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旅の体験談

呉市で海上自衛隊の艦船を観光、「呉湾艦船めぐり」の見所とは

呉湾艦船めぐりの景色

広島県呉市には、海上自衛隊の呉基地があります。

日本を代表する海上自衛隊の主要基地であり、呉湾には、護衛艦や潜水艦などの艦船がたくさん停泊していますね。

そんな呉湾をクルージングしながら、多彩な艦船を観覧できるツアーがあることを知っていますか。

そのツアーが「呉艦船めぐり」です。海上からしか見られない近さや角度ならではの迫力は、実に素晴らしい!

その惚れ惚れする勇姿を眺めていると、胸の中でワクワクやドキドキが止まりません。

本記事では、海上自衛隊が所有する艦船を観光できる「呉艦船めぐり」の見どころや受付場所、クルーズ船の乗り場までの行き方などについて紹介します。

かつて「東洋一の軍港」と謡われた景色を楽しみましょう。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 「呉湾艦船めぐり」の見どころを知りたい
  • 「呉湾艦船めぐり」の受付場所やクルーズ船の乗り場を知りたい
  • 海上自衛隊や護衛艦、潜水艦に興味がある

「呉湾艦船めぐり」とは

呉湾艦船めぐり

呉湾艦船めぐりは、呉湾をクルージングしながら、海上自衛隊が所有している艦船を観覧するツアーです。

案内人(海上自衛隊自衛官OB)により、様々な艦船の話や見所などをレクチャーしてもらえます。

海上自衛隊には、横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊の5大基地があり、その中でも呉は、司令部などが所属する横須賀と並ぶ主要基地ですね。

戦前は海軍最大の基地でした。湾外の柱島泊地には、連合艦隊の集結地となっていた歴史があります。

大和波止場から呉湾を望む
大和波止場から呉湾を望む

また、世界最大の戦艦・大和を生みだした地として現代でも多くの人々に知られていますね。

本ツアーでは、かつて戦艦大和を造った造船所があった場所を眺めることができるので、お見逃しなく。

戦後、瀬戸内海の奥まった呉湾は、戦略的価値が低くなってしまいましたが、現在では防衛・後方支援・教育など総合的な任務をこなす重要基地ですよ。

そのような場所をクルーズ船で運行しながら、日本国を守るために産まれてきた艦船を観覧できる貴重な体験ができます。

「呉湾艦船めぐり」の受付場所とアクセス

桟橋中央ターミナルビル
桟橋中央ターミナルビル

呉湾艦船めぐりの受付場所は、大和ミュージアムの隣りにある桟橋中央ターミナルビルです。

レンガ調の外壁に青銅色のドーム屋根が印象的なので、見れば直ぐに分かるでしょう。

このターミナルは、対岸の江田島行きや四国・松山行きなどのフェリーや高速船が多く発着していますね。

JR呉駅から徒歩約5分ほどの場所にあるため、アクセスが大変良いですよ。

このビル1階の中央扉から中へ入って、右手側に呉湾艦船めぐりの専用ブースが設けられており、そこで受付をします。

呉湾艦船めぐりの専用ブース
呉湾艦船めぐりの専用ブース

チケットを購入して、クルーズ船が出航する時間になるまで待機しましょう。

尚、クルーズ船が出航する5分ぐらい前には、ブース付近で係員が艦船めぐりの説明を行ないますので、係員のいる場所へ集まって下さい。

余裕を持って集合するためにも、クルーズ船の出航15分前には、ブースからあまり離れていない場所で待機しておくのがお勧めです。

【アクセス】

  • JR呉駅から徒歩約5分
  • JR呉駅から呉探訪ループバス又は広電バス・宝町中央循環線へ乗って、「中央桟橋(大和ミュージアム前)」バス停で下車後直ぐ
  • 広島呉道路(クレアライン)「呉IC」から車で約5分

【呉市でサイクリング】

「呉湾艦船めぐり」など呉市は、海上自衛隊や旧海軍に関係する見所が多いです。それ以外にもサイクリングスポットも多いですよ。下記記事では、呉市近郊のサイクリングスポットと自転車旅をした様子を紹介します。

