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旅の体験談

朝来市を巡るサイクリング、神子畑選鉱場跡や竹田城跡へ訪れる旅

竹田城跡から眺める景色

インターネットでとある記事を読んでいたら、神子畑選鉱場跡(みこばたせんこうじょうあと)の存在を知りました。

そこは、今は可動しなくなって久しく、かつては不夜城と呼ばれた巨大な選鉱場の跡地。

そんなことを知ってしまえば、機会があれば絶対に足を運ぼうと思うのも無理がありません。(笑)

今回の旅では、兵庫県朝来(あさご)市へ赴き、この神子畑選鉱場跡へ足を運びます。

また、神子畑選鉱場跡の周辺には、雲海で有名な竹田城跡がありますね。

そこで、数年ぶりに竹田城跡も合わせて訪れることにしました。

さてさて、どんな旅になるのやら、期待に胸を含まらせて、最寄り駅の新井(にい)駅へ向かった次第です。

本記事では、朝来市を自転車で巡りながら、神子畑選鉱場跡と竹田城跡観光と、その道中の様子をお届けします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車旅やサイクリングが好き
  • サイクリングの道中で見聞を広めたり、様々な体験をしたい
  • 兵庫県朝来市でサイクリングした様子に興味がある

新井駅から旅を始める

岡山駅からいつものように輪行して、兵庫県朝来市を目指しました。

新幹線で姫路駅へ向かい、そこでJR播但線に乗り換え、最寄り駅の新井駅へ到着。

新井駅
JR新井駅

姫路駅までは、あっという間に到着したのですが、そこから先は電車の運行数もそれほど多くは無く、それなりに時間がかかった次第です。

それでも午前中に到着したので、良しとしましょう。

輪行袋から自転車を取り出し、早々に組立て完了。

何度も輪行を繰り替えしてきた経験があるため、流れるように作業ができます。

準備を終えた後で、自転車旅を始める高揚感を感じながら、朝来市の第1歩を走り出したのでした。

秋を感じる神子畑選鉱場跡までの道中

神子畑選鉱場跡には、新井駅を南下して国道429号へ合流した後で、西へ真っ直ぐ進めば辿り着きます。

そのため、ほとんど道に迷う心配はないでしょう。

国道429号線を走る
国道429号線を走る

本日は晴天であり、まさに旅日和。

自転車のペダルを回す足取りも軽やかですね。

初めて訪れる場所を自転車で走るのは、実に楽しい。

周りに見える景色が、どれもが新鮮に映ります。

のどかな田舎の風景を眺めながら、秋の訪れを感じて走るのは楽しいもの。

田んぼの畦の辺りでは、彼岸花が咲き乱れていました。全くいいですね。

彼岸花
彼岸花

また、コスモスも咲き誇り、自転車旅には気候的に良い時期に近づいていることを伺い知れます。

コスモス
コスモス

しかし、もう10月になるというにも関わらず、まだまだ日中は気温が高かったりしますので、熱中症に気を付けなければなりません。

特に今年(2022年)は、夏の時期が長く、暑い日が続いた印象が強いですね。

普段はあまり国道を走らないのですが、神子畑選鉱場跡へ向かうには、国道429号を走るしか選択肢はないですよ。

私が訪れた日がたまたまだったのか、国道にはあまり車が走っておらず、快適に走れました。

川沿いの道

サイクルコンピュータの表示を見ると、緩やかな勾配が続く上り坂。

サイクルコンピュータ
サイクルコンピュータによる勾配情報

平均斜度は、3%前後なので楽勝ですね。(笑)

実は、もっと斜度があるものと思っていましたので、実際に走ってみて拍子抜けした次第です。

こちらは、道中で見つけた神子畑鋳鉄橋の案内板。

神子畑鋳鉄橋の案内板
神子畑鋳鉄橋の案内板

神子畑選鉱場跡へ向かう前に寄り道したのは、言うまでもありません。(笑)

