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旅の体験談

京都北部を巡る自転車旅、舞鶴観光と福知山城を満喫する(舞鶴市→福知山市)

赤れんがパークで自転車と記念撮影

京都兵庫旅の3日目は、京都府舞鶴市から始まります。

昨日の自転車旅では、丹後半島の絶景・観光スポットを巡りながら充実感に満ち足りた1日でした。(2日目の旅の様子は、こちらの記事で紹介)

本日のスケジュールは、午前中に舞鶴市の観光名所である「舞鶴赤れんがパーク」へ向かう予定です。さらに舞鶴湾をクルージングする「舞鶴軍港めぐり」を楽しむぞ~。

そして、午後からは福知山市へ向かい、明智光秀の居城として知られる「福知山城」を観光する予定ですよ。

実は舞鶴市と福知山市を観光するのは初めてなので、朝起きた時からワクワクしていましたね。初めて訪れる土地というのは、特別感を感じませんか。

本記事では、自転車で観光スポットを巡りながら、舞鶴市から福知山市へ向かう旅の様子をお届けします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車旅やサイクリングが好き
  • サイクリングの道中で見聞を広めたり、様々な体験をしたい

北吸トンネルはどこにあるの?

JR東舞鶴駅
JR東舞鶴駅

抜けるような青空が広がると、それだけでもテンションが上がるものですね。

私は今、東舞鶴駅前で空を見上げながら、そんなことを考えていました。ここから北へ向けて約1.2kmほど進めば、本日のお目当の「舞鶴赤れんがパーク」があります。

今の時刻は7:40頃なので、9:00の開館までには時間にだいぶ余裕がありますが、舞鶴赤れんがパークへ訪れる前に行きたいところがあるので早めに出発しました。

その場所は「北吸トンネル」というところ。レンガ造りのトンネルは、ぜひ一目見ておきたい。このトンネルについては、おいおい説明しますね。

いざ向かおうと自転車に取り付けていたサイコンの電源を入れて、本日の走行コースを表示させると、なんとスタート地点が実際にいる場所からだいぶ離れているぞ。

いったいどういうこと、これでは北吸トンネルの場所がわかないではないですか。

う~む、これは予想外でしたが、こんなことではくじけません。トンネルの場所は、東舞鶴駅から西側にあることは覚えていたので、とりあえず自転車を走らせながら探すことにしました。

三笠通り

府道23号線を走っていると、「三笠通り」と書かれた案内標識を発見。標識には、戦艦「三笠」のシルエットが描かれている。うん、さすがは海軍ゆかりの地ですね。

日露戦争で活躍した連合艦隊司令長官の東郷平八郎提督が座上した軍艦が三笠であり、東郷提督は初代舞鶴鎮守府の長官を務めた経歴の持ち主なので、舞鶴には深い縁があります。

初瀬通り
敷島通り

また周囲には「初瀬・敷島・朝日」の名前の通りもあり、敷島型戦艦の名を冠した通りが勢ぞろいしているのは面白い。

レンガが敷き詰められた道

おっ、これはレンガが敷き詰められた、いかにも雰囲気がある道だな。私の直観が「この近くに北吸トンネルがあるに違いない」とささやきます。

「東門駅」の駅名標

ということで、その道を進んでいると昔使われていたであろう「東門駅」の駅名標を発見。

北吸トンネルが、かつて何に使われていたか知っていたため、絶対にトンネルに近づいていると思いました。

地下道の入口

しばらく道なりに進み、見つけたのがこちらの入口。

確かにレンガ造りの外観だけど、これは絶対に北吸トンネルではないだろう。どう見ても現代風であり、地下道へ向かう道にしか見えない。

う~む、どうしようかと悩んでいると、たまたま地元民と思われる人が通過したので、道を聞いてみれば、何と方向が反対だったようです。(汗)