クルーズ船の乗り場(桟橋)の行き方

桟橋へ向かう
桟橋へ向かう

係員から艦船めぐりの説明を聞いた後は、係員の誘導に従い、クルーズ船の乗り場(桟橋)まで移動します。

係員の後をついていき、受付場所から約1~2分ほど歩けば、桟橋へ到着です。

こちらは、桟橋中央ターミナルビルの2階から見た桟橋の様子。

桟橋までの道筋
桟橋までの道筋

桟橋には、クルーズ船が停泊しており、そこまでの道筋が一目で分かります。

こちらがクルーズ船。屋上オープンデッキを備えており、座数は100席ありますね。

クルーズ船
クルーズ船
クルーズ船内
クルーズ船内

冬の季節にオープンデッキへ上がる場合は、防寒対策が必須です。

オープンデッキ
オープンデッキ

また、風が強いので飛ばされやすい物は、カバンにしまっておいた方がいいですよ。

クルーズ船の船体には、呉市のマスコットキャラクター「呉氏(くれし)」が描かれていました。

呉氏
呉氏

個人的には、呉氏のキレッキレのダンスと替え歌が大好きです。YouTubeで視聴できますよ。興味を持たれた方は是非視聴してみて下さい。

その他にも艦コレの「雪風」が描かれていますね。

雪風
雪風(右)小さく描かれているのは赤城(左)ですね

雪風といえば史実で「呉の雪風、佐世保の時雨」と謡われた幸運艦。呉なので大和が描かれていても不思議ではないですが、雪風のチョイスに感心しました。

雪風の幸運に期待しながらクルージングを楽しみましょう。

【見所①】護衛艦や潜水艦など魅力ある艦船の観覧

潜水艦

呉港を出航したクルーズ船からは、あまり時間を待たずに、たくさんの艦船が見えてきますよ。

実は、観覧できる艦船は、停泊している艦船が一定していないため、日によって変わります。

そのため、お目当ての艦船が停泊していないことも。(例えば護衛艦「かが」「いせ」など)

それはそれで楽しみであり、残念でもありますね。しかし、艦船めぐりを行う度に違った艦船に会えたり、見える景色が変わっていくのは面白いですよ。

クルーズ船には、船内に座敷席がありますが、天気が良い日はオープンデッキに出て、観覧するのがお勧めです。

海上なので、周囲に何も遮るものがなく見通抜群。湾内に停泊してる艦船が良く見えます。

停泊中の艦船
停泊中の艦船

海上自衛隊のOBの方が、湾内の艦船について説明してくれますので、全く知識がない方でもご安心して下さい。

呉には、90年代後半から最新鋭護衛艦が配備されるようになり、潜水艦・補給艦・敷設艦・掃海母艦・掃海艇など多種多彩なラインナップを誇ります。

今では、在籍艦艇数が横須賀を上回り40隻も在籍しているとか。

全て一同に観覧できる訳ではありませんが、できるだけ多くの艦船を見たいですね。

私が訪れた日に、観覧できた艦船の一部を紹介します。

こちらは、油槽船「YOT-02」です。2022年2月に進水し、同年7月に呉へ配備されました。

油槽船「YOT-02」
油槽船「YOT-02」

こちらは、護衛艦「さざなみ」。ソマリア沖・アデン湾で海賊対策に派遣された実績を持ちます。

護衛艦「さざなみ」
護衛艦「さざなみ」(その1)
護衛艦「さざなみ」
護衛艦「さざなみ」(その2)

そのカッコいい姿にテンションが上がるのは、言うまでもありません。

もちろん潜水艦もいます。船体のほとんどが海中に沈んでいますが、本当はかなり大きな船ですね。

潜水艦
潜水艦

桟橋中央ターミナルビルの近くにある「てつのくじら館」には、本物の潜水艦「あきしお」が展示されているので、その大きさにビックリしますよ。

尚、ゆっくり潜水艦を観覧する場所は、「アレイからすこじま」がお勧めです。

そして、今回特別にお目にかかったのが、ニュージーランド海軍が所有する艦船「AOTEAROA(アウテラロア)」。

AOTEAROA(その1)
AOTEAROA(その1)
AOTEAROA(その2)
AOTEAROA(その2)
AOTEAROA(その3)
AOTEAROA(その3)

全くの偶然でしたが、この出会いに感謝!うん、それにしても大きく、凄い迫力です。

個人的な感想ですが、見た目は日本の護衛艦と余り違いを感じられませんね。

もっとも艦船で大事なのは、能力なので見た目はそれほど重要ではないかも。

それにしても、タイミングよく他国の艦船を間近で観覧できたのは幸運でした。(雪風の幸運が舞い降りたのかも知れません。)

よくを言えば、護衛艦「かが」が海上で停泊している姿がみたかった・・・

桟橋中央ターミナルビルと大和ミュージアムを望む
桟橋中央ターミナルビル(右)と大和ミュージアム(左)を望む

特にクルージングにお勧めする日は、海上自衛隊の記念日や観艦式実施日、祝日(建国記念日、天皇誕生日、憲法記念日、海の日、文化の日)ですよ。

これらの日には、艦船の艦首からマストを通して艦尾まで、信号旗を万国旗のように連ねて掲揚されますね。

いつもより華やいだ姿は「満艦飾(まんかんしょく)」と呼ばれ、特別な日にしか実施されません。

時間の都合は合えば、是非足を運び観覧したいです。

【クリージングの紹介】

旅先では「呉湾艦船めぐり」のようなクリージングへ参加したりしますので、下記記事で紹介します。

【見所②】戦艦大和のふるさと、JMUの造船所の眺め

造船所が見える景色

クルーズ船が出航して、直ぐに見えてくるのは、ジャパンマリンユナイテッド株式会社(Japan Marine United Corporation:略してJMU)のドックです。

