
自転車とカメラは相性のよい趣味であり、自転車趣味の人には、写真の魅力にハマル人が多いですね。
ロードバイクやクロスバイクなどスポーツ向けの自転車は、ママチャリなど一般的な自転車と比べてよりデザインが優れることが多い。
そんな自転車でサイクリングへ出かけて、美しい景色や興味を引かれる場所へ訪れると、カメラで撮影したくなります。
特に愛着を持った自転車ならば、被写体にして思い出を綺麗に残したいと思うのは自然ですよ。それでは、どうすればカッコよく撮れるのだろうか。気になりませんか。
本記事では、自転車をカメラで簡単にカッコよく撮影するテクニックを紹介します。
サイクリング中は効率よく撮影しよう

自転車を被写体にした写真を撮りたい理由は、人によって様々です。
たとえば「愛車と過ごした思い出を残したい」と思う人もいれば、「SNSにアップして家族や友人と共有したい」と考える人も少なくないだろう。
そもそも写真とは、あとから見返して鮮明な記憶を呼び起こすのに使用することが多い。
このような行為を一言で表すと「自己満足」といえます。つまり、そうした方が自分が幸せになれるからですね。そもそも趣味なんてそういうものでしょ。

写真を撮る作業自体は、カメラを取り出して被写体に向けてシャッターを切るだけの簡単なお仕事ですが、感動的な写真を撮るかとなると、様々なテクニックが必要となる。
時間に余裕があるならばともかく、そうでないのならば、1枚撮影するたびに5~10分以上もかけていられないでしょう。
特にサイクリング中ともなれば尚更だ。なので、できるだけ効率よく撮影したいものです。
撮影方針というのは、人によって考え方が違うもの。なので、私個人が実践し効率的に撮影できている方法を伝えます。
普段は、構図などを気にしながら、自分の中で60~80点ほどを目指してスナップ撮影を楽しんでいる。そして、ここぞという時には100点を狙ってじっくりと撮影に時間をさきます。
私と同じようなブロガーでしたら、ブログ執筆時に状況整理に役立つ記録用の撮影をすることがあるでしょう。そのような撮影は結構いい加減で、ただシャッターを切っただけかな。なので、10~40点レベルの撮影しかしていませんね。
自転車自体をカッコよく見せるポイント

カメラの被写体にする自転車を少しでもカッコ良くみせる方法をいくつか紹介します。
これから説明する方法は、カメラの撮影テクニックには関係なく、誰しもが簡単に覚えられて直ぐに実践できる内容なのでご安心して下さい。
大事なのは自転車の見せ方です。そこで、見せ方のポイントを以下にまとめました。
- チェーンをアウタートップにする
- クランクをフレーム(チェーンステーまたはシートチューブ)と平行にそろえる
- クランク側から撮影する
自転車を撮影する前に、これらを全て実践するだけでも写真映りが違ってきます。作業時間は5秒もあれば十分だろう。
これらを全て実践するのが億劫であるならば、「チェーンをアウタートップにする」と「クランク側から撮影する」だけでもいい。普段からアウターを多用する人ならば、ほぼ作業時間はゼロですね。
ちなみに、私も普段はこの組み合わせのパターンが多く、上記にあげた3つを全てするのは100点の撮影を狙う時ぐらいです。

特にクランク側から撮影するの重要だ。クランクというのは、いうならば自転車の顔に当たるパーツですよ。
クランク以外にも自転車の駆動系パーツにはディレイラーやチェーンなどがあり、いわゆるコンポーネントと呼ばれるものですね。
このコンポーネントが撮影面にあると非常に見栄えがよく、カッコよく撮影するためにはマストです。
また、クランクをフレームのチェーンステーやシートチューブの延長線上と並行にそろえると、より綺麗に見える。この時にペダルの傾きを延長戦上に調整しよう。

さらに付け加えると、両輪にあるバルブの位置を同じにすると統一感がでてくるぞ。その際、ホイールまたはタイヤのロゴは、バルブの位置とそろっているのが大事だ。
しかし、バルブの位置を毎回そろえるのは意外に面倒くさいので、ここぞという時にだけにして、普段は無理にそろえる必要はないと思います。
【高級コンデジの紹介】
サイクリング中の撮影に役立つ高級コンデジを、下記記事で紹介します。
ガードレールを活用するとそれなりの写真が撮れる

ロードバイクは基本的にキックスタンドを取り付けない人が多いです。そのため、自力で立てないので撮影する際には、何かに立てかけて行ないます。
サイクリング中に簡単に写真を撮るならば、ガードレールに固定するのがお手軽ですよ。というのは、基本的にガードレールはほとんどの場所に設置されており、自転車を立てかけても安定感が半端ないですね。
ガードレールの高さは、自転車のハンドルと同じような高さが多い。そのため、景色が良い場所では邪魔な要素に感じてしまう。
100点と思える撮影は難しいですが、安全に撮影できるというのはかなりポイントが高いです。
特に自撮りする際には、自転車に乗った状態なのだから必然的にガードレールより高い位置となる。そうすると気にならないですよ。