来た道を引き返しそのままレンガが敷き詰められ道を進むこと約2~3分。ついに北吸トンネルが現れました。

【鉄道跡のサイクリングロードを紹介】

鉄道跡を自転車や歩行者が通行できるように整備されるのは、よくありますね。下記記事では、そのようなサイクリングロードを紹介します。

北吸トンネルはレトロな雰囲気がたまらない

北吸トンネル
北吸トンネル

レンガ造りの美しいアーチ型のトンネルからは、ノスタルジーな雰囲気を感じ取れますね。

かつて旧海軍の舞鶴鎮守府へ物資を運ぶための軍港引込線として使用されていましたが、今は自転車・歩行者道路として活用されています。

北吸トンネルは、国の登録有形文化財に登録されており、その存在時代が貴重そのもの。では、早速トンネルの中へ入ってみましょう。

北吸トンネルの中

中へ入ると、カビや苔で豊かに変化した赤レンガの壁が美しい。長い年月をかけて今の状態を造り上げたのだろう。とても味わいがある。

レンガの長辺と短辺を交互に積み上げているイギリス積みを採用し、1904年(明治37年)に建設されたという。すでに100年以上が経過しているとは思えないほどしっかりした造りだ。

ライトに照らされる北吸トンネルの中

それに壁面に設置された暖かいオレンジ色のライトが、積み上げられた赤レンガの表面を照らしており、独特で優しい空間を感じさせますね。

北吸トンネル前でロードバイクと撮影

トンネルを抜けると、せっかくなので愛車とともに記念撮影しました。

さて、舞鶴赤れんがパークの開館までには、まだ時間があるため、周辺を見て回ることに。

しおじプラザ
しおじプラザ

やってきたのが、潮路通りに隣接する「しおじプラザ」という海浜公園。

しおじプラザから前島みなと公園へ向かうかけ橋

しばらく園内でくつろぐと、対岸の前島みなと公園へ向けて架け橋を渡る。

橋を渡っている最中に、ふと気になりだすのが、「舞鶴軍港めぐり」で乗る遊覧船の乗船券のことだ。

できれば1便か2便の乗船券をゲットしたい。1便は10:00出航で、2便は11:00出航だ。今はGWの期間中なので、間違いなく観光客は普段より多いだろう。

そうなると、乗船券を購入したタイミングでは、2便にも乗れないかも知れないぞ。それはさすがに困るので、急いで舞鶴赤れんがパークへ向かった次第です。

舞鶴赤れんがパークと舞鶴軍港めぐりを楽しむ

国道27号線から眺めた赤れんが倉庫群
国道27号線から眺めた赤れんが倉庫群

国道27号線を通過していると、レトロに建ち並ぶ赤レンガの倉庫群が目を見張りますね。この倉庫群のある場所が舞鶴赤れんがパークですよ。

この倉庫群は、かつて舞鶴鎮守府の武器保管庫として使われていました。いまでは、12棟の倉庫の内、1~5棟では博物館やカフェ、お土産ショップなどに活用しており、舞鶴観光にかかせない場所になっています。

まだ開館前ですが、敷地内へはいつでも自由に入れますので中へ入ると、スタッフの皆さんが忙しそうに準備をしていました。

2号棟の舞鶴市政記念館は、総合案内所となっており、遊覧船の乗船券の購入場所でもあります。(乗船券売り場は、2024年7月1日に1号棟の赤れんが博物館へ移転しました。)

舞鶴市政記念館前には、開館前に行列ができていた
舞鶴市政記念館前には、開館前に行列ができていた

入口前では、思った通り観光客が並んでいるではないですか。時間がまだ早いためか、まだ15~20人そこそこしか並んでいないので、急いで私も最後尾へ並んだ次第です。

時間が経つに従い、私の後ろにも続々と人が並んでいく。パッと見たところ全体で70~80人くらいは並んでいたかな。

このままでは、国道27号線沿いの歩道まで人が並んでしまうかも知れない。そんなことを考えていると、記念館の入口が開きましたね。開館時刻より10分も早いのですが、やはり今の状態にスタッフも危機感を覚えたのだろうな。

