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旅の体験談

小豆島で世界一狭い海峡や石垣の桟敷、三都半島を巡る自転車旅

小豆島・三都半島の風景

本日の自転車旅は、小豆島の南西に位置する三都半島(みとはんとう)を一周します。

三都半島は、小豆島全体を一周する際にスルーしがちなため、サイクリストにとっても穴場スポットですね。豊かな自然が残る半島ですが、至るどころに瀬戸内国際芸術祭(略称:瀬戸芸)へ出品された野外アート作品が残っています。

三都半島へ向かう道中では、世界一狭い海峡で知られる土渕海峡(どふちかいきょう)を見物したり、日本遺産に選ばれた見事な石垣の桟敷(さじき)が見られる富丘八幡神社へ訪れる予定です。

特に富丘八幡神社の参道からの景色は、拍手を贈りたくなるほど知る人ぞ知る絶景スポット。おすすめですよ。

本記事では、岡山県の新岡山港からフェリーに乗って小豆島へ渡り、土渕海峡や富丘八幡神社へ訪れた後で三都半島を一周する自転車旅の様子をお届けします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車旅やサイクリングが好き
  • サイクリングの道中で見聞を広めたり、様々な体験をしたい

新岡山港から小豆島へ向けて出航

新岡山港 フェリー乗り場
新岡山港 フェリー乗り場

小豆島へ渡るために新岡山港へやってきました。本日の天気予報は「晴天」。それだけでもテンションが上がるというものだ。

フェリーの出航は午前8時40分。今の時間は8時なので、まだ余裕があります。なので、この港の近くにある市民の森という公園へ行ってみることにしました。

市民の森へ向かう
市民の森へ向かう

園内は、遊具は一切ありませんが、中央には芝生広場があり、ゆったりと過ごせます。また、猫が住み着いているという。

残念ながら私は猫を見かけませんでしたが、そんな日もあるでしょう。

百間川河口水門
百間川河口水門

園内を抜けて堤防沿いへ向かえば、遠くには百間川の河口に築かれた水門が見えてくる。実に昭和感あふれる立派な水門は個人的には好きですね。

しばらく水門を眺めて過ごしていましたが、フェリーの出航時刻が気になるので、急いでフェリー乗り場へ戻った次第です。

フェリー
フェリー(おりんぴあ どりーむ)

すると、児島湾を悠々と航行するフェリーが見えてきたではありませんか。その後、到着したフェリーに乗り込み、小豆島へ向けてレッツゴー。

約50分かけて小豆島の土庄港へ向かいます。船内では、デッキへ赴き潮風を胸いっぱいに吸い込んだり、海を眺めて過ごす。その後は船室へ入り、しばし休憩。

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小豆島
小豆島

しばらくすると、小豆島が見えてきた。く~、いつも思うけど、島が見えてくるとテンションが上がるな。

そしてフェリーが土庄港へ到着。さて、よいよ小豆島へ上陸です。

太陽の贈り物
太陽の贈り物
アート作品「太陽の贈り物」とロードバイク

それでは、いつもの場所(アート作品「太陽の贈り物」が展示している場所)へ向かい記念撮影をするぞ。

この作品は、オリーブの島である小豆島にとってシンボル的なアート作品だ。光輝く葉には、島の子供たちが寄せたメッセージが書かれており、海を渡る人たちを見守ってくれているのだろう。こういうのは、何だかいいですね。

いつもの儀式も終わったことだし、本日の最初の目的地である土渕海峡へ向かいます。

世界一狭い海峡・土渕海峡を見物

青看板

土庄港から国道436号線を道なりに進めば、土庄町土庄の交差点へ辿り着く。

そこを左折し、土庄福田線(県道26号)を東へ進むと、永代橋が見えてきます。この橋の上から土渕海峡がよく見えますね。

土庄港から約1.7kmほどしか離れていないため、お手軽に楽しめるのはありがたい。

土渕海峡
土渕海峡

こちらが土渕海峡。全長2500mで最大幅は400mもありますが、最狭部はわずか9.93mしかない世界で最も幅の狭い海峡であり、ギネスブックに認定されています。

おそらく誰しもが初めて見た時は「これが海峡?」と思ってしまうだろう。私も最初は海峡ではなく、普通の川にしか見えませんでした。

海峡といえば、鳴門海峡や関門海峡などのように多くの船が行き来しているイメージがある。土渕海峡では、船の航行はおろか、泳ぐのも狭そう。(泳いではいけません。)