それでは、ガードレールがない場合にどうするのか気になるところ。実際、周囲見渡せば必ず利用できるものがあるものだ。
たとえば、塀や大きな樹木、大きな岩、案内標識の支柱などに立てかけよう。樹木や支柱は形状が丸いため、ガードレールと比べると不安定になるので、バランスが崩れないように気を付けたい。
もし仮にてバランスを崩して自転車が倒れたとしても影響が少ない場所のみで活用して下さいね。海岸線や崖の近くなどにある支柱では、落下してしまう可能性がゼロではなく危険すぎます。
【カメラに関する話】
高価なカメラをレンタルやサブスクなどで利用してみませんか。下記記事ではカメラに関する話を色々紹介します。
縁石を有効活用するとカッコよく見える

多くの公道には、縁石など15~20cmほどの段差があったりするものですね。この縁石を活用すると自転車を自立させることができます。
段差が低すぎて、ホイールの部分しか立てかけれないため、バランスをとるのがとても難しい。たとえ自立できても不安定な状態が続きます。
すると、実用的ではないと思う人が大半だろう。確かにこの方法だと運要素が高めとなる。しかし、ちょっとした工夫で各段に固定する方法があるといったらどうですか。そうすると、試さない手はありません。


固定方法は実に簡単で、クランクの裏側を縁石の縁ぎりぎりまで寄せて、進行方向と逆になるようにペダルを縁石に当てるだけ。
これだけで、結構ガッチリと固定できてしまいます。この方法の良いところは、景色が良い場所ではガードレールのような邪魔な要素がなく、写真映えが一段と良くなることだ。
ただし過信はしないように。固定はできていますが、強風などで倒れてしまう可能性はゼロではないので、海岸線や崖の近くなどではやめた方が無難です。
実際、私は昔に海岸線近くでこの方法で固定して撮影している最中に、あわや自転車が浜辺に落ちてしまうといったハプニングがありました。あの時は、本当に胆を冷やしましたね。
それからは、そういう危ない場所ではたとえ写真映えすると分かっていても、絶対にしないようにしています。
カメラ撮影には構図のこだわりが大事

立てかけた自転車を真横から撮るというのは基本となります。
確かにこの方法だと、コンポーネントやフレームのカラーが綺麗に見えて写真映えしますが、いつも同じ構図ばかりだと単調になってしまう。
なので、変化を付ける意味でも構図にこだわりたい。前後や低い位置、斜め後ろから撮影してみよう。そうすると、写真を見た時の印象が全然違うことに気が付くだろう。
それほど構図というのは、写真に与える影響が大きいですね。

こちらの写真は、自転車から少し離れて斜め後ろから撮影したものです。どうですか、真横から撮影したものと比べて立体感があるでしょ。
構図を意識しただけで、驚くほど成果物に違いがでてきます。
それに加えて、カメラのズーム機能や望遠レンズにより遠くの物を大きくクッキリ撮影したり、ローアングルによる撮影も絡めると、一段と印象が変わってくる。これだけでもカメラの奥深さというのが分かるものだ。
主な基本的な構図を以下にまとめましたので、撮影時に意識的に活用してみて下さいね。
- 日の丸構図
- 三分割構図
- 二分割構図
- 対角線構図
- 放射構図
- 曲線構図
- S字構図
くわしくは、下記関連記事で紹介します。
旅情あふれる写真の撮り方

せっかく自転車で旅をするのであれば、思い出に残る写真をたくさん撮りたいですね。
旅が終わって撮影した写真を見返すと、写真の出来しだいでは、とても感動した気持ちになりジーンと涙を流すかも知れないですよ。
では、そんな写真をどうすれば撮れるのだろうか。「一眼レフカメラといった性能が飛びぬけて良いものを使う」といった意見がありますが、必ずしもそうとは限りません。
近年、コンパクトカメラやスマホでも十分綺麗な写真が撮れており、スナップ撮影を中心にするのであれば、それほど高価なカメラは必要ないですよ。大事なのは、先ほどから説明しているように被写体の構図と撮り方です。
そこで、具体的に旅情あふれる写真の撮り方を以下にまとめました。
- その土地の情緒を意識して撮る
- 奥行きを意識して撮る
- あえて逆光の写真を撮る
- 想像力をかき立てるような写真を撮る
- その場の雰囲気に合う色味で撮る
くわしくは、下記関連記事で紹介します。
まとめ

結局、自転車を被写体にした写真を撮りたいと思うのは自己満足です。
そうした方が自分が幸せになれるからですね。そういう気持ちは大事ですが、だからといって他人に迷惑をかけるのはNG。なので、節度を持って撮影しよう。
撮影した写真というのは、あとから見返した時に、カッコよく映した自転車はとても映えるし、その時の記憶が鮮明に思い出せます。
本記事で紹介したのは、ちょっとした工夫でカッコイイ写真を撮るためのテクニックです。普段からの撮影に取り入れて、ぜひ試していただければ幸いです。