神子畑鋳鉄橋は、生野と神子畑鉱山を結ぶ鉱石の道に架けられたもの。

往時の場所に現存する日本最古の鉄橋ですよ。見逃すのは実にもったいない。

神子畑鋳鉄橋
神子畑鋳鉄橋

様々な角度で神子畑鋳鉄橋を眺めてみると面白いかも。

神子畑鋳鉄橋

神子畑選鉱場跡と一緒に訪れることをお勧めします。

鋳鉄橋を渡ったり、周辺の景色を眺めながら小休止を取った後で、国道429号を上っていくと、突然目の目に巨大な建造物を目撃。

神子畑選鉱場跡の登場

その圧倒的な大きさに「おー!」と叫ばずにいられません。(笑)

そうです。ついに神子畑選鉱場跡へ辿り着きました。

神子畑選鉱場跡の見学

初見で神子畑選鉱場跡を目撃したら、絶対に驚きますよ。

インターネットで事前に情報を把握してはいたのですが、やはり実際に自分の目で見てみると、その迫力は凄いの一言。

神子畑選鉱場跡
神子畑選鉱場跡

この神子畑選鉱場では、かつて養父市にある明延鉱山(あけのべこうざん)で採掘された錫や銅、亜鉛などが選鉱されていました。

1919年(大正8年)に竣工し、その活動は1987年(昭和62年)に明延鉱山の閉山まで続けられたという。

閉鎖後、一部の施設は解体されましたが、基礎構造物は残されています。

廃墟マニアの間では、長崎県の軍艦島同様に知られている場所ですね。

それでは、神子畑選鉱場跡の見所を紹介。

神子畑選鉱場跡の見所
神子畑選鉱場跡の見所

インクライン跡や1円電車、ムーセ旧居、シックナーは必見です。

特にシックナーの外観は、ギリシャの神殿を彷彿させますね。

シックナー
シックナー

神子畑選鉱場跡の敷地内には、神子畑選鉱場に関する情報を発信している鉱石の道神子畑交流館「神選(しんせん)」がありますよ。

休憩所にもなっているので、足を運んでみましょう。

鉱石の道神子畑交流館「神選」
鉱石の道神子畑交流館「神選」
神選の館内の様子

館内では、1975年(昭和50年)代頃の神子畑周辺を再現したジオラマがあったり、お土産物の販売も行っています。

神子畑選鉱場跡は、「銀の馬車道・鉱石の道」として日本遺産に選ばれており、実際に訪れてその歴史的価値に触れられたことは強く印象に残りました。

銀の馬車道・鉱石の道

神子畑選鉱場跡について詳しくは、下記関連記事で紹介します。

和田山町竹田地区の景色

神子畑選鉱場跡を後にして、神子畑川を眺めながら来た道を引き返します。

綺麗な川が流れている傍の道

神子畑川は、川底が見通せるほど綺麗であり、優雅に泳ぐカモの姿に癒されました。

カモが泳ぐ光景

再び新井駅方面へ向かい、そこから北上して、和田山町竹田方面へ向かいます。

その道中では、円山川沿いの道を走ることにしました。

川沿いの道は、平坦路が多いので走ることが多いかも。

また、個人的に川沿いを走るのが好きですね。

陽光に照らされた綺麗な川面を眺めながら、時おり吹く風が何よりも気持ちが良い。

そうすると、自然にテンションが上がります。

ということで、特に何もありませんが川をバックに記念撮影をした次第です。(笑)

自転車で川沿いの道を走る

多くのサイクリストは、愛車(自転車)を撮影したくなるもの。

私も昔ほどではありませんが、今でもよくモニュメントなどと一緒に記念撮影をしています。

竹田地区の町中へ入ると、沢山の鯉が泳いでいる水路を発見。

鯉が泳ぐ水路
鯉が泳ぐ水路

旅を続けていると、たまにこのような景色に出会えますが、全く嬉しい限りです。(嬉)

