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旅の体験談

梅雨の晴れ間にサイクリング、岡山市東区の吉井川や緑地を巡る旅

吉井川の河川敷

【2021年6月 岡山県旅】

窓の外から太陽の光が差し込んでいる事に気が付き目覚めます。

「よし!今日は晴れだ!」と思わずガッツポーズを取りました。

今は6月、丁度梅雨の時期に該当するため、晴れの日は自転車乗りに取って、ダイヤモンドより貴重ですね。(笑)

そのため、意識が一瞬に覚醒して、自然にテンションが上がります。

梅雨の晴れ間は、サイクリングへ出かけるしかありません。(先日もこの調子でサイクリングに出かけた記憶がありますね。)

朝食を食べながら本日のサイクリングコースについて、あれこれ考えていました。

今回のサイクリングは、ゆったりと走りたいと思ったため、吉井川沿いをのんびり走る事に決定します。

この吉井川の河口付近には、ボンボン岩と呼ばれている謎の巨石群が存在しているので訪れてみましょう。

また、まだ行ったことがない岡山三大巨石墳の一つである牟佐大塚古墳を訪ねたり、足の健康にご利益が抜群である足王神社へ向かう事にしたのです。

早速、サイクリングに出かける準備を整えた後で、今回のスタート地点へ向かいました。

岡山市東区と赤磐市を巡る旅

古墳へ向かおう

今回のスタート地点は、岡山市の西川原・就実駅です。

駅の周辺には、就実大学・就実短期大学があるため学生が多いですね。

早速、先へ進みましょう。

まずは、北上して住宅街を抜けて、旭川へ合流する事にしました。

それにしても良く晴れています。

今日は一日良い天気のようです。

このような日は、自転車乗りの習性でしょうか、無条件に外で走り出したくなりますね。(笑)

軽やかにペダルを回しながら、ゆったりと進みます。

旭川へ合流すると、この川に架かっていた橋を渡りながら、周りの光景を目にします。

本日の旭川は綺麗ですね。

旭川沿いの道を進んでいると大原橋が見えてきました。

いつ見ても個性的な素敵な橋です。

尚、この橋の真価は、鉄橋とコンクリート橋が連結している事ですね。

今向かっている「牟佐大塚古墳」は、岡山三大巨石墳の一つと言うことは知っていましたが、具体的な事はわかりません。

石墳と言うことなので、奈良県明日香村にある「石舞台古墳」のように大きな石を組んで造られた古墳を想像していたのです。

そのため、この後でおバカな事をしてしまうとは思ってもいませんでした。

牟佐大塚古墳の石室

石柱には「牟佐大塚古墳」と書いています。きっとこの辺りに古墳があるのでしょう。

自転車を降りて、辺りを見渡しましたが、それらしい石墳がありません。

「あれ、どこにあるんだろう。石で組まれた古墳ならば目立つと思うのになぁ」と思っていました。

目の前には小さな丘があったため、丘の上から辺りを眺めて見ようと思い立ち、よじ登ります。

丘の上から眼下を見渡してみても、それらしい石墳が見つかりません。

「おかしいなぁ~、この辺りにあるはずなんだけど」そんな風に考えながら、丘の上から降りた後で、この丘の周りを一周していると、丘に横穴が開いているを発見したのです。

それを見て「!!!!!」一瞬で状況が理解できました。

先ほどよじ登っていた丘こそが、「牟佐大塚古墳」だったのです。

全くおバカな事をしてしまいました。

気分を取り直して、この横穴へ入ってみましょう。

足元は注意が必要です。

丸い足場から落ちると靴が泥まみれになります。(経験者は語ります。シクシク。)

奥の方には石室があり、貴重な物が見れました。(嬉)