遊覧船の1便の乗船券が完売

ということで、無事に1便の遊覧船を手に入れました。よかった~、これで安心だ。実は10分も経たない内に、1便の乗船券は完売。危ないところでしたね。

まだ遊覧船の出航までは時間があったので、その間に園内を見物に出かけることに。

それでは、舞鶴赤れんがパークで見物した赤レンガの倉庫群をダイジェストで紹介します。

赤れんがロード
赤れんがロード
舞鶴赤れんがパーク
赤レンガ倉庫
舞鶴赤れんがパークの案内板

その後、遊覧船に乗って舞鶴湾のクルージングを満喫しました。

遊覧船のりば

舞鶴湾に停泊している護衛艦は、任務などでいないこともあるので、どの護衛艦が見られるかは運しだいですよ。

私が訪れた日は、結構の数の護衛艦が見られたので超ラッキー。護衛艦以外にも補給艦、ミサイル艇、掃海艇など様々な艦船を見物できました。

名前を挙げると「ふゆづき・せとぎり・あたご・ひゅうが・せんだい・ましゅう・はつしま」などが停泊していましたね。

赤れんが博物館
赤れんが博物館

遊覧船のクルージング後は、世界で唯一無二な施設「赤れんが博物館」へ向かう。

赤れんが博物館では、世界各国から寄贈された、貴重なレンガを展示しており、一つ一つ丁寧な解説がされていたので楽しく見学できました。

また、レンガで造られた有名な建築物(サン・ピエトロ大聖堂や東京駅など)を通して、レンガの魅力を再発見した次第です。

舞鶴赤れんがパークにある文字モニュメント

舞鶴赤れんがパークは、撮影スポットに適する場所が多いけど、こちらの文字モニュメント前もおすすめ。サイクリストならば、愛車とともに記念撮影してしまうのは、しょうがないでしょう。

尚、舞鶴赤れんがパークと舞鶴軍港めぐりについては、くわしくは下記関連記事で紹介します。

福知山市へ向かう道中にて

国道27号線の風景
国道27号線の風景

舞鶴赤れんがパークを後にすると、国道27号線を西に向けて自転車を走らせます。

しばらく道なりに進んでいると、右手側には護衛艦が停泊している北吸係留所が見えてくる。先ほど舞鶴湾のクルージングで見かけましたね。

残念ながら一般公開の時期ではなかったため、中へ入れませんでした。しかし、入口前で護衛艦「あたご」を見物できたので良しとします。

自転車のペダルを軽やかに回して先へ進んでいると、中舞鶴歩道橋が見えてきたので、進路を南へ変更して綾部市方面へ向かう。この綾部市のお隣が目指す福知山市ですね。

気温の表示機能を持たせた街灯

それにしても暑い。まだ5月だというのに、気温が高すぎるぞ。そんなことを思っていると、目の前に気温の表示機能を持たせた街灯を目撃。

そこには「30℃」と表示されているではないですか。どうりで暑いわけだ。

綾部市へ入る
綾部市へ入る

けれど、夏と違ってジメジメした感じがなく、カラっとしているので十分走れる。ペースを維持したまま坂道を駆け上っていると綾部市へ入りました。

舞鶴綾部福知山線の風景
舞鶴綾部福知山線の風景

このまま国道を走り続けてしまうと、綾部市街から少し離れてしまうため、梅迫口交差点を右折して、舞鶴綾部福知山線(府道74号)を走ることに。

のどかな風景

周囲を見渡せば、舞鶴市街とは打って変わって、のどかな風景が広がります。うん、落ち着くな~。

自転車を快調に走れせていると、草原の中にポコッと膨れている小ぶりの丘を発見。あれは、古墳じゃないかな。

聖塚・菖蒲塚古墳
聖塚・菖蒲塚古墳

そんな風に思って近づくと、本当に古墳でしたね。案内板には「聖塚・菖蒲塚古墳」と書かれていました。

古墳の中には、上に登れたりできますが、たとえ古墳でも他人の墓の上を登ることに抵抗を感じる人もいるでしょうね。おそらくお祓いとかしていないと思うので、気になる人は、登らないのが無難かな。

