
ロードバイクを乗り続けていると、多くの人が体験する所謂「ロードバイクあるある」に出会います。
その出会いの影響なのか、ロードバイクに乗る前の生活にもう戻れない事もしばしばあるでしょう。
それが良いか悪いかは一旦おいといて、サイクリストの誰しもが共通して体験することが現実にはあるのです。
本記事では、サイクリストの誰しもが体験する「ロードバイクあるある」についてお話します。
「ロードバイクあるある」は通過儀礼です
本記事で紹介する「ロードバイクあるある」は、私も含め多くのサイクリストが経験する通過儀礼です。
特に意識しなくても普通にロードバイクに乗り続けているだけで、いずれは遭遇する回避不可能な物と思って下さい。

主な「ロードバイクあるある」を以下に挙げます。
- 距離感がおかしくなる
- 金銭感覚がおかしくなる
- 立ち寄ったお店が定休日
- 自分より自転車が大事
- 行きも帰りも向かい風
- 軽量化に情熱を注ぐ
- クリートを外せず立ちごけ
- 早起きになる
- ママチャリのマナーの悪さに気が付く
- サドル沼にハマる
- ライド中、ロードバイクを発見すると後ろに付いて風よけにする
- サイクリスト同士の挨拶
あなたは、この中でいままでいくつ体験したことがありますか。
まだ体験したことがなければ、いずれは体験する可能性が高いので覚悟しておきましょう。(笑)
実際に「あるある」を体験したから一人前に成長する訳ではありませんので、あしからず。
ロードバイクあるある
距離感がおかしくなる
サイクリスト以外の一般人にとって、自転車で10km走るのはかなりの距離を走ることだと思われますが、サイクリストにとっては庭を走るような感覚です。
サイクリストによっては、30km走っても「少しだけ走った」という認識しかありません。

私の場合は、距離が10km以下なら「庭」、10~20kmならば「近所」と言った認識だね。
一般人にとって、自転車で10km以上走るのは「ありえない」と思われているため、距離感覚の認識にズレが生じます。
そのため、話が合わなくなったりしますので気を付けて会話しましょう。

一般人にとって自転車といえばシティーサイクル(ママチャリ)を思い浮かべるよ。
金銭感覚がおかしくなる
ロードバイクは入門用の場合でも価格は約8万円ほどですし、ミドルグレードになれば20万円~40万円は普通にします。
高い物になれば100万円以上もするため、新車が買えるレベルです。
一般人では「車が買える値段で自転車を買うなんて、おかしい」と考えるのですが、サイクリストは違います。
サイクリストは「この車の値段を出せば、〇〇のロードバイクが買える」です。
何かを購入しようとした時に、「この値段なら〇〇のロードバイクが買える、△△のホイールが買える」と思えるようになりますね。
いつの間にかこのようになれば、あなたは立派なサイクリストです。
立ち寄ったお店が定休日
自転車旅やサイクリングなどを行なっている道中に、食事をしようと立ち寄ったお店が「本日 定休日」といった場面に良く出くわします。

ひどい時は、店を何軒もはしごしても何度も「定休日」にぶつかる時がありますね。
その時の絶望感は、味わった人にしかわかりません。
どうやら、自転車旅やサイクリングをする頻度に比例して「定休日」にぶつかる可能性が高まっているように感じます。(笑)
自分より自転車が大事
ロードバイクは、シティーサイクル(ママチャリ)などの実用車と比べて非常に高価です。
そのため、ロードバイクが壊れてしまったら余程お財布に余裕がないかぎり、再び新しく購入するのは困難ですね。
ロードバイクの価格によっては、数年我慢しなればなりません。
そんな訳で、落車したときに無意識にロードバイクをかばう行動に出たり、自分よりロードバイクの安否を真っ先に確認したりします。

カーボンフレームは折れてしまったら、修理ができないため、何が何でも守りたいと思うのは仕方がないかも。
行きも帰りも向かい風
サイクリングの道中で、行くときは向かい風のため、スピードが上がらずキツイ思いをしながら目的地に辿り着くことがありますね。

