ロードバイクへ乗り始めてからしばらく経つと、ロードバイクに乗っている人を表す名称(呼名)が沢山あることに気が付きますね。
例えば「ローディ」や「サイクリスト」、「チャリダー」など。どれも同じ意味を表していますが、微妙に違っていたりします。そのため、呼ばれる人にとっては、捉え方が違ったりすることも。
そもそもロードバイク自体が、昔はロードレーサーと呼ばれていたことをご存じですか。(今でも呼ばれていますよ。)
本記事では、色々なロードバイク乗りを表す名称(呼名)をまとめてみました。呼名による微妙な違いが分かれば、結構面白いです。
ロードバイク乗りには様々な呼名がある
「ロードバイクへ乗っている人の姿をイメージしてみて」と言われたら、どんな風にイメージしますか。
多くの人は、体のラインが出ているぴったりとしたサイクルウェアに身を包んだ、ドロップハンドルの自転車に乗っている人をイメージすると思います。
ロードバイク自体が、もともとは競技用の自転車です。そのため、1秒でも速く走るために無駄な物をそぎ落として重量を軽くしたり、空気抵抗を減らした自転車ですね。
そうなると、デザイン性と機能性に優れたサイクルウェアに身を包み、空気抵抗を減らす方が多いのも頷けます。
そもそも世間的には、自転車のイメージといえば日常生活の足であるママチャリの認識が大きいです。
つまり、ロードバイクに乗っている人は、普通の自転車乗りとは違って見えるでしょう。
ロードバイクへ乗り続けていれば、サイクルウェアに身を包み、スマートなロードバイクを操る自分自身を単なる自転車乗りと呼ばず、別の名称で呼びたくなるのは、何も不思議ではありません。
実際、ロードバイクに乗っているあなたは、どんな名称で自分のことを呼んでいますか。
一般的には「ローディ(又はローディー)」が多い気がしますが、それ以外にも様々な呼び方をしていたり、相手に合わせて呼び方を変えたりすることもありますね。
そこで、以下に主なロードバイクに乗っている人の名称(呼名)をまとめました。
個人的には、意味が通じれば呼名はどれでも良いと思っています。
しかし、人によっては捉え方が違ったりしますので、気を付けなければなりません。
そこで、それぞれの呼名の微妙な違いについて説明します。
【ロードバイクの楽しみ方】
ロードバイクには、様々な楽しみ方がありますので、下記記事で紹介します。
【呼名①】ローディ(又はローディー)
ローディとは、マウンテンバイクが全盛期だった頃に「舗装された道路しか走れない」という意味を込めて、ロードバイクを小馬鹿にした言い回しで使われていました。
マウンテンバイクの全盛期といえば、1980年代後半ですね。そのため、近年ロードバイクを始めた方は、ローディの意味を知らない方も多いでしょう。
今ではその呼名は、すっかり定着しており、蔑称の意味合いではなく普通に使っています。むしろ親しみを持って使われることが多いですね。
ただし、古くからロードバイクに乗っている方は、気にしているかも知れないので、一応は気に掛けたほうがよいでしょう。
余談ですが、ミュージシャンをサポートする業務(楽器の手配や輸送、メンテナンスなど)を担う人物を「ローディ」と呼ぶとか。
立場が変われば、同じ呼び名でも意味が全く違ってきますよ。
【ロードバイクの入門】
ロードバイクを始めたばかりの方は、恐らくローディと呼ばれていることを知らない方も多いでしょう。下記記事では、そんな初心者に向けてためになる記事を紹介します。
【呼名②】チャリダー
チャリダーは、ロードバイクに乗っている人だけでなく、自転車に乗っている人全般に使われることが多いです。
特に自転車で旅をしている人のことを親しみを込めて「チャリダー」と呼んでいますね。
NHKの番組に「チャリダー★快感!サイクルクリニック」がありますが、その番組の影響もあるでしょう。
気を付けなければならないのは、ロードバイクに乗っている人には、チャリダーと呼ばれると不快感を示す方もいます。
チャリダーとは、自転車を表す「チャリンコ」と「ライダー」を合わせて作った造語なので、ママチャリと同じチャリンコと呼ばれるのが気になるという。
確かにロードバイクに乗っている人が、自分からチャリダーと名乗ることは少ないかも知れません。