白瀬橋を渡る
白瀬橋を渡る

由良川に架かる白瀬橋へ辿り着くと、もう綾部市街までは目と鼻の先。

由良川花庭園
由良川花庭園

河川敷には花壇が見えてきたので、立ち寄るか少し考えましたが結局スルーし、遠くからのカメラ撮影だけにとどめました。

後日調べてみると、由良川花庭園というそうな。GWには、花壇展が開催され、様々な催しや飲食等のブースが出店されるそうですよ。

グンゼ記念館
グンゼ記念館
グンゼ記念館の建築物
グンゼ記念館の門

綾部市街へ入ると、白を基調とした大正ロマンを感じさせる建物を発見。こちらの建物は「グンゼ記念館」です。

グンゼといえば、肌着・インナー、ストッキングなどの繊維製品メーカーとして有名ですね。お世話になっている方は多いと思う。

少し興味がありましたが、足を運べば福知山城を見学する時間がなくなるので、あえなくパスすることに。またの機会に訪れたい。

のどかな風景

綾部市街を通り抜け、主に福知山綾部線(府道8号)を西へ進むと、再びのどかな景色が広がりました。

そしてついに福知山市へ辿り着いたのです。

福知山城の観光

福知山市へ入る
福知山市へ入る

福知山市へ入ると、そこからはあっという間でした。綾部市と福知山市の境にある高津町からは、福知山城までは約6kmほどです。

ロードバイクであれば、6kmなんて庭みたいなものですね。そのため気付いたときには、お城前にいた感覚だったかな。

ゆらのガーデン
ゆらのガーデン

福知山城前には、「ゆらのガーデン」という公園型の施設があり、お城を眺めながら食事や休憩、買い物を楽しめます。

ナンジャモンジャの花
ナンジャモンジャの花

せっかくなので、園内へ入り散策すると、ナンジャモンジャの木を発見。まるで雪が降り積もったかのように真っ白な花が綺麗すぎるぞ。

島根県の松江城で見かけた以来久しぶりに見たナンジャモンジャの花に対して、テンションが上がりましたね。

それにこの施設前は、福知山城を撮影するのに絶好のフォトスポット。美しいアーチを描く昇龍橋越しのお城は必見です。

ゆらのガーデン前から福知山城を撮影
ゆらのガーデン前から福知山城を撮影

昇龍橋渡り、福知山城の天守閣へ向けて歩き始める。

福知山城は、標高約40mの丘陵の先端地に築かれた平山城であり、初代城主は、本能寺の変で織田信長を討った人物として知られる明智光秀です。

光秀は、逆臣というイメージがありますが、福知山では善政を行った名君として慕われていますね。

福知山城の天守閣
福知山城の天守閣

天守閣の中では、明智光秀や福知山城、朽木氏にまつわる様々な資料などが展示されているので、じっくり見学しました。

福知山城の天守閣からの眺め

また、天守閣の望楼からは、福知山の素晴らしい町並みが一望できます。遠くには、酒呑童子で知られる大江山などの山並みが見える。眼下には蛇行して流れる由良川の風景がいい感じ。

また、福知山城には「転用石」を使用したユニークな野面積みの石垣や、今も築城時から現存する「銅門番所(あかがねもんばんしょ)」など見どころが多く十分楽しめました。

福知山城の見学を終えると、すでに17:00近くになっており、時間的にはちょうどよく、本日のお宿を目指してレッツゴー。

その後、JR福知山駅へ立ち寄ったり、少し早い夕飯にありつけながら、お宿へINした次第です。

こうして、本日の旅は終わりを告げました。

尚、福知山城については、くわしくは下記関連記事で紹介します。

まとめ

JR福知山駅
JR福知山駅

昨日に引き続き、本日も満足度の高い1日でした。

午前中は、舞鶴市の観光スポットである舞鶴赤れんがパーク・舞鶴軍港めぐりを楽しみましたね。

史跡・北吸トンネルと舞鶴赤れんがパークは、ノスタルジックな雰囲気が抜群にいい。それに舞鶴軍港めぐりでは、舞鶴湾に停泊中の海上自衛隊の護衛艦などを間近で見物できて大興奮!!

実に良かった、良かった。そして、福知山市では福知山城の観光を満喫した次第です。やはりお城の存在というのは、特別感があるな~。

さて、明日は京都兵庫旅の最終日。丹後半島巡りから始まった旅もよいよ終了です。最終日は、福知山市から兵庫県小野市を目指して南下しながら、色々な観光スポットへ立ち寄る予定です。

一体どのような旅になるのか乞うご期待。



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年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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