あなたは、自転車の防犯登録をしていますか。
お店で自転車を購入した際、店員から防犯登録をおすすめされるので、そのまま手続きをする方がほとんどだと思います。
実は、この防犯登録をしていないと様々なデメリットがある。なので、所有する全ての自転車は防犯登録を行なうべきですよ。
防犯登録について、何となく理解している人が多いと思いますが、実際はどのようなものなのでしょうか。
本記事では、自転車の防犯登録の登録・変更方法、有効期限について説明します。
自転車の防犯登録とは
通勤や通学、近所へ買い物に出かけたりする時に、自転車は大活躍する日常の足です。
また、休日のサイクリングなどを楽しむために活用している方も多いでしょう。
残念なことですが、治安が良いと言われる日本国内においても、自転車を路上駐車するならば、鍵をかけておかないと簡単に盗まれてしまう可能性があります。
自分に取って大切な自転車が、盗まれてしまった時のショックは計り知れません。そこで、自転車が盗まれた場合の対策として、防犯登録と言う仕組みが存在しています。
防犯登録は義務なので、必ず手続きをしておきましょう。ちなみに登録しなくても罰則は特にありません。
だからといって、手続きしないのはどうだろうか。防犯登録の仕組みは、様々なメリットがある。
防犯登録済みの自転車は、その登録番号からデザインや型番、色などの情報を確認できるため、警察は盗難車を探しやすくなり、見つかる可能性が高まります。
また、不幸にも事故や事件に合い、自転車を置き去りにした場合は、遺失物として警察に届け出される可能性があり、所有者の発見も簡単。
さらに誰かが放置自転車として届出てくれたならば、防犯登録の番号から持ち主がわかりますね。
そもそも防犯登録をしていなければ、警察は盗難車や放置自転車の所有者を探す手段がありません。
そのため、自転車を購入したり、譲ってもらった際には、防犯登録を忘れずに行ないましょう。
防犯登録の有効期限
防犯登録の有効期限は、都道府県別に5~10年程のバラツキがあります。また、岡山県のように県によっては、有効期限がなかったりする。
そのため、自分の自転車はいつ防犯登録したのか、自転車防犯登録の控えカードなどを確認して把握しておきましょう。
さらに自分が住んでいる都道府県の防犯登録の有効期限を、把握しておくように。もし、有効期限がわからなければ、自転車防犯登録所であるお店や都道府県別の自転車防犯登録協会へ問い合わせてみよう。
大切な自転車を守るためにも有効期限が切れた場合は、自転車防犯登録所であるお店で防犯登録を再度行って下さい。
ちなみに、防犯登録を行わなかった自転車や、防犯登録の有効期限が切れた自転車へ乗り続けていても、特に罰則はありません。
つい忘れがちになる有効期限ですが、しっかり覚えておこう。
【自転車のルールの紹介】
自転車も道交法などのルールを守る義務がありますね。下記記事では、自転車のルールを紹介します。
防犯登録をしないデメリット
防犯登録をしていない自転車は、デメリットが多いです。
まずは盗難されやすくなる。防犯登録していなければ警察が探し出すのは難しく、足が付きにくい。犯人からしたら恰好のターゲットですよ。
防犯登録したからといって、全く盗難されなくなる訳ではありませんが、盗まれるリスクは低くなります。
また、防犯登録していなければ、警察では誰の自転車なのか分かりません。
たとえ盗難届を出していても持ち主の確認は難しい。そのため、自転車が発見されたとしても、まず連絡がくることはないでしょう。
つまり、防犯登録をしていなければ、見つかる可能性は限りなくゼロだともいえます。
その他にも自分の身を守ることもある。
私の過去の経験でお話すると、会社員だった当時、残業で夜遅く自転車で帰宅途中に警察官の職務質問を受けました。
その時に警察官は、自転車に貼られている防犯登録シールの番号を確認して照会を行います。すると、自転車の所有者の氏名などが判明したため、何事もなく解放されました。
もし防犯登録をしていなければ、かなり面倒なことになっていたのは想像に難くないです。
つまり、防犯登録をしておけば、警察官の職務質問を受けても話が通りやすいですね。
防犯登録の登録・変更方法
自転車ショップ(店舗)で購入した場合
自転車防犯登録所であるお店であれば、自転車の購入と同時に防犯登録を行なえます。
また、防犯登録の指定をされていないお店ならば、指定を受けているお店へ自転車を持ち込んで登録を行なって下さい。その際、販売証明書(自転車の所有者が自分であると証明できる書類)や身分証明書が必要です。
インターネット販売で購入した場合
防犯登録の指定を受けているお店へ自転車を持ち込んで登録を行ないましょう。
その際、販売証明書や保証書(販売店、商品名、車体番号が分かるもの)、身分証明書が必要です。
【自転車の選び方】
インターネットやお店などで自転車を購入する場合は、自転車の使用目的や用途で選びましょう。下記記事では、自転車の選び方について紹介します。
自転車を譲り受ける場合
既に防犯登録がされている自転車を譲り受ける場合は、譲る人が登録済みの防犯登録を抹消した後で、譲り受けた人が改めて防犯登録を行います。
その際、以下の3つの書類が必要です。
- 譲渡証明書
- 譲渡前の自転車防犯登録の控えカード
- 自転車防犯登録変更届
譲渡証明書は、「譲渡人、譲受人双方の署名、譲渡する自転車」について記載されている物で、証明書の書式は自由でかまいません。
また、自転車防犯登録変更届は、登録抹消手続きをした際に渡される書類です。譲渡する人から必ず貰うのを忘れずに。
【自転車のメンテナンス】
譲り受けた自転車がきちんと整備されているか確認しましょう。必要に応じて自転車ショップへ整備を依頼しなければなりません。下記記事では、自転車の寿命やメンテナンスについてお話します。
所有者の住所や電話番号などの変更があった場合
自転車の所有者の住所、電話番号などに変更があれば、自転車防犯登録所であるお店で変更手続きを行なえます。
引っ越しで自転車を購入した都道府県以外へ移動する場合
県外へ引っ越しする時は、防犯登録の再手続きをしなければいけません。
つまり、既に登録済みの防犯登録を抹消して、引っ越し先の都道府県で新たに防犯登録を行ないます。
自転車防犯登録所であるお店へ訪れて、手続きを行ないましょう。その際、販売証明書、身分証明書が必要です。
もし盗難にあった場合はどうすれば良いのか
盗難にあった場合は、直ぐに最寄りの交番または、警察署へ被害届を出してください。
その際、防犯登録番号が必要となりますので、自転車防犯登録の控えカードを持参すると話が早いです。
まとめ
自転車の防犯登録をしなくても、特に罰則はありませんが、防犯登録をすれば、盗難車の発見や放置自転車の所有者への返還の可能性が高まります。
なので自転車を購入したり、譲り受けた際には、手続きを行なって下さい。
また、防犯登録の有効期限は都道府県により異なっていますので、有効期限が切れたならば、忘れずに再登録を行い大切な自転車を守りましょう。