ロードバイクを始めるきっかけは人それぞれですが、ハマる人もいれば、途中で乗るのをやめてしまう人もいます。
ロードバイクに限った話ではありませんが、どんな趣味であっても生活スタイルの変化などで、自分に合わなくなれば長く続けるのは困難です。
ロードバイクに関していえば、長続きしない理由の中でも一番多いのは「飽きる」ことではないだろうか。
本記事では、ロードバイクを飽きる理由と長く続けるための工夫について紹介します。
ロードバイクを飽きてしまい長続きしない原因
ロードバイクに興味を持ち、しばらく乗り続けていると、当初の感動が薄れ慣れてくるものです。その感動のない状態というのは、徐々に飽きてくるキッカケとなります。
また、ロードバイクで走るということは、ママチャリのような実用車と違い、一種のスポーツでもあるわけですから、全く辛くないということはありえません。
それは、ロードバイク自体が自転車のカテゴリーに含まれるため、自転車を動かすエンジンは自分自身だからですね。つまり、自転車で走行した分だけ体力の消耗は避けられず、思った以上に辛い目にあうことは十分にあり得ます。
ロードバイクで走るのが楽しくなくなってくると、とたんに飽きてくるものだ。人は飽きると新しい刺激を求めるようになるものなので、楽しくないことからは、自然に距離をとってしまう。
せっかく始めたロードバイクなのに、その面白さを十分に理解する前にやめてしまうのは、もったいないですよ。
そこで、ロードバイクを飽きて長続きしない原因を以下にまとめました。
- ロードバイクに乗る目的や目標がない
- 同じコースばかりで変わり映えしない
- ロードバイクに乗る前の準備やメンテナンスが面倒くさい
- ロードバイクは思った以上に疲れる
- 時間がもったいなく感じる
それぞれについて説明します。
ロードバイクに乗る目的や目標がない
ロードバイクを始めた当初は、ただ走るだけでも新鮮で面白いものですね。
特に子供のころからママチャリに乗りなれていれば、初めてロードバイクで走った時の感覚は、本当に同じ自転車とは思えないほど感動します。
けれど、何も目的や目標がなく、ただ走るだけでは移動手段と何も変わりません。
移動手段ならば、近場ならばママチャリで十分ですし、遠距離ならば車や電車などを使った方が早くて便利。ロードバイクに乗り続ける意味はないでしょう。
そこで最も重要になるのが目的や目標ですよ。人は目的や目標があれば、達成した時に大きな満足感を得られる。これが飽きにくい秘訣です。
たとえば「絶景スポットを見て回る」「サイクルイベントに参加する」「自転車で旅をしながら観光する」「レースで上位入賞をねらう」など自分に興味があるものであれば何でもよいです。
それに目的や目標は1つより、複数あるほうが楽しみが増えるというものだ。
なので、ロードバイクで何がしたいのか明確な目的や目標を作りましょう。
同じコースばかりで変わり映えしない
ロードバイクで走るたびに毎回同じコースを繰り返していると、感動が薄れ飽きてしまうのが早くなります。
ロードバイクに限った話ではありませんが、どんな趣味でも同じことの繰り返しは興味が失せてしまう。そのため、日々の変化が重要ですよ。
ロードバイクは慣れてくると普通に1日で100km以上も走れてしまうため、次第に自宅のある県内では行ったことがある場所ばかりになってしまいます。
それはマンネリ化を招き、飽きてしまう原因になりかねません。
季節や走る時間帯によっては、変化が訪れたりするので、たとえ同じコースでも十分に楽しめたりするものですが、それは必ずしも万人向けではないですね。
県外へ遠征に行ける機会が多いのであれば、初めて走る道や走る機会が少ない道ばかりなので、マンネリ化は防ぎやすい。
特にロードバイクなど自転車はマンネリ化をしやすいスポーツなので、飽きさせない工夫は重要です。マンネリ化を防ぎ、モチベーションを維持する方法については後で説明します。
ロードバイクに乗る前の準備やメンテナンスが面倒くさい
ロードバイクは、走り始める前に色々と準備が必要ですね。
たとえばブレーキの効き具合などの点検やタイヤの空気圧の確認など、快適に走るためにはやるべきことがあります。
このような作業が面倒に感じたりする人もいるのではないでしょうか。しかし、時速20~30km以上のスピードで普通に走るロードバイクでは、事前にしっかり点検していないと、走行中にメカトラブルなどで転倒し大怪我をおう可能性は無視できない。
特にタイヤが適正な空気圧でなければ、パンクをしやすくなる。ロードバイクでは、ママチャリのように1ヶ月に1度空気を入れるような使い方はご法度。できるだけ乗る前にタイヤに空気を入れよう。
また、ロードバイクでは50km以上の中長距離を走る機会が多く、事故を未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスは必須になる。