優雅に泳いでいる鯉は、自由そのもの。

その姿に自分を重ね、自由に旅を続けていられる素晴らしさに感謝しかありません。

鯉を眺めながら先へ進んでいると、様々なキャラクターの石像が並んで立っていました。

こちらは、ドラエモンの石像。

ドラエモンの石像

その他にもピカチュウやハローキティ、ゴジラなど。

ピカチュウやハローキティの石像
ゴジラの石像

誰もが知っている魅力あふれるキャラクターの石像を見て、思わずニヤニヤするのは仕方がないことではないでしょうか。(笑)

美しい石畳みの道を進みながら、いつしか古い町並みが並ぶエリアに。

石畳みの美しい道
和田山町竹田の町並み
和田山町竹田の町並み

天空の城と名高い竹田城跡の麓に佇む城下町ですね。

平日だったためか、町の様子は閑散としていました。

その中で目に付いたのが、こちらのお店(和雑貨 海砂利水魚)。

和雑貨 海砂利水魚
和雑貨 海砂利水魚

店前にあるカラフルな傘が目を引きます。

後で調べてみると、可愛らしい和雑貨を売っているという。

竹田城跡へ向かう前に訪れておきたいのが情報館「天空の城」です。

情報館「天空の城」
情報館「天空の城」

この情報館では、竹田城の歴史を始め、竹田城跡全景のジオラマや各種資料を展示していました。

また、竹田城跡のボランティアガイドによる案内サービスも受けられますよ。(事前予約要)

もう一つ訪れておきたいのが、こちらの竹田駅。

竹田駅
竹田駅

駅前には、恋人の聖地のモニュメントがありました。

恋人の聖地のモニュメント
恋人の聖地のモニュメント

実は竹田城跡は、恋人の聖地に選ばれています。

尚、竹田城跡には、このモニュメントがなく、竹田駅にあるので興味がある方はお見逃しなく。

こうして、和田山町竹田の町並みを眺めながら、竹田城跡へ向かった次第です。

山城の郷での出来事

竹田地区の住宅街を通り抜けると、竹田城跡の案内板がありました。

その案内板によると、竹田城跡までは残り3.2km、その手前にある山城の郷までは残り800mです。

竹田城跡の案内板

のどかな景色の中、走り続けていると突然目の前に道路橋が現れました。

道路橋

山や畑が織りなす緑色の景色の中では、異彩を放っていますね。

けれど、全く違和感を感じるのではなく、美しさを感じるのは私だけでしょうか。

そんな道路橋をくぐり抜けて道なりに進んで行くと、高台に山城の郷が見えてきました。

山城の郷へ向かう道

山城の郷は、竹田城跡に最も近い駐車場です。

また、観光案内所やレストラン、休憩所、お土産処が充実していますよ。

山城の郷
山城の郷
山城の郷の土産物屋の様子
土産物屋の様子

車やオートバイ、自転車などの車両で走れるのはここまで。

なぜなら山城の郷から先は、一般車両は進入禁止になっています。

一般車両立入禁止

ここから先は、天空バスに乗るか徒歩で急な坂道を上り、竹田城跡へ向かいましょう。

徒歩で竹田城跡へ向かうには、約40分ほどの時間がかかりますが、バスに乗れば最寄りのバス停まで10分で到着します。(バス停から竹田城跡までは徒歩約20分)

「こーさんは、風景を眺めながら歩いていかれたのでは」と言う声が聞こえてきそうですが、40分も坂道を上るのは、正直勘弁。

当然バスを選びました。(異論は却下です。)

自転車ならば坂道でも上るのですが、徒歩はやる気がおきません。

これもサイクリストの性でしょうか。

尚、バスの乗車時刻まで時間に余裕があったため、周囲をぐるりと散歩しているとヤギを目撃。

ヤギ
ヤギ

首輪をしているので誰かが飼っているみたいですね。

ヤギは一心に草を食べており、そんな姿に癒されました。

旅先では、犬や猫を見かける機会がわりと多いですが、まれにヤギも見かけますね。

すると、あまりの珍しさに、ヤギの姿をしばらく見続けてしまうのは無理もありません。(自己弁明ではないですよ。)

