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自転車キャンプで使うテントの選び方、賢く選び快適に過ごそう

自転車キャンプで使うテントの選び方

近年注目が集まっている自転車キャンプ。自転車にキャンプ道具を載せて移動し、キャンプを楽しむ方が増えています。

キャンプで必要な道具はたくさんありますが、何といってもテントが一番大事でしょう。テントは非常に多くの種類があるので、初めて選ぶ方はかなり迷われるはずです。

購入した後で、大きすぎて自転車に積めなかったり、テント内で快適に過ごせなかったり失敗することがないよう、選ぶポイントをしっかりおさえましょう。

本記事では、自転車キャンプで使うテントの賢い選び方を説明します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車キャンプ用のテントの購入を考えている
  • 自転車キャンプに興味がある
  • 自転車キャンプに使うテントの選び方を知りたい

自転車キャンプ用のテントを選ぶポイント

テント

日帰りのサイクリングを繰り返していくうちに、いつしか宿泊ありの自転車旅に憧れを抱いていきます。

その中でも「自転車+キャンプ」の組合わせは、人気を博するジャンルですね。それは「非日常(サイクリング)×非日常(キャンプ)」を掛け合わせるものなので、その爽快感や満足感は素晴らしく、その魅力にハマる人も多いでしょう。

キャンプを行う際、要となる道具が「テント」です。極力運ぶ荷物を減らしたい自転車キャンプにおいて、テント選びはとても重要ですよ。

耐久性や耐風性、防水性など信頼のあるものを選ぶのが基本になりますが、それだけでなく設営のしやすなど見るべきポイントは数多くあります。

そこで、自転車キャンプ用のテントを選ぶポイントを以下にまとめました。

  • 軽量コンパクトは必須条件
  • 扱いやすい自立式を選ぶ
  • ダブルウォール構造のテントを使うのが無難
  • ソロキャンプなら2人用テントがおすすめ
  • 通気性のよいものを選ぶ
  • 前室は必要に応じてあった方がよい

これらのポイントを押さえて選ぶテントの種類は、山岳テントやツーリングテントが最適でしょう。

それでは、これらのポイントについて説明します。

【ポイント①】軽量コンパクトは必須条件

折りたたんだテント
折りたたんだテント

自転車に積載することを考えれば、テントは軽量コンパクトなものが必須になります。

テントには様々な大きさのものがあり、広くなるほど快適に過ごせますが、自転車キャンプでは、必ずしも広すぎるものが良いとは限りません。なぜなら広さと重さはトレードオフの関係だからです。

広くなることで、テントそのものの重量が増えてしまえば、たとえ自転車に積載できたとしても、たった数km走っただけで疲れてしまうことがある。それほど重量加算の影響は、走りに影響を与えます。

それでは、どれくらいの重さが良いのかとなりますが、「軽ければ軽いほどよい」というのが答えが真実です。しかし、それでは目安になりませんね。

自転車で旅をする

そこで考えてほしいのが、自転車キャンプを行う際、「ライド」と「キャンプ」のどちらに重点を置くかです。

もしキャンプに重点を置くならば、多少重くても居住スペースが広く性能に優れたテントを選んだ方が、キャンプ時は快適に過ごせます。ライドに重点を置く方は、テントでは寝て過ごすだけのような使い方をする人が多いので、軽量に特化したテントが良いといえますね。

目安として、キャンプ重視ならば3kg以下、ライド重視ならば2kg以下のテントが望ましいですよ。また、収納サイズも重要であり、自転車に積載することを考えて、できるだけコンパクトなものを選びましょう。

【ポイント②】扱いやすい自立式を選ぶ

テント

テントには、自立式と非自立式がありますが、自転車キャンプで選ぶテントは、基本的に「自立式」の一択です。

キャンプ場のみで使用するならば、非自立式でも問題がないことが多いですが、自転車キャンプでは必ずしもキャンプ場のみでテント泊をするとは限りません。

たとえば、必要に応じてキャンプ場だけでなく、許可を取って道の駅や庭先に張らせてもらうことがある。つまり、アスファルトの上で設営しなければいけない場合があり、自立式のテントでないと張れない場面が多いです。

キャンプ場の風景

そこで、自立式と非自立式の特徴を説明します。

自立式は、ポール(骨組みの部分)を入れた状態でテントを張ります。ペグが打てない場所でも設営できて、移動もしやすい。特に初心者は設営・撤収が簡単にできるため扱いやすいですね。

一方、非自立式は、ガイラインという紐を引っ張り、地面にペグを打って張るため場所を選びます。けれど、コンパクトで軽量、お洒落なデザインのものが多い。宿泊先はキャンプ場のみで、テント設営に慣れているならば、選択肢としてありですよ。