その後、来た道で帰ろうとした時に、「行くときは向かい風だったから、帰りは追い風だね♪」と思っていると、風向きが変わり、再び向かい風に遭遇した経験をした人も多いでしょう。
このとき、「なんで、なんでなの」と世の中の不条理の瞬間に立ち会えます。
軽量化に情熱を注ぐ
ロードバイクの楽しみの一つにカスタマイズがあります。
このカスタマイズに拘っていると、いつのまにか「ホイールをアップグレードして200g軽量化できた」「次はタイヤやチューブを交換して150g軽量するぞ」と軽量化に情熱を燃やし始めますね。
ロードバイク界隈では「軽いは正義」と言う言葉があるので、一度熱が入ればウルトラライトなロードバイクに拘るようになります。
そして、お財布の中身もウルトラライトになっていきますね。お気をつけて。
クリートを外せず立ちごけ
ロードバイクの初心者は、クリートを外せず立ちごけすることは多いですね。
特にクリートの固定力を強めにしていると、いざと言う時にクリートが外せず、そのまま横倒しで倒れてしまいます。
非常に恥ずかしいですが、何事もなかったかのように颯爽と立ち去りましょう。
早起きになる
ロードバイクにハマるとサイクリングで走る距離によっては、朝早く出かけたりします。
そのため、早起きする事もしばしばありますね。
例えば、午前4時に起きて午前5時には出発することも全く普通です。
まだ多くの人々が寝静まる時間帯にペダルを漕いで、ロードバイクに乗りながら至福の時間を過しています。
【サイクリングへ出かけよう】
早朝から夕方までほぼ一日中、サイクリングを楽しんでみませんか。下記記事では、ほぼ一日中楽しめるサイクリングスポットを紹介します。
ママチャリのマナーの悪さに気が付く
ロードバイクに乗り続けていると交通ルールに敏感です。
そのため、ママチャリのマナーの悪さが際立って感じてしまい憤懣やるかたない気持ちになる時があります。
私が過去に出会った最凶にマナーが悪いと思った自転車乗りは、「夜に二人乗りして、無灯火で逆走している」ことでした。
非常に危険極まりないので、このような人が増えてくると交通ルールの規制と罰則が強まっていきますね。
そのため、現行の交通ルールはしっかりと守っていきましょう。
サドル沼にハマる
ロードバイクを乗り始めていると、お尻の痛さに悩まされます。
そういう時に何度もサドルをとっかえひっかえしながら、自分のお尻にフィットとするサドルを探し続けたりしますね。
必ずしも高価なサドルが自分のお尻とフィットするとは限らないため、サドル探しは難航することもありえます。
一旦ハマったサドル探しの沼はとても深く、理想のサドルと出会うまで長い年月がかかる場合があるため、根気が必要です。

私の場合は、8年の年月をかけて理想のサドルと出会ったよ。
ライド中、ロードバイクを発見すると後ろに付いて風よけにする
ライド中に自分の前を走っているロードバイクに出会ったりします。
見通しが良く、信号待ちがない道でそのようなロードバイクに出会った場合、少し間を開けて前の人を風よけにして走ったりしますね。(巡航速度が同じくらいが前提です。)
同じサイクリストとして、協力?して走れば疲れは軽減できます。
サイクリスト同士の挨拶
ライド中、ロードバイクに乗ったサイクリストとすれ違うと、会釈したり、挨拶したりしますね。
全く知らないサイクリストでも、出会った瞬間は同じ趣味を共有する仲間として意識が高まります。
その際、相手のロードバイクのメーカーやコンポーネント、服のセンスなどを目ざとく見てしまうのはなぜでしょう。
共通体験で一体感が生まれるかも?
主な「ロードバイクあるある」を紹介しました。
今回紹介した「あるある」以外にもたくさんありますので、機会があればまた紹介します。
サイクリストが共通して体験する事柄で、更なる仲間意識が広がり一体感が生まれるかも知れません。
ロードバイクに乗り続け、楽しい自転車ライフを過ごしましょう。