ちっとしたお出かけに、自転車があるととても便利ですね。
お住いの地域次第では、車がなくても自転車さえあれば事足りることは普通にあり得ます。特に都会で一人暮らしをしているのならば、自転車生活のメリットは図り知れません。
東京や大阪のような大都会でなくても、ちっとした小中規模の都会であれば、田舎と比べて生活の利便性は高い。
維持費の高い車を手放して、主な交通手段として自転車を活用している方も少なくないでしょう。
本記事では、都会の一人暮らしの方が、自転車生活を過ごすメリットについて説明します。
都会で暮らす自転車生活のメリット
自転車を使えば、徒歩で移動するのと比べて2~3倍程度は早く目的地へ辿り着けるものですね。
そのため、いつもは歩かない道を通ってみたり、遠回りしても時間的なロスはあまり感じられず、新しい出会いや発見の機会が増えます。
都会での1~2駅くらいの距離であれば、車や電車を使わなくても十分自転車で移動できる。
お住いの地域にもよりますが、渋滞や満員電車があるならば、そこから解放されるのは、精神的にも肉体的にもかなり楽ですよ。
また、自宅から徒歩30分以内の生活圏内に、食材や生活用品を入手できるお店がそろっていると、自転車だけでも快適に生活できます。
さらに自転車がパンクしたなど自分の手に負えない故障に備えて、自転車を押していける範囲内に自転車を修理できるお店があると鬼に金棒ですね。
実際、都会で一人暮らしするならば、車を所有しなくても自転車さえあれば十分です。
そこで、都会で暮らす自転車生活の主なメリットを以下にまとめました。
- 5km程度なら気軽に出かけられる
- 運動不足の解消
- 交通費の軽減
- 公共交通機関との組み合わせが便利
自転車は便利な乗り物ですが、軽車両に分類されるれっきとした車の仲間なので、交通ルールをしっかり遵守しよう。それに万が一の事故に備えて、自転車保険への加入がおすすめ。
それでは、それぞれのメリットについて説明します。
5km程度なら気軽に出かけられる
一人暮らしを始めると当たり前ですが、実家暮らしと違って、自分で食料や日用品の買い出しをしなければなりません。
自宅から5km以内に日常生活を送るのに必要なお店がそろっていると、自転車で気軽に出かけられるものです。
食材や日用品を買えるスーパーやコンビニ、ドラッグストアは必須として、散髪屋、美容院、病院、本屋、雑貨屋、家電量販店、スポーツジムなど自分が良く行くお店があるととても便利。
ママチャリのようにカゴが付いている自転車であれば、重い買い物袋や荷物を入れて運べます。もし、自転車で運べないものを購入するのであれば、自宅へ発送してもらえば良いですね。
運動不足の解消
自転車があると、徒歩と比べて行動範囲が格段に広がります。
走る距離が長くなるほど消費カロリーが増えてきたり、体力や筋力が向上するものだ。また、気分が滅入った時でも、気晴らしにサイクリングへ出かけると、リフレッシュを図れます。
特にお金をかけずに、楽しみながら運動不足の解消ができるというのは素晴らしい。フィットネスジムに通えば会費がかかりますが、自転車で走るだけならば、基本的に無料でできる。
日々の運動は、健康面に良い影響を与えるので、自転車であれば気楽に始められますね。
交通費の軽減
一人暮らしでは、食費や光熱費、賃貸であれば家賃がかかり、何かと出費が多いです。
普段から自転車で移動するならば、車のガソリン代を節約できたり、電車やバスへ乗る機会も少なくなる。交通費の軽減は、家計を大いに助けてくれます。
特に通勤通学に自転車を使えば、1年を通して考えるとかなりの交通費の節約につながるので、その効果は大きいですね。
ただし、自転車で通勤通学を行なって良いかについては、職場や学校の許可が必要となるので、事前に確認しておこう。
また、公共交通機関と自転車を活用することで、車を必要とする機会が少ないのであれば、車を手放すのも一つの考えです。