ただし、荷物を沢山積んだロードバイクならば、チャリダーと呼ばれることは誇らしいですよ。(私がそうでした。)
【自転車旅で成長する】
ロードバイクなどの自転車に乗って旅を続けていると、自己成長につながりますよ。下記記事では、自転車旅でためになる話を紹介します。
【呼名③】ロードバイク乗り(又はロード乗り)
ロードバイクに乗っている人だから「ロードバイク乗り」と呼ぶのは、名は体を表しており、非常に分かりやすいですね。
そのため、ロードバイクに興味がない人に対しても、話が通じる万能の呼び方です。
ある意味一番使いやすく、癖のない呼名のため、普段は「ロードバイク乗り」と呼ぶのが無難かも。
ただし、「ロードバイク乗り」を縮めた「ロード乗り」は、ロードバイクに乗っている人にしか通じないので気を付けましょう。
【ロードバイクあるある】
ロードバイクに乗り続けていると、誰しもが遭遇する現象がありますね。下記記事では、いわゆる「ロードバイクあるある」を紹介します。
【呼名④】サイクリスト
サイクリストは、サイクリング愛好者やプロの自転車競技選手を表します。
つまり、サイクリングを楽しむ人全般に当てはまる訳ですよ。
個人的には、「サイクリスト」の響きが良いのでお気に入りですね。始めてこの言葉に触れた日にことは、今でもよく覚えています。
私の好きな小説である「銀河英雄伝説」に登場する主人公ラインハルトが、親友のジークフリード・キルヒアイスの苗字の響きが気に入ったため、出会って以降、常に苗字で呼び続けることを思い出しました。(笑)
何が言いたいかというと、それほど名前の響きは重要です!!
そのため、私は自分のことを「サイクリスト」と呼ぶことが多いですね。
私と同じようにこの響きの良さにつられ、使っている方は決して少なくないのではないでしょうか。
【呼名⑤】ロードバイカ(又はロードバイカー)
ロードバイクに乗っている人を、一部ではロードバイカ(又はロードバイカー)と呼ばれたりしています。
これは、オートバイに乗っている人を「バイカー」と呼んでいるので、その延長線上にあると考えれば分かりやすいですね。
つまり、ロードバイクの短縮形である「ロード」に「バイカー」をくっつけたもの。
何となく意味が通じるかな。(ロードバイクに乗っている人限定ですが・・・)
尚、私はこの呼名があること自体は知っていますが、実際に使っている人と出会ったことがありません。
ロードバイクは、昔はロードレーサーと呼ばれていた
日本でロードバイクという言葉が浸透し始めた由来はハッキリしませんが、その昔はロードレーサーと呼ばれていました。
そもそも以前から海外では、ロードバイクと呼ばれており、ロードレーサーの呼び方は日本オリジナルですよ。
恐らく日本人選手が海外のレースに出場する機会が増えてきたので、ロードバイクという単語が輸入されたものだと思います。
近年にロードバイクを始めた方でも、「ロードバイク=ロードレーサー」と知っている方が多いのではないでしょうか。
人気漫画・アニメの「弱虫ペダル」では、ロードバイクをロードレーサーと呼んでいる描写が多いので、その影響も大きいでしょう。
ただし、昔からロードバイクに乗っている人の中には、ロードレーサーと呼ぶことにこだわるかも知れません。
個人的には、マウンテンバイクをマウンテンレーサーと呼ばれていない方が気になりますね。(笑)
一番無難な呼び方は「ロードバイク乗り」
ロードバイクに乗っている人の呼名について色々紹介しました。
個人的には、意味さえ通じれば呼名は気にしたりしませんが、気になる人がいるのも事実です。
呼名が大切なのは理解しますが、呼名1つのためにわざわざ他人に突っ込むのも、突っ込まれるのも疲れます。
そのため、実際に人と話す場合は「ロードバイク乗り」で呼ぶのが無難ですね。
または、相手に合わせた呼名で対応すれば、おかしな雰囲気になることもありません。
まとめ
本記事では、ロードバイクの呼名について紹介しました。
最後に紹介した呼名を下記にまとめます。
- ローディ(又はローディー)
- チャリダー
- ロードバイク乗り(又はロード乗り)
- サイクリスト
- ロードバイカ(又はロードバイカー)
色々な呼び名がありますが、あなたが一番しっくりくる呼び方を使いましょう。