かつては、旧海軍呉工廠の第4建造ドックがあり、世界最大の戦艦「大和」が建造されました。

今では、ドック部分は埋められていますが、大屋根は当時のまま残っています。

艦船だけでなく、クルージング中に見えるドックも面白いですね。

JMUのドック(その1)
JMUのドック(その1)
JMUのドック(その2)
JMUのドック(その2)

今まさに建造中の様々な艦船が見れますよ。

艦船
建造中の艦船

クルージングでもしなければ、海上から造船所を眺める機会なんてあまりありません。

なので、海上護衛隊の艦船と合わせて眺めてみましょう。

造船所

先ほど護衛艦「かが」が停泊していなかったと触れましたが、それもそのはず、私が訪れた時期はちょうど「かが」はJMU呉事業所のドックに入っていたのです。

クルージング中には、その存在がよく分かりませんでしたが、別の日に歴史の見える丘付近の道路から、そのドックを眺めると「かが」を見つけました。

JMU
JMU
改装中の護衛艦「かが」
改装中の護衛艦「かが」

「かが」の改装中の姿は、これはこれで貴重ではないでしょうか。

【見所③】護衛艦・潜水艦と夕景が織りなす「夕呉クルーズ」

夕景に染まる呉湾
夕景に染まる呉湾

「夕呉(ゆうぐれ)クルーズ」は、日の入り時刻の15分前に出航する特別なクルージングです。

呉湾を真っ赤に染める夕景は、艦船とよく合います。

夕景に染まる艦船では、ラッパの演奏に合わせて海上自衛隊旗が降ろされてゆく。

その厳かな景色は感動物です。これこそ、この地でしか体験できないでしょう。

この夕呉クルーズは、予約制で出航時刻も毎日変わりますよ。必ず事前に確認して、ご予約して下さい。

予約が取れなかった方へ朗報です。似たような体験を「アレイからすこじま」でも出来ますよ。こちらは予約が取れなくても、いつでも無料で体験できますね。

【夕景スポットの紹介】

旅先では夕景スポットと呼ばれる場所へ訪れることもあります。実際に夕方まで過したり、時間の都合で夕方まで待てず立ち去ることも。下記記事では、そんな夕景スポットを紹介します。

「呉湾艦船めぐり」の基本情報

住所広島県呉市宝町4-44
電話番号082-251-4354
営業時間10:00~14:00(14:00に最終便が出航)
日の入り時刻の15分前に「夕呉クルーズ」を行う
定休日火曜日
乗船料大人 1,500円(1,300円)
小人 500円(450円)
※15名以上で団体割引きあり、( )内は割引き後の金額

「呉湾艦船めぐり」のスケジュールと所要時間

クルーズ船

呉艦船めぐりの所要時間は、約35分ですね。

クルーズ船は、火曜日以外は毎日出航していますが、曜日によって出航時刻が異なるので注意しましょう。

また、気象・海象や、港内の状況等によっては、欠航となる場合がありますよ。当日の気象情報を確認して下さい。

尚、クルージングの途中では、下船できませんので、予めトイレを済ませておいた方が無難です。

クルーズ船の出航時刻を下表にまとめました。

曜日1便2便3便4便5便
月~金(火曜日を除く)10:0011:00運休13:0014:00
土・日・祝日10:0011:0012:0013:0014:00
クルーズ船の出航時刻

臨時便のご希望がある場合は、お電話にて相談できます。(月~日曜日まで相談可能)

通常の艦船めぐりコースに「沖合停泊艦艇 + 音戸の瀬戸」を加えたロングコースもあります。4~12名で予約ができますね。

  • クルーズ船は毎日12:00に出航、所要時間は60分
  • 料金は、大人2,500円、小人1,500円
  • 貸切運航も可能、その場合の料金は30,000円

「呉湾艦船めぐり」の駐車場

専用の駐車場はないため、周辺に沢山ある有料駐車場を利用しましょう。

「大和ミュージアム」や「てつのくじら館」と合わせて訪れるならば、「大和ミュージアム」の有料駐車場を利用するのが便利です。(67台:1時間100円)

まとめ

補給艦とわだ
補給艦とわだ

呉湾艦船めぐりでは、呉湾に浮かぶ海上自衛隊が所有する数多くの艦船を観覧できます。

艦船のことが全く分からない方でも、案内人がくわしく説明してくれますので楽しめますよ。

迫力ある艦船が、ズラリと並ぶ姿は壮観の一言。

私はクルージング中の35分間、興奮しっぱなしでした。

呉市へ足を運ぶ機会があれば、是非「呉湾艦船めぐり」をお試しあれ!

満足度の高い時間を過ごせます。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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