まるで地中海の雰囲気が漂っているスポットが、小豆島の南方にあり、白く大きなギリシャ風車が青空の下、良く映えています。
そのスポットこそが「道の駅 小豆島オリーブ公園」です。
目の前に広がる青と碧、白と緑の世界を堪能しましょう。
ここでしか出会えない光景が確かにあります。
本記事では、道の駅 小豆島オリーブ園から一望できる絶景と楽しみ方について紹介します。
小豆島オリーブ公園とは
小豆島オリーブ公園は、香川県小豆島町に位置し、オリーブをテーマとするテーマパークです。
日本で初めてオリーブの栽培を行なったオリーブ園に隣接しており、小豆島とオリーブの歴史文化を紹介しています。
日本に居ながら地中海を望むギリシャの雰囲気を存分に味わえるスポットであるため、多くの観光客が訪れますね。
白くて大きなギリシャ風車やオリーブ記念館、天然温泉を楽しめる「サン・オリーブ温泉」や宿泊施設が整備されており、小豆島旅行の拠点に持って来いです。
また、実写映画「魔女の宅急便」などのロケ地にもなっており、ロケに使われたセットを見学できます。
個人的には、小豆島オリーブ公園へ訪れたら、是非オリーブソフトを召し上がって下さいね。
ソフトの中にオリーブの葉が練りこめれており、見た目はオリーブと同じくグリーンで、小豆島産オリーブらしいフルーティさを感じるさっぱり味で美味しく頂けます。
【周辺の見どころ】
小豆島オリーブ公園周辺の見どころを、下記記事で紹介します。
オリーブ発祥の地とは
1908年(明治41年)に当時の農商務省により、指定されたオリーブ栽培試験地に選ばれた一つが小豆島でした。
他の試験地では、オリーブの栽培は失敗に終わりますが、小豆島のみが栽培に成功し、今日に至ります。
そのため、小豆島はオリーブの島と呼ばれていますね。
小豆島を含む香川県は、国内オリーブ生産量全国1位であり、香川県の県花・県木にオリーブが指定されています。
香川県は、平成30年の特産果樹生産動態等調査の結果、オリーブの収穫量全国シェア91%を占めているね。
オリーブの花言葉は「平和」「知恵」「勝利」です。
青空の下、すくすくと育った立派なオリーブの木を見ていると、いつまでも長く平和が続くことを祈らずにはいられないですね。
尚、オリーブは、広島県や熊本県、岡山県などでも栽培されています。
きっと満足する、小豆島のオリーブ公園の楽しみ方
白いギリシャ風車前で「魔女の宅急便」のキキになろう
園内にはギリシャ・ミロス島との友好の証として建設されたギリシャ風車があります。
このギリシャ風車へ向かう前に、オリーブ記念館で「魔法のほうき」を借りておきましょう。尚、レンタルは無料ですのでご安心下さい。
風車の前では、アニメ映画「魔女の宅急便」のキキと同じように、先ほどお借りした魔法のほうきへまたがってみましょう。
準備ができましたら大きくジャンプ!!
このタイミングで写真を撮ると、白い風車をバックに魔法のほうきに乗って飛んでいる写真が撮れます。
一押しのフォトスポットですね。
風車の向きにより、印象が変わるため何度でもチャレンジしましょう。
ちなみにこちらの写真は、館内に飾られていました。まさしくキキですね。
心ゆくまでキキを体験して遊んでみませんか。
小豆島を一望、記憶に残る絶景スポットを堪能
小高い丘から見下ろすと、瀬戸内海の綺麗な多島美の風景に、自然に「おー」と声を上げてしまう絶景が広がっています。
いつまでも眺めていたい絶景です。
ふれあい広場に設置している大きな日時計が印象的ですね。
また、敷地内には立派なモニュメントがそびえ立っていました。
このモニュメントは、姉妹都市の茨木市からオリーブ公園建設にあたり贈呈されて物です。
題して「明日へのメッセージ(友愛)」だそうで、オリーブの花言葉である「平和」と重ね合わせると、「未来永劫平和な世界で友愛を保とう」と思えてしまい、この場所にマッチした作品だと感じました。
道の駅から少し離れ、オリーブ発祥の地の石碑があるところからの景色は一押しです。
石碑がある場所は、更に高台となっており、眼下から眺めて見ると、空の青、海の碧、風車の白、そしてオリーブと島の緑が見事に調和され、小豆島の町並みが一望できる絶景が広がります。
まさに記憶に残る絶景とはこの事です。
カメラをズームして風車を撮ってみました。周りの風景と違和感なく溶け込んでいますね。
【高台からの景色を紹介】