また、お土産処では定番のクッキーがありましたが、その他にも岩津ねぎスナックというお菓子を発見。

クッキー
クッキー

濃い味が大人にもウケているという。

興味があったので、竹田城跡を観光した後で、休憩しながら食べてみようと思った次第です。

岩津ねぎスナック
岩津ねぎスナック

結果的にその思惑は実りませんでした。(泣)

なぜなら、竹田城跡の観光に時間を掛け過ぎてしまい、山城の郷へ戻る最終バスへ乗れず、徒歩で戻ってきた時には、既にお土産処は閉まっていたからです。

教訓、「時間に余裕があるならば、食べたい時に食べよう」を習得しました。

竹田城跡の観光

竹田城跡は、標高353.7mの古城山山頂に戦国時代以前に築かれた山城です。

天守こそ残ってはいませんが、石垣や縄張(お城の敷地)がほぼ当時のまま残っているのは貴重ですね。

テレビのCMや雑誌など多くのメディアで紹介されているので、知っている方も多いでしょう。

「天空の城」「日本のマチュピチュ」というキャッチフレーズは、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

そんな竹田城跡の景色がこちら。

竹田城跡の風景(その1)
竹田城跡の風景(その1)
竹田城跡の風景(その2)
竹田城跡の風景(その2)

こちらは、天守台からの眺め。

竹田城跡の風景

マチュピチュらしい雰囲気に大興奮!!

足を運んだかいがありました。

こちらが、眼下の景色。

和田山町竹田の町並み
和田山町竹田の町並み

先ほど訪れた竹田地区の町並みが一望できます。

360度のパノラマ絶景は大変素晴らしく、時間を忘れて眺めてしまうのは仕方がないでしょう。

十分に景色を楽しんだ後で、竹田城跡を後にし、山城の郷へ戻りました。

尚、竹田城跡については、下記関連記事で詳しく紹介します。

和田山駅へ行こう

本日の宿泊先は、和田山駅周辺にあるホテルです。

そのため、和田山駅を目指します。

出来れば日没までには、到着したい。

時刻は、既に17:30は過ぎており、ゆっくり走っていたら厳しいかも。

秋は春・夏と比べて日暮れが早いので油断できません。(18:00頃には日が落ちます。)

観光気分はなりをひそめ、ひたすら仮アスリートとして、ペダルを回し続けました。

その際、緑あふれる田舎道を走り抜けて、国道の合流を優先した次第です。

細い道

なぜなら国道を走るのが一番の近道。

国道

また、自転車のスピードも出しやすいですね。

国道へ合流後は、ペダルの回転数を上げてスピードアップ。

既に気分は、泉田塔一郎。

下ハンドルを握り、心の中で「アブ、アブ、アブ」と叫びながら、磨かれた槍のごとく前へ進んでいきました。

時々、「アブ」の雄たけびが声に出ていたのはご愛敬。(笑)

スピードを出したかいあって、日没までには和田山駅へ到着。

和田山駅周辺
和田山駅周辺
JR和田山駅
JR和田山駅

こうして、本日の旅を終えたのです。

まとめ

兵庫県朝来市を巡り、神子畑選鉱場跡と竹田城跡を訪れました。

神子畑選鉱場跡は、初めて訪れたこともあり、その存在感にビックリ。

神子畑選鉱場の歴史に触れることが出来たのは、とても良い経験になりました。

また、竹田城跡は、昔訪れたことがあるのですが、何度見ても「強者どもの夢の跡」の言葉が似合います。

翌日は、雲海に浮かぶ竹田城跡を眺めに立雲峡へ。(その様子はまた今度)

今回の旅の道中では、清流の川や緑あふれるのどかな風景が広がり、終始楽しく旅を続けられました。

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