長く自転車に乗り続けていれば、いずれ様々なパーツが故障したりするものです。
すると、「まだ乗れると思うので修理しようか」「いい機会だから新しい自転車に買い替えよう」と色々悩んだりしますね。
限界まで酷使した自転車であれば結構ボロボロな状態になっていたりするので、買い替えた方が結果的に安く買えるかも知れません。
そんな時に「この自転車、愛着あるんだよなぁ」と中々結論が出せなことも。
そうなってしまえば、ただ時間だけが無為に過ぎ去ってしまうでしょう。
本記事では、自転車を「修理する」か「買い替える」か悩んだ時の解決方法についてお伝えします。
愛着が深い自転車は「修理する」の一択
あなたは自転車が故障してしまい「修理する」か「買い替える」かで悩んでいた場合、どちらが得をするか考えませんか。
損得計算で考えるのは、決して間違いではありませんが、それだけでは後悔することも。
長い期間を共に過ごしてきた自転車は、すでに相棒と呼べる存在になっている場合がありますね。
そのため、ずっと手元に残しておきたいほど自転車への愛着が深いのであれば、「修理する」の一択です。
ここで、「う~ん、どうしよう」と悩むなら、後で解決方法をくわしく説明します。
故障の状態や修理費用にもよりますが、新しい自転車を買った方が幸せになれる場合が多い。
どれだけ修理をして状態が良くなったとしても、完全に新品の状態には戻りません。
あくまで修理した箇所が良くなるだけで、他の修理していない箇所は元のままです。
例えば、サドルが破れたままで、シートポストが錆びついており、ブレーキが効きずらい自転車があったとします。
修理費用を安く抑えるため、ブレーキのみ修理すると、他のサドルやシートポストには一切手を加えないので、見た目はあまり変わりません。
悪い箇所を全て修理して、新車を買うより高くつくのであれば、はやり新車を買った方が満足度が高くなりますね。
自転車を単なる移動手段と捉えるならば、新しく買い替えたとしても全く気にならないことが多い。
しかし、愛着が深い自転車は、あなたにとってかけがいの無いもの。
後から後悔しないためにも修理が可能なのであれば、修理した方が良いでしょう。
【ロードバイクの楽しみ方】
ずっと手放したくないほど愛着が湧く自転車は、ロードバイクが多いです。ロードバイクは様々な楽しみ方があり、喜怒哀楽を共に過ごすことも多い。下記記事では、そんなロードバイクの楽しみ方を紹介します。
「修理する」か「買い替える」かで悩む場合の解決方法
先ほど愛着が深い自転車であれば「修理する」の一択と説明しました。
特に愛着が深い訳ではなく、「修理する」か「買い替える」で悩んでいる場合は、以下の流れで判断すればスムーズに解決できます。
- 自転車ショップで修理の見積もりを取る
- 見積金額を支払ってまで修理する価値があるのか考えて判断する
それぞれの流れについて詳しく説明していきます。
自転車ショップで修理の見積もりを取る
まずは、自転車を自転車ショップへ持ち込んで、修理にかかる費用を見積もってもらいましょう。
その際、あなたが修理を依頼する内容以外にも不具合があるのかプロの目から見てもらった方が良いです。
たとえ見た目がよくても実は消耗していたなんてことがありますね。
修理を依頼するのならば、今後も乗り続けていくためにも自転車全体を点検してもらった方が安心感がありますよ。
効率よく判断したいため、見積もりをしてもらう時は、修理箇所(パーツ)単位に金額を提示してもらいましょう。(大抵はパーツ単位で提示されます。)
修理にかかる費用は「パーツ+工賃」を含めた金額になり、自転車の状態によっては前回と同じ修理をしたとしても金額が異なる場合があります。
見積金額を支払ってまで修理する価値があるのか考えて判断する
自転車ショップから見積金額の回答があった後、「思ったほど安い」「結構するな」など色々感じるでしょう。
「安い」と感じたならば、迷うことなく「修理する」を選べばよいです。
もし「高い」と感じたならば、修理を依頼している自転車の価値を考えてみて下さい。
