占い好きな人は、絶対に足を向けたくなるパワースポットが鳥取県倉吉市にあります。
そのパワースポットこそが「満正寺」であり、境内にある日本最大級のホロスコープ(九曜星占盤)は必見です。
星の導きにより自分の性格や運勢、気になる相手との恋愛・対人・人間関係の相性を占ってみませんか。
倉吉市を代表する観光スポット「白壁土蔵群」から歩いて約10分程度の所に建立しているため、合わせて訪れてみましょう。
本記事では、境内にある九曜星占盤によって、星占いができる珍しいお寺「満正寺」について紹介します。
満正寺の星占いとは
満正寺は、1699年(元禄12年)に鳥取池田藩城代家老の荒尾志摩の菩提寺として建立されました。
2010年の秋には、満正寺に古来より伝わる秘伝の星占術を現代風にアレンジした巨大な九曜星占盤が設置され、今に至ります。
こちらが、その九曜星占盤です。
直径は8mもあるため、見た目のインパクトが凄い!
例え、占いに興味がない方でも興味をそそられますよ。
満正寺の星占いはシンプルであり、生年月日から自分の星を導き出し、性格や運勢を占えます。さらに九曜星占盤を使って気になる相手との恋愛・対人・人間関係の相性も占える訳です。
古代社会では、人々にとって、天体にきらめく全てが信仰の対象となっていた時代でした。古代インドの占い術「二十八宿星」の思想より、天空に対する神秘感は更に増した次第です。
現代、私たちが使用している七曜制(日曜、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜)もその内の一つですね。
満正寺の紋は、当寺を創建された荒尾家の家紋に由来した「九曜紋(くようもん)」であり、九曜星信仰という日月火水木金土の七曜に「羅ご(ラゴ)・計都(ケツ)」の二星を加えたもの。
そのため、九曜紋では、大きな丸の回りを8つの丸が取り囲んでいます。
この紋は、天地四方を守護する仏神の信仰や妙見信仰における星辰崇拝との関わりから多くの人々に用いられていますね。
戦国時代には、秘術とされ敵を討ち果たすために吉凶を占っていました。
また、幕藩体制を維持するために大名の配置を行う際、利用されたと伝わっています。
池田藩の参謀荒尾家のみが、秘伝の星占術を利用していたそうです。
【周辺の見どころ】
満正寺周辺の見どころを、下記記事で紹介します。
九曜星占盤の占い方
先ほども触れましたが、満正寺の占いでは、生年月日から自分の星を算出し、性格や運勢を占います。
更に巨大星占盤を使用して自分と相手の星との距離感から、恋愛・対人・人間関係の相性を占う訳です。
境内の案内板には、占い方法が書かれたパンフレットがありますので良く確認して占いましょう。
良く分からない場合は、寺務所で住職に確認して下さい。分かりやすく教えてくれますよ。
まずは、本堂にお詣りをします。
本堂手前には、マスコットキャラクターのお銀ちゃんがいました。
お銀ちゃんのお隣が、九曜星占盤の全景が撮影できるフォットスポットになっています。
こちらが撮影した写真です。九曜星占盤の大きさが良くわかりますね。
本堂で参拝後、赤い幟(のぼり)が目印の地蔵堂へお詣りしましょう。
そして、地蔵堂の手前に置いてある黄色の「宿星帳(しゅくせいちょう)」を使って、生年月日から自分の「星」を見つけます。(星は27種類有り)
宿星帳に自分の生年月日が記載されていない場合は、寺務所で尋ねて下さい。
地蔵堂前に黒色の箪笥(タンス)がありますので、星の引き出しの中からお札を取りましょう。(お札は1枚500円)
お札には、自分がどんな星の元に産まれているのか、少しキツメのコメントが書かれています。
また、自分の戒めや開運のために必要なアドバイスも書かれていました。
尚、このお札は、金運財運に恵まれる一年札になっているので、三つ折りにして、お財布の中へ大切に保管しておきましょう。
ここまでの占いでは、九曜星占盤は使用しません。
自分と占いたい相手との相性を確かめるために、九曜星占盤を使用します。
まずは、自分のお札を手に入れた手順と同じように、宿星帳から占いたい相手の「星」を調べましょう。
そして、再び箪笥から星の引き出しを開けてお札を手に入れます。
尚、お札代は1枚に付き500円を更に支払って下さい。
自分と占って欲しい相手のお札を入手できたら、九曜星占盤がある場所へ移動しましょう。
大きな円盤の外周から自分の星を見つけ、その上に立って下さい。
そして、相手の星を見つけ、自分の星との位置から見て、距離が近いのか遠いのかを確認します。
次に中央にある石盤に向かい、石盤の中にある円盤を回して、赤字の「命」の部分を自分の星の前へ合わせましょう。
合わせた後で占いたい相手の星の前に書かれた文字が、自分との相性を表してます。
例えば、自分の星が「星」で相手の星が「鬼」ならば、相性を表す文字は「一友」となる訳です。
ここまで出来たら最後に占いの判定結果を調べます。
スマホでお札の隅にあるQRコードを読み取るか、満正寺の公式ホームページへアクセスして下さい。
ホームページのサイト内から相性を表す文字を探します。
文字を見つけたら、書かれている言葉を真摯に受け止めましょう。
例え結果が悪くても、関係の改善を務めていれば、きっと良く成るはず・・・
最終的に占いの結果を信じる信じないかは、あなた次第です。
【神社仏閣の紹介】
旅の道中では、よく神社仏閣へ訪れますので、下記記事で紹介します。
美しい白砂の庭にドラゴンボール?
