

2021年12月26日、因島にグラベルロードやMTB(マウンテンバイク)などオフロード用の自転車が楽しめる「グラベルの聖地」が誕生しました。

グラベルロードの聖地

グラベルとは、近年人気が高まってきている森林の砂利道や山道などの走行を楽しむスポーツです。

因島に整備されたコースは、舗装路(約5km)と標高207mの天狗山に整備された未舗装路(約3km)で構成される1周約8km程度であり、大山神社がスタートとゴールになっています。

グラベルロードを所有していなくても、大山神社でレンタルできます。(有料)

大山神社の基本情報とアクセス

住所広島県尾道市因島土生町1424-2
電話番号0845-23-6000
拝観時間9:00~17:00

【アクセス】

  • JR尾道駅から高速乗合バスで「宇和部」で下車後、徒歩5分
  • JR福山駅から高速乗合バスシトラスライナーで「宇和部」で下車後、徒歩5分
  • 因島南IC又は因島北ICより車で約10分

大山神社の駐車場

大山神社の駐車場は、石段下に4台、境内に3台分あります。

まとめ

大山神社は、日本国内唯一の自転車神社です。

自転車と一緒に旅の安全や交通安全についてお願いしてみましょう。

また、バリエーション豊富な自転車守りも人気です。

境内には、様々な見所が盛り沢山なため、例えサイクリストでなくても十分楽しめます。

しまなみ海道をサイクリングする際、メインコースから少し離れますが是非立ち寄ってみましょう。

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