土渕海峡の風景

パッと見た目では、海峡沿いの道幅と同じくらいかな。そんな風に思いながら周囲を散策。

孔雀のデザインが描かれた石碑
手形のレリーフ

おっ、孔雀のデザインが描かれ石碑や手形のレリーフがあるではないですか。いつも海峡しか見ていなかったので、新しい発見に嬉しくなる。

さすがに海峡全体を見て回るのは時間がかかるため断念。最近知った話なんだけど、南側にある土庄町役場にて、横断証明書を有料(100円)で発行しているんだとか。

ちょっと興味があるぞ。今度小豆島へ訪れた時は、発行してもらおうかな。

永代橋周辺でしばらくの間、土渕海峡を眺めて過ごした後で、富丘八幡神社へ向かいました。

富丘八幡神社の桟敷と瀬戸内海の絶景に大興奮

富丘八幡神社の一の鳥居
富丘八幡神社の一の鳥居

永代橋から土庄福田線(県道26号)を東へ向けて道なりに進む。約800mほど進むと四つ角の交差点(土庄町渕崎)が見えてきました。

この交差点を真っ直ぐ進むと国道436号線になり、すぐ右手側には大きな鳥居が見えてくるので、そちらへ向かった次第です。

富丘八幡神社の桟敷
富丘八幡神社の桟敷

この鳥居は、富丘八幡神社の一の鳥居。この鳥居をくぐった先には、目の前に迫力ある階段状の石垣が現れました。これが、富丘八幡神社の桟敷ですね。

山麓の傾斜地を巧みに利用して築かれており、高さは約24mもあるので、見上げるとその迫力に圧倒されそうだ。

最下段の桟敷きの裾を結ぶと、その大きさは約150mの馬蹄形となり、高さだけでなく幅もある。

周囲は駐車場や土庄小学校のグラウンドとして利用されているらしく、広場となっていて便利なのですが、個人的には草原や荒野にこの桟敷がそびえ立つと、さらに見応えがあって良かったかな。

けれど、桟敷の役割を考えれば、これはこれで正しいのだろう。今でも毎年秋に開催される富丘八幡神社の例大祭行事を見物するための観覧席として現役に活躍しています。

さて、この桟敷にある約300段の階段をゆっくり上ると、その先は富丘八幡神社の参道です。しばらく道なりに参道を歩くと、神門へ向かう真っ直ぐな一本道となる。

富丘八幡神社の絶景スポット
富丘八幡神社の絶景スポット

階段状になっているその道を上りながら、神門近くで振り返ると、そこには富丘八幡神社の一番の見どころといえる瀬戸内海の絶景が広がっていました。

毎回、この景色を見ると自然に「うぉ~」と声が出る。それほどの絶景だ。見る角度によっては、小豆島の超有名な観光スポット・エンジェルロードの全景が一望できる。

私はいつもこの景色を見るために、富丘八幡神社へ訪れていますね。国内には海に面した神社は数あれど、その中でもトップクラスに入る景観だと思います。

拝殿
富丘八幡神社(拝殿)

その後、富丘八幡神社の拝殿にてお詣り。しばらく境内を散策したり、瀬戸内海の絶景を眺めて過ごし、富丘八幡神社を後にしました。

ちなみに富丘八幡神社へは、この桟敷以外にも少し離れた北側にも入口があり、劇坂ですが自転車で富丘八幡神社の近くまで行けますよ。私はいつもはこちら側から向かうことが多いですね。