本堂の横には、白砂が美しいサンドアートの庭園がありました。
この庭園の中央には丸い球がいくつも見えますね。
初見で、この球を見かけた時に思わず「ドラゴンボール!!」と声を出して驚いた次第です。(笑)
よくよく考えてみると、この球は間違いなく「九曜紋」を表しているのでしょう。
説明板によると、この庭園は、仏教の世界観を表現した物だそうです。
中央に盛られて山になっているのは、仏様が棲む須弥山(しゅみせん)であり、この山の頂上と取り囲んでいる球体が仏様を表しています。
また、須弥山の南方にある丸い石が娑婆(しゃば)を表し、人間が住む世界を表していることが分かりました。
満正寺は、九曜星占盤で知られていますが、この白砂の庭も見事ですね。
後から見えられる参拝客のためにも、白砂の庭の中には立ち入らないよう注意しましょう。
【庭園・公園の紹介】
白砂の庭のように、人の手が加えられて美しさが際立つ景観美も素晴らしいですね。下記記事では、そんな景観が見られる庭園や公園を紹介します。
エヴァ風のメッセージと漫画「遥かな街へ」
寺務所や境内を歩いていると、面白いメッセージが見て取れました。例えばこちらのメッセージの書き方、どこかで見覚えがありませんか。
恐らく人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のあの特徴的な書き方なのでしょう。
お寺でこのようなメッセージの書き方を見られるのは面白いですね。
その他にも満正寺は、漫画「遥かな町へ」で主人公がタイムスリープする不思議な空間として描かれているそうです。
そのため、寺務所の近くには、漫画本とフィギアが展示されていました。
私は「遥かな町へ」は読んだことがないので、コメントは差し控えますが、タイムリープ物の話だそうなので、興味がある方は読んでみては如何でしょうか。
【タイムスリップした雰囲気を感じよう】
タイムリープではありませんが、古い町並みを歩きながら眺めていると、過去の世界にタイムスリップした雰囲気を味わえたりしますね。下記記事では、そんな町並みを紹介します。
防火の神「秋葉大権現」を祀る秋葉山
境内の奥の方へ歩いて行くと、金色の仏様がいました。
その後ろ側には、鳥居が見えており、鳥居をくぐり抜けて秋葉山へ登れるようです。
秋葉山には、赤い屋根の「おこもり堂」が見て取れます。
また、鍛冶町(鍛冶屋)の防火の神として、秋葉大権現(あきばだいごんげん)を祀っているため「アキバサン」と呼ばれていますね。
古くは、この地は淵であったため、天女が水浴びをしていたと言う天女岩の伝説もあるそうです。
【登山の様子を紹介】
旅の道中では、登山をすることもあるでしょう。下記記事では、旅の道中で楽しんだ登山の様子を紹介します。
満正寺の基本情報とアクセス
住所 | 鳥取県倉吉市鍛冶町1-2948 |
電話番号 | 0858-22-3468 |
【アクセス】
- JR倉吉駅からタクシーで約15分
- JR倉吉駅から日本交通市内線(市役所経由またはパークスクエア経由)に乗って、「鍛冶町一丁目」で下車後、徒歩約2分(バスの乗車時間は約20分)
- 米子自動車道湯原ICから車で約40分
満正寺の駐車場
満正寺には、山門前に無料駐車場があります。
まとめ
占いが好きな人に取っては、大変魅力的な満正寺。
余り占いに興味がない人も満正寺で自分の星について、一度占ってみては如何でしょうか。
九曜星占盤を使えば、気になる人と自分の相性も占えます。
また、占いだけでなく、美しい白砂の庭は一見の価値がありますので、倉吉市へ訪れる機会があれば、足を運んでみましょう。