牟佐大塚古墳は、岡山三大巨石墳の一つに数えられています。

大型の円墳であり、墳丘の直径が40m、高さが10mもありますね。

石室の被葬者は、この古墳がある周辺地域の交通権を掌握した国造り級の人物又は豪族である吉備上道氏ではないかと考えられています。

1930年2月28日に国の史跡に指定されました。

備前国分寺の跡地でかつての隆盛を思う

牟佐大塚古墳を後にして、赤磐市にある「足王神社」を目指していると赤磐市へ入りました。

しばらく進んだ先には、草原が広がっていて、その草原の中には、何やら看板のような物が複数見えます。

少し近づいてみましょう。

どうやら、この草原は備前国分寺の跡地のようです。

自転車を降りて、しばらく辺りを散策しました。

かつて、ここには奈良時代に聖武天皇により建てられた国分寺の一つがあったんですね。

当時はきっと繁栄の限りを尽くしていたのかも知れませんが、今ではただの草原です。

諸行無常を感じます。

備前国分寺跡で体験した事については、下記記事で詳細をお話します。

足王神社で足の健康をお祈りする

備前国分寺跡を後にして、大きな池のそばを進みました。

池のそばには集合団地が見えます。

池の周りを進んでいると、足王神社へ到着しました。

鳥居の両隣りには、狛犬ならぬ狛足?に目を見張ります。

これは、立派な足ですね。(笑)

この足を触った手で自分の患部をなでると病が治ると言い伝えがあります。

早速自分の膝に試して見ました。(喜)

そして、拝殿で参拝した後で、この地を後にしたのです。

尚、足王神社で体験した出来事については、下記記事で詳細をお話します。

【神社仏閣の紹介】

旅の道中に訪れた神社仏閣を下記記事で紹介します。今回訪れた足王神社の詳細や他の静謐な神社や寺院についてお伝えしますね。

びっくり!大きな桃が現れた

足王神社から少し北上すると、何やらピンク色をした球体のような物が見えてきました。

近づいてみましょう。

その球体の正体は、なんと大きな桃です!(笑)

実はこの桃は、ガスタンクですね。

赤磐市は白桃が特産品ですので、それに合わせてこの巨大桃を造ったのでしょう。

このような物は他の県では聞いた事がありませんね。

きっと赤磐市のオリジナルでしょう。

この桃のガスタンクは、直径22mと巨大であり、青空の下、とても写真映えします。

全く良い物を見ました。

【旅の道中で見かける面白い物】

旅の道中では今回の桃タンクのように面白かったり、珍しい物を良く見かけますね。私が見かけた面白い物について下記記事で紹介します。

南下して吉井川を目指し、緑地で休憩する

赤磐市を南下すると、岡山市東区へ入りました。

旅をしていると、突然街角や沿岸に不思議なオブジェや動物(馬など)などに遭遇する事があります。

自分が予想もしていない物に出会えるのも旅の醍醐味です。

特に自転車旅では、自分のペースで進むことができて、周りを良く眺める事ができますね。

ここが、車旅とは違う所であり、アドバンテージになっています。

だから自転車旅はやめられないです。

この日も不思議なオブジェに出会いました。

この写真を見て下さい。それを見たときの私の第一声は「天狗???」でしたね。

「なんで、天狗?」と疑問に持ちましたが、このような不意打ちの出会いは面白いですね。

違う場所では、うさぎと埴輪以外は良く分からないオブジェが沿岸に並べられていました。(笑)

この橋の名前は「ハレー橋」と言うみたいです。カッコ良い名前ですね。

しばらく南下を続けていると、吉井川へ合流しました。

その吉井川の河川敷には、広いグランドが整備されていて近くには緑地も整備されています。

立ち寄ってみましょう。

吉井川が穏やかに流れています。そのような川の流れを見ていると心が穏やかになりますね。

この場所で少し休憩を取りながら、川の流れを見続けていました。

大きな木もそびえ立っています。木の下は日陰になるため、涼しそうです。

【巨木あれこれ】

旅の道中では、当然巨大な木を目撃することは良くあることですね。そんな巨木たちについて下記記事で紹介します。

吉井川沿いをゆっくりと進もう

緑地を後にして、吉井川沿いの道を南下していると、鳥の鳴き声が非常にうるさい所へ辿り着きました。

どうやら、この吉井川の中にある雑木には多くの鳥が住み着いているようです。

たくさんの白い鳥がいますね。(驚)