尚、富丘八幡神社や参道と桟敷の景色については、下記関連記事でくわしく紹介します。

オリーブビーチへ向かう道中にて

桜が咲く道を走るロードバイク

自転車のペダルを回し、国道436号線を東へ向かう。アップダウンが多くなってくるが、ロードバイクならばなんのその。ママチャリでも上れると思うけど、できれば電動アシスト付きあった方が良いと思う。

そんな国道を突き進んで行くと、小豆島町平木の交差点へ到着。この交差点から少し離れたところには池田港がある。この港からは高松港と行き来しているフェリーが出ているので、岡山から小豆島経由で高松へ行けますね。

まぁ、実際高松に行くならば、輪行で電車を使った方が「安い・速い・楽」の三拍子がそろうのだけど、船旅には電車旅とは違った船旅独自のロマンがある。機会があれば実践してみたいかな。

カエルの像
カエルの像

おっと、話がそれましたが、小豆島町平木の交差点には、個人的に気に入っているカエルの像が並んでいるので、毎回立ち寄ってしまいます。

うん、いつ見ても自由気ままで幸せそうだ。旅の道中で、このような石像を見かけると、ついつい立ち止まってしまうのは仕方がないと思っている。

妖怪美術館の宣伝板

それ以外にも面白い案内板を発見。ん、人より妖怪が多い美術館だと。何とも意味深な案内板だ。これは妖怪美術館の宣伝でしょうね。

オリーブ畑に咲くチューリップ
オリーブ畑に咲くチューリップ

小豆島町平木の交差点を左折し、そのまま国道436号を進む。道中では、オリーブ畑に綺麗なチューリップが咲いているのを見かけ、思わず自転車を停車。
う~ん、こういうのを見ると、思わず和んでしまいます。

小豆島といえばオリーブが有名であり、島の至るどころで栽培しているため見かける機会が多い。その中でもオリーブ園と道の駅小豆島オリーブ公園では、数多くのオリーブの木を見かける。

オリーブ園で栽培されているオリーブの木々
オリーブ園で栽培されているオリーブの木々

ということで、オリーブ園ヘ向けてGO。オリーブ園は、国道436号線に面しているので立ち寄りやすいですね。駐車場からオリーブの木々を見上げご満悦。

その後、直ぐ近くにあるオリーブビーチへ向かいました。

オリーブビーチ
オリーブビーチ

オリーブビーチは、小豆島の中でも一番大きな海水浴場です。海水浴シーズンになると、多くの人が訪れる人気スポット。

約700m続く白い砂浜と穏やかな波がとても印象的。夏には海の家が立ち並びますが、今の季節は春。浜辺を散策している人は数える程度に少なかったですね。

なので、ゆったりと砂浜を歩いていると、オリーブビーチをほぼ独り占めした気分になる。

開放感のある浜辺は、そこにいるだけで気持ちが良いいものだ。

小波止でロードバイクを撮影
オリーブビーチの小波止
オリーブビーチの景色

せっかく訪れたので、海に向かって突き出た小波止で愛車を記念撮影。オリーブビーチは、三都半島のほぼ付け根辺りにあるので、本日の三津半島一周の起点にしてみました。

尚、オリーブビーチから北側へ向けて約400mほど坂道を上ったところには、「道の駅 小豆島オリーブ公園」があり、人気の観光スポットになっています。ここを拠点にして三津半島一周にチャレンジするのがおすすめです。

