日本のエーゲ海と呼ばれている牛窓の海を一望できるスポットが「牛窓オリーブ園」です。
牛窓オリーブ園は、岡山県瀬戸内市牛窓町にある小高い丘の上にあり、オリーブの森と瀬戸内海の絶景を楽しめる人気スポットで、休日には多くの人が訪れますね。
本記事では、牛窓オリーブ園の見どころを紹介します。
牛窓オリーブ園とは
1942年(昭和17年)に服部和一郎氏は牛窓の丘陵地にオリーブ畑を作ったのが始りでした。
当時は太平洋戦争中のことであり、このオリーブ園が日本オリーブの原点です。
今では、10ヘクタールの広大な敷地面積に約2,000本のオリーブの成木を栽培しており、食用・化粧など多くの人に愛用されています。
牛窓オリーブ園を訪れる多くの人たちにとって、オリーブと日本のエーゲ海と呼ばれる素晴らしい多島美を堪能できるスポットです。
また、恋人の聖地と呼ばれデートスポットにもなっています。
オリーブは栄養も良く、薬用や灯火にもなり、自然も守れる素晴らしい植物だね。
【牛窓の観光スポット紹介】
牛窓オリーブ園以外にも牛窓には、足を運びたい絶景・観光スポットが目白押しです。下記記事では、そんな絶景・観光スポットを紹介します。
開放的なロケーションが素晴らしい山頂の広場
牛窓オリーブ園へ辿り着いたら、まず最初に訪れたいのが広々とした芝生広場ですね。
穏やかな陽光が降り注ぐ山頂の広場では、テーブルや椅子も用意されており、多くの観光客がくつろげます。
一面に広がる芝生と眼下から見下ろす牛窓の海は必見ですよ。
流石は岡山県県南を代表する観光スポットの一つです。ロケーションがもたらす開放的な空間に、少しの間浸っていました。
周辺にはオリーブの木々が見て取れますね。オリーブは、5月から6月にかけて小さな白い花を咲かせ、9月から11月に収穫されます。
毎年10月にはオリーブ収穫祭を開催しており、多くの観光客が訪れますね。
残念ながら2021年のオリーブ収穫祭は、コロナの影響で中止になったよ。
広場の片隅には、石でできた大きなオブジェに注目しよう。
私はこのオブジェを見て「人」という漢字を思い浮かべましたね。とくに説明板などが周りになかったため、想像ですが「人は支え合って生きている」と言うことを表現したかったのではないかと思います。
【絶景スポットの紹介】
牛窓オリーブ園のような絶景スポットへは、旅先で良く訪れますので下記記事で紹介します。
展望台からの眺めは一押しの絶景スポット
展望台は、山頂広場内に建っているオリーブショップの中から向かえます。
1階から階段を上り展望台へ上がって下さいね。(エレベータはありません)
階段が続く壁面に描かれた可愛らしい絵に癒されます。
個人的にこのような絵のタッチは好きですね。
展望台は3階と屋上にあり、どちらからでも瀬戸内海の絶景を見渡せます。
屋上へ上って撮った写真がこちらです。
オリーブ園全体と瀬戸内海の多島美の景観に感動しますね。
遠くの方には、小豆島が見えます。
屋上からは、360°の絶景パノラマが見渡せるので、牛窓オリーブ園へ立ち寄ったら絶対に外せないスポットですね。
案内板と照らし合わせながら、各島々を眺めるのも楽しいです。
眼下には、牛窓町も一望できて、前島をバックに一際大きな白い建物が見えるのが印象的でした。
この大きく白い建物は「ホテル リマーニ」です。
牛窓町に一泊して、観光の拠点にするのも良いでしょう。
【小豆島の紹介】
牛窓オリーブ園の展望台から遠くに見える小豆島の魅力について、下記記事で紹介します。
オリーブ製品のお土産を販売
オリーブショップの1階には、オリーブを使った製品が所狭しと並べられています。
こういうのは、見ているだけでも楽しいですね。
牛窓オリーブ園へ立ち寄った記念にお土産を買って帰って、友人や知人にプレゼントすると喜ばれる事まちがいなしです。
オリーブと言えば、オリーブオイルが有名ですね。様々なオリーブオイルが並びます。
窓側のカウンター席がカフェスペースになっていますね。
コーヒーを飲みながらオリーブオイル入りの焼き菓子を食べて、牛窓の海を眺めるちょっとした贅沢なひと時を楽しめます。
2階には「山の上のロースタリ」というカフェが営業しています。
【お土産あれこれ】
旅先では、その土地ならではのお土産を買うことは良くありますね。下記記事では、旅先で目撃したお土産について紹介します。
カップルにおすすめ、恋人の聖地と幸福の鐘
牛窓オリーブ園は、カップルのデートスポットにもおすすめです。
オリーブショップの建屋の西側には、オリーブの木に囲まれた「幸福の鐘」があります。
この鐘を心を込めて3回鳴らすと、幸せになるそうです。