高台から海を眺める光景は、素敵なスポットが多く幸せを感じます。日本は島国であるため、そのようなスポットに恵まれていますね。私が旅の道中で訪れた高台から眺める魅力的に海の光景を下記記事で紹介します。
オリーブ色の郵便ポストで幸せを届けよう
「あなたの大切な人に幸せがいっぱい届きますように」そんな願いを込めて設置されたのが、オリーブ色のポストです。
素敵なポストカードに思いをつづり、オリーブ色のポストへ投函してみませんか。
尚、ポストカードは館内で販売されています。たくさんの種類がありますので、お気に入りの一枚が見つかるでしょう。
雑貨コリコでロケセットを見学
2014年に実写映画化された「魔女の宅急便」のロケ地は、この道の駅の周辺です。
作中、魔女のキキが居候した「グーチョキパン屋」のロケセットが移設され、雑貨屋としてオープンしています。
お店の周りにはハーブが植えられており、良い香りがしますね。
素敵なお庭を散策しましょう。
雑貨コリコでは、様々なハーブや素敵なハンドメイドアクセサリーなどが売られています。
お気に入りのアクセサリーを探してみましょう。
このお店から少し歩いたところには、高さ約3mぐらいの本のオブジェが設置されており、とても目立ちますね。
このオブジェは「始まりの本」と呼ばれており、このオブジェに付いている扉は開けることができます。
扉のサイズは子供向けに作られているようで、大人はしゃがまないと通ることができないですね。
この本の前で記念撮影をしてみませんか。
きっと思い出に残る一枚になるでしょう。
雑貨コリコ
- 住所 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941
- 電話番号 0879-82-2200(道の駅 小豆島オリーブ公園)
- 営業時間 9:00~17:00
- 定休日 無休
オリーブ記念館でオリーブ栽培の歴史を学ぼう
オリーブ記念館へ入ると最初に目に付くのは、オリーブの女神であるアテナの像ですね。
このアテナ像を中心に館内は円形ホールになっており、売店ではオリーブやハーブ関連の物を購入できる。
また、オリーブの歴史や産業などを紹介しているフロアがあり、大変勉強になります。
特に驚いたのは、日本だけに生息するオリーブの天敵「オリーブアナアキゾウムシ」の存在です。
このような虫がいたことを初めて知りました。オリーブはもともと外国から持ち込まれた外来種。
オリーブが日本で栽培されるまで、日本固有の虫であるオリーブアナアキゾウムシは、いったい何を食べていたのか疑問に思う人も多いでしょう。
オリーブは、オレウロペインという昆虫や動物が嫌がる成分を持っていますが、オリーブアナアキゾウムシに限っては例外で好んで食するそうですよ。
オリーブが日本に持ち込まれるまでは、別の木を食害していたのだけど、オリーブの登場で事態は一遍してしまい、オリーブ大好きになった経緯があります。
なるほど。虫の世界にもこんな事が起こり得るなんて、実に興味深い。
こちらの写真はオリーブの原木です。オリーブアナアキゾウムシはいませんよ。(笑)
その他にもオリーブの木で作ったオブジェが所狭しと並んでいました。
可愛らしいですね。オリーブの木の妖精たちでしょうか。
こちらの作品は、個人的に気に入っています。
オリーブ記念館では、オリーブについて楽しく学べます。
小豆島オリーブ公園の基本情報とアクセス
住所 | 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1 |
電話番号 | 0879-82-2200 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 無休 |
入館料 | 無料 |
【アクセス】
- 土庄港からタクシーで約25分
- オリーブバス「田ノ浦映画村線」に乗車後、バス停「サン・オリーブ」にて下車し直ぐ
小豆島オリーブ公園の駐車場
小豆島オリーブ公園の敷地内に無料駐車場があります。(車200台、大型バス駐車可)
まとめ
「道の駅 小豆島オリーブ公園」は、小豆島の観光拠点として申し分ない施設が充実しています。
この公園を拠点にして、小豆島を巡ってみませんか。
また、この公園自体にもギリシャ風車や雑貨コリコなど見どころがたくさんあり、ふれあい広場でゆっくりと時間を過ごすのも良いですね。
少し高台にあるオリーブ公園からの光景は、記憶に残る絶景が広がっています。