そうすれば、バカ高い車の維持費をゼロにできるので、大きな固定費の削減を期待できます。(一概にはいえませんが、普通自動車の年間維持費は約20~40万円ほどです。)
公共交通機関との組み合わせが便利
遠出する場合でも自転車は活躍してくれます。
たとえば、電車内に自転車を持ち込むいわゆる「輪行」をすれば、行動範囲が今まで以上に広がります。
具体的にいうと、目的の公園まで最寄り駅から2~3kmほど離れたいるのであれば、最寄り駅まで電車で移動して、そこから自転車で公園へ向かえばよいですね。
公共交通機関だけでは行きにくいところでも、自転車と組み合わせることで、早く行けれるようになるのはメリットが大きい。
折りたたみ自転車であれば、それほど手間をかけずに小さくできて持ち運べるので便利です。
どんな自転車を買えばよいのか
自転車の車種は色々ありますので、目的や用途によって選びましょう。
買い物や街乗りを重視するのであれば、シティーサイクルなどのママチャリが実用的。
前カゴやライト、泥除けなど一通り必要な装備が最初からついているにも関わらず、比較的安価に購入できるのは評価できますね。
休日にサイクリングへ出かけるならば、クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ向けの自転車がおすすめ。
そもそもこれらの車種は、中長距離走行に向いているので、サイクリングを重視するのであれば、選んでおいて損はありません。
自転車は、車種によって向き不向きが違ってきますので気を付けよう。くわしくは、下記関連記事で紹介します。
自転車は雨や雪に弱い
自転車は、天候の影響を大きく受ける乗り物なので、大雨や雪が降ると走るのが困難になってきます。
小雨程度であれば気にならないものですが、本降りの中を走るのは視界が悪くなるし、気分が滅入るものだ。
また、自転車のブレーキが、ディスクブレーキでなければ、スリップする恐れがより高くなる。なので、晴れの日と比べて、普段以上に気を付けて走る必要があります。
もし雨の日に走るのであれば、体を冷やさないためにも、しっかりレインコートを着ましょう。特に豪雪地帯では、冬から春先頃まで雪が残るため、自転車での移動は困難ですね。
自転車を交通手段のメインにするならば、天候が悪く乗れない日は、車や公共交通機関を活用すれば解決できる。
最悪なのは、天気が不安定な日に外出しなければならない用事があるときだ。
行きは晴れていたので自転車で移動すると、帰りだけ雨が降るパターンがあるのが厄介です。意外にも遭遇率は決して低いとはいえないので、出かける際には、天気予報の確認を習慣つけておきましょう。
自転車の必要性は今住んでいる地域に合わせて考えよう
一人暮らしの方は、自転車があると基本的に利便性が向上するのは間違いありません。
しかし、お住いの地域次第では、自転車が全然活用できないところがあったりしますね。
たとえば、市街地から離れた郊外などでは、自転車で走れる範囲内に自分が必要とするお店が全てそろっていないのは普通にあり得ます。
もしこれから一人暮らしを始めるのであれば、事前に自転車の行動範囲にどのようなお店があるのかチェックをいれるのが吉。
自分で見て回れないのであれば、不動屋のスタッフに確認してみると良いでしょう。
一人暮らしで自転車の購入を迷っているのであれば、目的や用途にあう車種を選ぶだけでなく、後々安心して使える周囲の環境も考慮して下さいね。
まとめ
本記事では、都会の一人暮らしの方が、自転車生活を過ごすメリットについて説明しました。
最後にもう一度、そのメリットについて以下にまとめます。
- 5km程度なら気軽に出かけられる
- 運動不足の解消
- 交通費の軽減
- 公共交通機関との組み合わせが便利
都会になるほど自転車の実用性が高くなり、車は全く必要としなくなりますね。
移動に関しては「自転車+公共交通機関」の組み合わせでほとんど対応可能なので、維持費の高い車を手放して浮いたお金により、生活レベルの向上を図ってみてはいかがですか。