フレームの清掃やチェーンの洗浄と注油など自分でできるメンテナンスはしっかりしよう。
それにタイヤやブレーキシュー、バーテープなどの消耗品が消耗すれば交換し、さらに定期的に自転車ショップへ持ち込みオーバーホールを行ないたい。
オーバーホールとは、車でいうところの車検と同じようなものですよ。オーバーホールは義務ではありませんが、悪いところを早期発見し、修理して正常な状態を保ちましょう。
ママチャリと比べて、ロードバイクはやるべきメンテナンスの頻度が多い。人によっては、それが面倒くさくて次第に楽しくなくなり、最後には飽きて乗らなくなっていきます。
ロードバイクは思った以上に疲れる
ロードバイクは走った距離やコースにより、エネルギーの消費が激しいスポーツです。特にヒルクライムは坂道を上るため、大きなエネルギーを消費します。
初心者では、たとえ平坦路であったとしても体力ができていないため、40kmも走らない内に根を上げるだろう。初めから無理をして中長距離を走る必要はないので、体力をつけて徐々に走れる距離は延ばしていこう。
エネルギーの消費が激しいほど、疲れが後々まで続き、一晩の睡眠だけでは回復しない場合がある。また、酷い時には筋肉痛に悩まされてしまいます。
日頃からロードバイクに乗りなれていなければ、疲れが長く続き仕事にも影響が出てしまう可能性は高いですよ。
そうなると、自分だけの問題ではなく、上司や同僚、顧客など周囲の人たちにも迷惑をかけてしまうかも知れませんね。つまり、体の疲れだけでなく、精神的なストレスが溜まる原因にもなり得る訳だ。
そのような状態がたびたびあれば、ロードバイクに乗り続けるのが楽しくなくなり、飽きてしまいます。
時間がもったいなく感じる
1日は24時間しかなく、仕事や通勤、睡眠、食事など決まった時間をのぞくと、自分が自由に使える時間は驚くほど少ない。
平日であれば1日に5~6時間ほど作れればましな方だろう。人によっては、1~2時間しか作れなかったりするものですね。
休日は結婚していれば家族サービスは必要だし、平日にできなかった用事を済ませてしまうために時間を使うことはよくあります。
人により生活スタイルは異なるので一概にはいえませんが、せっかくロードバイクを買ったとしても楽しむ時間が中々作れなくて、困っている人は意外に多いと思う。
かりに強引にロードバイクに乗る時間を作ったとしても、それが原因で家庭や仕事に影響がでてしまえば、後々困るのは自分自身なので、迂闊なことはできませんね。
また、ロードバイクに関りない趣味があると、そちらを優先してしまえば、ますます乗る時間が取れなくなる。
やるべき事ややりたい事が多すぎてしまうと、ロードバイクに乗る時間がもったいなくなり、楽しめなくなります。
ロードバイクを長く続けるためにやるべき工夫
ロードバイクを長く続けるためには、先ほども触れましたが「目的や目標を明確にする」ことが重要です。
さらに常にモチベーションを維持するように努めましょう。これも目的や目標を持つと同じくらい大事ですよ。
具体的には、以下に挙げる内容を実践すると、モチベーションは維持しやすい。
- 一緒に走る仲間を作る
- サイクルイベントへ参加する
- 知らない土地や街を走る
- カスタマイズに力を入れる
- 新しく走るコースを自分で開拓する
- 走る目的をたくさん持つ
これらの内、どれか一つでも実践し続ければ、ローバイクの魅力にさらにハマリやすくなる。そうなってくると、たとえ仕事や家庭の事情などで、一時的に乗れない期間があったとしても、飽きることなく再開できるでしょう。
尚、これらのモチベーションの維持については、下記関連記事でくわしく説明します。
まとめ
本記事では、ロードバイクを飽きる理由と長く続けるための工夫を紹介しました。
最後にもう一度、説明した内容を以下にまとめます。
- ロードバイクを飽きる理由
- ロードバイクに乗る目的や目標がない
- 同じコースばかりで変わり映えしない
- ロードバイクに乗る前の準備やメンテナンスが面倒くさい
- ロードバイクは思った以上に疲れる
- 時間がもったいなく感じる
- ロードバイクを長く続けるためにやるべき工夫
- ロードバイクに乗る目的や目標を明確にする
- ロードバイクに乗るモチベーションを維持する
最終的に飽きるかどうかは、その人の性格や環境に左右されることが多いですね。
無理をしてまで続ける必要性はないので、どうしても自分に合わないと感じるのであれば、スッパリやめてしまった方が良いかも。
やめるほどではないのであれば、少し時間をあけて放置するのも一つの手です。そして、ロードバイクに乗りたくなったら再開しよう。
せっかく始めたロードバイクなのですから、飽きずに長く続けていきたいですね。