三都半島を一周し、絶景とアート作品を満喫

海岸線を走るロードバイク

オリーブビーチを後にして、1分もしない内に三都半島へ突入。小豆島の中でも三都半島は、美しい自然が根付いているので楽しみだ。

思わず自転車のペダルを回すのにも力が入るものです。

木々に囲まれた緩やかなアップダウンが続く東海岸で、自転車をグングン飛ばすと、爽快なシーサイド区間へ入りました。青空の下、瀬戸内の綺麗な海が良く映えます。

三都半島をサイクリング
シーサイド区間で花寿波島を望む

本日何度目でしょうか。これにはテンションが上がらずには入られません。気持ちのよい潮風を感じ取り、スピードアップ。

綺麗な砂浜

気分は泉田塔一郎です。思わず「アブ、アブ、アッブ~!」の雄叫びをあげながら走り抜けていました。

けれど、道中綺麗な浜辺や奇岩を見かけたら自転車を停止して、しばらく眺めていたりしたため、中々先へ進めません。

境界線の庭
境界線の庭
ダイダラウルトラボウ
ダイダラウルトラボウ

そんな調子でしたが、三都半島一周中に次々とアート作品を見物。

個人的には「境界線の庭」と「ダイダラウルトラボウ」は必見と思うので、ぜひ見物してもらいたい。

残念だったのは、楽しみにしていたアート作品の一つ「潮耳荘」が無くなっていました。後から調べてみると2022年を最後に解体されたそうです。

なので、興味があるならば、いつ無くなるのかわからないので見れる内に見ておかないと後悔しますね。

白い砂浜の海岸
白い砂浜の海岸

最南端にある釈迦ヶ鼻園地では、芝生広場や白い砂浜の海岸が広がっており、山の中腹に見える白い灯台が印象的でした。また、遠くには四国・高松が見て取れます。

釈迦ヶ鼻園地の風景
釈迦ヶ鼻園地の風景

残念ながら地蔵崎灯台は立入禁止でしたが、周囲の景観と調和が取れていましたね。

いつの間にか空は雲に覆われ、先ほどまでの晴天とは大違い。その後、アップダウンの多い西海岸を走り切り、三都半島一周を達成しました。

三都半島一周サイクリングの魅力と立ち寄りたい見どころについては、下記関連記事でくわしく紹介します。

エンジェルロードで運試し

エンジェルロードの案内標識

土庄港から出港するフェリーの時刻までに少し余裕があるので、エンジェルロードへ立ち寄ることにしました。

三都半島では、南端付近以外の道路は、基本的に三都港平木線(県道250号)を走ることになる。三都半島を抜けた後もそのまま三都港平木線を進めば、小豆島町平木の交差点へ辿り着きます。

その交差点を真っ直ぐ進み国道436号線を道なりに走ることで、エンジェルロードの入口近くに到着しました。

エンジェルロードへ訪れた理由は、運試しですよ。

エンジェルロードが現れる時間帯は、朝と夕方の2回だけなのですが、事前に調べていないので、本日はいつ出現するのか分かりません。

もし干潮で海の中から砂の道が現れていたら「運がある」ということ。さて、結果はどうなるかな。

エンジェルロード
エンジェルロード

祈るような気持ちで、エンジェルロードのもとへ歩いて向かうと、砂の道が見えたので思わずガッツポーズ!

中余島へ向かう道
中余島へ向かう道

砂の道を歩き奥まで行くと、弁天島の先にある中余島へ行けるみたいですが行きませんよ。そういうのは、時間的にかなり余裕がある時に行いたい。

それにしても、さすがは王道の観光スポット。平日の夕方でもそれなりに人が多いですね。

残念ながら空は厚い雲に覆われ、夕日は期待できない。う~む、午後の途中までは、非常に良い天気だったためか惜しまれる。

さて運試しも成功したことだし、気持ちを切り替え、素直に土庄港へ戻りましょう。

その後、土庄港へ移動し岡山へ向かうフェリーを待っていると、しばらくしてフェリーが到着したので帰路につきました。

まとめ

フェリーからの景色
土庄港からフェリーに乗って帰路につく

小豆島は、エンジェルロードや寒霞渓などの王道な観光スポットだけでなく、富丘八幡神社や三都半島など穴場スポットもとても見応えがあります。

本日の旅では、ギネスに認定されている土渕海峡を始め、石垣で造られた迫力満点の桟敷や、瀬戸芸のアート作品の数々などを見て回りました。

海の絶景だけでも満足度の高いサイクリングを楽しめるのですが、それに加え見どころが多いのは嬉しい限りですね。

今回は三都半島を中心にサイクリングしましたが、今度小豆島へ訪れる時は、小豆島一周をしたいと思います。

下記関連記事では、私が過去に小豆島をサイクリングした様子を紹介しますので、興味があれば一読して下さいね。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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