【ポイント③】ダブルウォール構造のテントを使うのが無難

キャンプ場

テントの生地には、1枚の「シングルウォール」と2枚の「ダブルウォール」があります。

生地の少ない方が軽量で設営も簡単なので、自転車キャンプに向いているように思えますが、雨風の影響を受けやすく結露もしやすいので、初心者にはおすすめしません。なので、生地2枚のダブルウォールを選んでおくのが無難です。

ダブルウォールは、外気に影響されにくく居住性が高いですね。また、結露がしにくく、前室が作れたりします。雨が降らない日であれば、フライトシートを外し、蒸し暑い夏の夜でも快適ですよ。フライトシートの取り付けは、必要に応じて柔軟に対応しましょう。

尚、シングルウォールの最大の泣き所であった、結露に強いモデルもあります。そのようなテントを選ぶならば、シングルウォールを選ぶのはありですね。

【ポイント④】ソロキャンプなら2人用テントがおすすめ

キャンプ場

テントの広さは快適性に直結するので、たとえソロキャンプでも1人用のテントでなく、2人用のテントを選ぶのがおすすめです。

2人用のテントならば、自分が寝るスペース以外にも荷物を置いておけるスペースを確保できる。

自転車キャンプでは、自転車にサイドバッグやフロントバッグなど多くのバッグを取り付けて走るのが当たり前なので、就寝時に荷物の盗難対策は必須になりますね。

たとえキャンプ場でも絶対に盗難は起きないとはいえないので、荷物はテント内に収納するのが安全です。

ちなみに、バッグの大きさにもよりますが、2人用のテントならば、大抵はサイドバッグ2つやフロントバッグ、リアバッグ程度ならばテント内に置いても十分快適なスペースを確保できます。

【ポイント⑤】通気性のよいものを選ぶ

キャンプ

通気性は、テント内で快適に過ごすために重要です。夏場の蒸し暑い時期は、通気性が悪いと地獄をみますよ。

なので、メッシュパネルを搭載したものや、ベンチレーション(換気口)があるものを選び、空気の通り道を確保しやすいテントがおすすめです。

もし冬キャンを楽しむならば、空気をしっかりと遮断して、保温性を高めるようにしなければ寝れないかも。そのため、フライシートにスカートがついているテントを選ぼう。

【ポイント⑥】前室は必要に応じてあった方がよい

キャンプ場の様子

テントの中には前室が付いているものがあります。前室の使い方として、靴を置いたり、荷物を置くのが一般的ですね。

ソロキャンプで2人用テントを使うならば、特に前室がなくても荷物を置くスペースは、十分確保できるのでなくても困りません。

前室が広いものであれば、自転車を収納できたり、雨天時でも雨を遮って料理ができるので、あれば便利です。必要に応じて前室のあるテントを選びましょう。

テントの中に自転車を入れた方がよいのか

自転車で旅する様子

テントの中に自転車を入れて、盗難対策や雨・紫外線対策をしたい方も少なくないと思います。

管理の行き届いたキャンプ場でテントを張るのであれば、比較的安全なので、個人的にそこまでする必要は感じません。自転車にカギをしっかりかけて、雨・紫外線対策に自転車カバーをかけておけば十分だと考えています。

この当たりの考え方は人それぞれなので、どうしてもテント内に自転車を入れておきたいならば、居住性も考慮して大きなテントを選びましょう。

キャンプ場から離れて観光などを楽しむ時の対応

祭壇のようなピラミッド

キャンプ場でテントを設営した後で、キャンプ場を離れて観光などを楽しみたい場合があります。

ソロキャンプでは、テントから遠く離れるのに不安になる方も多いでしょう。そこで、対策の1つとして、テント内に全ての荷物を入れた後で、テント入口がジッパー開閉式であれば、ジッパーを閉めた後にジッパーの取っ手部分を小さな南京錠でロックすれば、簡単に中へ入れなくなります。

安全対策の上でも、ソロキャンプを行うならば、テントから離れる際、貴重品は必ず持ち歩きましょう。

まとめ

旅する自転車

本記事では、自転車キャンプで使うテントの賢い選び方について説明しました。

最後にもう一度、テントを選ぶポイントを以下にまとめます。

  • 軽量コンパクトは必須条件
  • 扱いやすい自立式を選ぶ
  • ダブルウォール構造のテントを使うのが無難
  • ソロキャンプなら2人用テントがおすすめ
  • 通気性のよいものを選ぶ
  • 前室は必要に応じてあった方がよい

これらについて考慮し、あなたに合う最適なテントを選びましょう。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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