例えば、もともと3万円で自転車を購入したとします。
修理費用に2万円もかかるとすれば、どう判断しますか。
人によっては、3万円の自転車を新しく買い替えるかも知れないし、修理するかも知れない。
これが10万円で買ったロードバイクで、修理に5万円かかる聞けば、修理を選ぶ人が多いはず。
修理費用が高く感じるか安く感じかは、人によって異なり悩む原因になりますね。
そこで、予め修理費用の目安を設定していれば、あまり悩まなくなる。
尚、目安となる金額は、後悔しないためにも、あなた自身で決めましょう。
例えば、修理金額が自転車の購入価格の三分の二を越えたら修理せず、新しく買い替えると決めていたとします。
先ほどの例では、3万円の自転車を修理するのに2万円かかりますが、目安の三分の二の金額以下なので、迷わず「修理する」を選ぶとなる訳です。
修理費用の目安は、個人的に「自転車の購入価格の三分の二を越えたら買い替える」がボーダーラインになるのではないかと考えています。
新しく買い替える方が良い場合もある
自転車業界は、日々進化を遂げています。
自転車メーカーは、日本を含め世界に沢山あり、毎年新しいモデルの自転車が発表されていますね。
新しいモデルには、これまでと違った新しい技術が取り入れられることも。
また、自転車の規格が変わったりして、古いパーツが入手できなくなることも十分あり得ます。
そのため、古い自転車のままでは、修理が出来なくなる可能性があるのです。
更に自転車のパーツは、金属や樹脂などの素材を使って製作しているため、必ず経年劣化を起こり、これは避けることはできません。
自転車の性能を考えるならば、古い自転車を乗り続けるのではなく、新しく買い替えるのも有りです。
新しい技術を取り入れて開発された自転車は、性能だけでなく、拡張性やメンテナンス性が優れている可能性が高いでしょう。
自転車を買い替える場合の注意点
自転車を買い替える際、以下の注意点に気を付けて下さい。
- 古い自転車の処分と防犯登録の抹消
- 新しい自転車ではワイヤーの「初期伸び」が起こる
それぞれについて説明します。
古い自転車の処分と防犯登録の抹消
自転車ショップで新しく自転車を買い替えする際、防犯登録を行うのが一般的です。(防犯登録ができる自転車ショップに限ります。)
当然、防犯登録の番号は新しくなり、古い番号をそのまま引き続くことはできません。
そのため、買い替え時に古い自転車の処分を依頼する際には、防犯登録の抹消手続きも同時に行ないましょう。
尚、防犯登録の抹消手続きは、あなたがお住まいの地域の警察署でもできますよ。
新しい自転車ではワイヤーの「初期伸び」が起こる
新しい自転車の場合は、必ずワイヤーの「初期伸び」が発生します。
初期伸びとは、新品のシフトワイヤーを使い始めた時に起きる急激な伸びのこと。
シフトワイヤーにテンションがかかることで発生するため、100kmも走っていれば、ほぼ確実に初期伸びが発生するでしょう。
こうなると、ギアの変速が悪くなります。
つまり、初期伸びによってワイヤーテンションが緩んでしまい、まともに変速できないのです。
この状態に陥ると、結構イライラして、人によってはストレスが溜まるかも。
初期伸びが発生しだしたら、自転車ショップへ持ち込みワイヤーの調整をしてもらいましょう。
まとめ
自転車が故障した場合、「修理する」か「買い替える」か悩んだ時の解決方法について説明しました。
本記事でお伝えした内容をまとめると、以下になります。
- 手元に残しておきたいほど、自転車への愛着が深いのであれば「修理する」の一択
- 自転車ショップで修理の見積もりを取り、その金額で修理する価値があるのか考えて決定する
- 自転車の価値から新車へ買い替える目安となる修理金額のボーダーラインを決めて判断する。
- 個人的には、修理金額が自転車の購入価格の三分の二を越えたら買い替える(目安の設定は人それぞれ)
もし、あなたが今、自転車を「修理する」か「買い替える」かで悩んでいて、本記事の内容が役に立って頂ければ幸いです。