吉井川沿いの道は、それなりにサイクリングで走りますが、いつもは川を挟んで反対側の道を走る事が多いため、今走っている道は余り来た事がありません。

そのため、白い鳥が住み着いている事を知りませんでした。

きっと、もう忘れる事はないでしょう。

鳥の住処を後にして南下を続けます。

どこにでもあるような景色ですが、ここでしか見れない景色を堪能しながら、ゆっくりと進みました。

今日は本当に天気が良いので、吉井川でマリーンスポーツを楽しんでいる人たちを見かけます。

これを見て下さい。ウインドサーフィンは面白そうです。

私はウインドサーフィンはした事がありませんが、機会があればチャレンジして見たいですね。

自転車を止めて、しばらくウインドサーフィンを眺めていました。

先へ進みましょう。

眼下には、崩れそうな壁が見えきました。近くに住宅や道路があるのですが、大丈夫なのでしょうか。

しばらく進んでいると道が狭くなってきます。

このまま南下を続けて河口付近へ近づくと、目の前には大きな巨石が見えてきたのです。

謎の巨石群「ボンボン岩」

巨石の近くには鳥居がありましたので、近くへ自転車を止めて、境内へ入りました。

そこには社が建っていて「祇園宮」と言う名前ですね。

名前からして、ご祭神は牛頭天王(ごずてんのう)でしょうか。

社の前に立って参拝した後で、辺りを散策すると、たくさんの巨石が見られて面白かったです。

この巨石群は「ボンボン岩」と呼ばれています。

名前の由来は不明であり、なぜこのような名前が付けられたのでしょうか。

不思議ですね。

巨石の近くには、階段があったため上ってみます。

巨石の上へ乗る事ができました。

そこから見る景色は普通ですかね。(地上から巨石の上までは、それほど高くありません)

階段を下りて、堤防の上を歩きます。

なんと、椅子が用意されていました(笑)。ここから吉井川の景色を楽しみます。

それにしてもこの巨石群はいったい何物なのでしょうか。

謎ですね。

【巨石・奇岩の紹介】

旅の道中には、巨石や奇岩、奇峰を見かけてビックリすることが良くありますね。私が目撃したことのある巨石などについて下記記事で紹介します。

再び吉井川を南下する

ボンボン岩を後にします。

今度は吉井川を渡って反対側の道を走ってみましょう。

そのためには、橋が架かっている所まで戻る必要があります。

ずっと川沿いを走行してきたので、今度は川から離れ内陸部を走りました。

しばらくすると橋が見えたので、その橋を渡り、再び吉井川沿いの道を南下します。

すると、コンビナートが見えてきました。

川の向こう側には、先ほど訪れたボンボン岩が見えてます。

これは、イリュージョンかな。

四つ手網が見えます。これを使えば、一気にたくさんの魚類が吊れますね。

この近くには、公園があるので立ち寄ってみましょう。

六番川水の公園へ立ち寄る

大きな池がトレードマークの綺麗な公園が「六番川水の公園」です。

この近くには、プロサッカーチームである「ファジアーノ岡山」の練習場がありますね。

辺りを見て回りましょう。

この公園は、百間川の河口の近くにあり、六番川遊水池に囲まれた多目的広場があるスポーツ施設が充実しています。

少しの間、この公園を見て回った後で、少し離れた場所にある「沖田神社」へ向かいました。

【公園の紹介】

公園は地域住民の憩いの場として、多くの人に親しまれているところが多いですね。私が旅の道中に立ち寄った公園について下記記事で紹介します。

沖田神社・道通宮で参拝しよう

六番川水の公園から4kmほど進んだ所に、沖田神社が鎮座しています。

境内へ入り、通行の邪魔にならない所へ自転車を止めて拝殿へ向かいました。

沖田神社のご祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、素戔鳴尊(すさのおのみこと)、軻遇槌命(かぐつちのみこと)、倉稲魂命(うがのみこと)、句句廼智命(くくぬちのみこと)、おきた姫です。

ご利益には金運、商売繁盛、勝負運、家内安全、交通安全、厄除けなどがあります。

拝殿前の階段をゆっくりと上って、心を静め、神様たちへお祈りを捧げたのです。

この境内には、由来の異なる道通宮がありますので、そちらへも参拝しましょう。

道通宮のご祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)です。

拝殿前で立ち止まり、ゆっくりとお祈りを捧げました。

西川原・就実駅へ戻る

沖田神社を後にして、本日のゴールである西川原・就実駅へ向かいます。(今回はスタートとゴールが同じです)

それにしても、本日は思いもかけない事が起こったり、面白い物が見れたりして充実した一日でした。

後はゴールするだけです。

日はまだ高く、暗くなるまでには余裕でゴールへ到着しますね。(既に16時は過ぎていましたが、この時期はまだまだ明るいですね。)

沿岸にはあじさいが綺麗に咲いています。(嬉)

本日のサイクリングの出来事を振り返りながら進んでいると、西川原・就実駅へ到着しました。

こうして、本日の旅は終わりを告げました。

旅の軌跡

スタート岡山市 西川原・就実駅
ゴール岡山市 西川原・就実駅
距離68km



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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