オリーブに託した思いの全てを美しい丘の上から「カーン、カーン」と鳴り響く鐘の音にのせて届けましょう。
牛窓オリーブ園は、プロポーズに相応しいロマンテックなスポットであり、「恋人の聖地」と呼ばれています。
岡山県で恋人の聖地に認定されているのは、牛窓オリーブ園とバレンタインパーク作東、満奇洞の3箇所だけです。
こちらのベンチでカップルでイチャイチャするのは、少し恥ずかしい気がするかな。
おっ、幸せを運ぶ「恋ポスト」を発見。
胸に秘めた思いを手紙にしたため、恋ポストへ投函するものだと思っていましたが、案内板を良く読んでみると、「通常郵便は発送できないので投函しない下さい」と書かれていました。(笑)
牛窓オリーブ園は、岡山県名屈指のデートスポットであるため、カップルを良く見かけますね。
【デートスポットの紹介】
旅をしていると、ここはデートに相応しいスポットへ訪れたりしますので、下記記事で紹介します。
ローマの丘を散歩しよう
山頂広場へ戻り、ローマの丘を目指しましょう。
案内版の指し示す方向へ向けて、心地よい風が流れている中、小道を歩きます。
オリーブの木々が立ち並ぶ中、奥の方へ進んで行きましょう。
すると、石柱が立ち並ぶ光景を目の当たりにしました。
古代ローマ帝国の神殿をイメージさせるスポットが「ローマの丘」です。
まるで今は使われていない朽ち果てた神殿のような非日常の光景が広がり、日々の喧騒を忘れさせてくれますね。
ローマの丘からも瀬戸内海の絶景を楽しめます。
山頂広場から東へ徒歩10分ほど歩けば、ローマの丘へ辿り着きました。
赤屋根からの景色
帰り道は、山頂広場へ戻らずに牛窓オリーブ園の入口ゲートの方へ歩いて行くと「赤屋根」と呼ばれる建屋に辿り着きます。
この赤屋根は、もともと「清風亭」と呼ばれ戦前からこの地に建てられていました。
昭和34年から40年間、牛窓オリーブ園の光景に魅せられた佐竹徳画伯は、この赤屋根をアトリエとして、絵を描き続けていたそうです。
長椅子に腰を下ろして眼下の光景を楽しみます。
今見ている光景が、かつて佐竹徳画伯が見ていた光景と同じ物なのでしょう。
そんなことを考えていると感慨深い物がありますね。
この赤屋根は、今は赤屋根のイメージからかけ離れることのない絵画や作品を展示するギャラリーとして活用されています。
こうして、牛窓オリーブ園の観光を十分に満喫しました。
牛窓オリーブ園の帰りに美味しいジェラートを堪能
牛窓オリーブ園の帰りに立ち寄って欲しいスポットが「牛窓ジェラート工房copio(コピオ)」です。
牛窓オリーブ園のゲートから約300mほど下ったところにお店があります。
お店の外観は、白い壁が映えるヨーロッパにあるお店の雰囲気ですね。
コピオのジェラートは、自家牧場の朝搾りミルクを使用しています。
ミルク感が口の中に広がり甘さ加減も良く、後味もさっぱりしていて食べやすいです。
週末に訪れると多くのお客さんが立ち並ぶ光景を良く見かけますね。
個人的には、入口前に見かけたカエルのオブジェとヤギが印象に残っていました。(笑)
「なぜ、ジェラード工房にヤギが?」と思いましたが、恐らくお店で飼っているのでしょう。
牛窓ジェラート工房copio(コピオ)
- 住所 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓479-4
- 電話番号 0869-34-6446
- 営業時間 12:00~17:00(売切れ次第閉店)
- 定休日 月曜日、火曜日
- 1月、2月は土曜日、日曜日、祝日のみ営業です。
牛窓オリーブ園の基本情報とアクセス
住所 | 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1 |
電話番号 | 0869-34-2370 |
営業時間 | 9:00~17:00(6月~8月は9:00~18:30) |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 無料 |
【アクセス】
- JR邑久駅から東備バス「牛窓行」乗車、約20分でオリーブ園入口へ到着
- JR邑久駅からタクシーで約20分
- 邑久ICから車で約10分
牛窓オリーブ園の駐車場
牛窓オリーブ園には無料駐車場があり、約200台駐車できます。
まとめ
牛窓オリーブ園は、何度でも訪れたくなる岡山県南部の絶景スポットです。
自然に囲まれた気持ちの良い空間で日頃の喧騒を忘れ、ゆっくりと時間を過してみましょう。
とても気持ちが落ち着き、晴れやかな気分になります。