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絶景・観光スポット紹介

大鳴門橋から渦潮を見よう、遊歩道「渦の道」の見どころとは

ダイナミックな渦潮を真上から見られるスポットをご存じでしょうか。

四国と淡路島をつなぐ大鳴門橋では、遊歩道「渦の道」が整備されており、海上45mの高さから鳴門の渦潮を見学できます。

また、鳴門の渦潮はクルーズ船を使った観光が有名ですが、こちらの遊歩道は船酔いをする人にも安心です。

尚、渦の道はお手軽に渦潮を見学できるスポットとして人気を博しており、近くにある千畳敷展望台からでも渦潮が見れる事があるとか。 大自然の神秘を十分に堪能しましょう。

本記事では、渦の道と千畳敷展望台の見どころを紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 渦潮に興味がある
  • 手軽に渦潮を見てみたい
  • 船酔いが酷く船には乗れないが、渦潮は見てみたい

渦の道とはどんなところか

瀬戸内海にそびえ立つ大鳴門橋
大鳴門橋

渦の道は、四国と淡路島の間にある鳴門海峡に架かった大鳴門橋の下部に整備された延長約450mの遊歩道です。

徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の両面から大鳴門橋を渡ることはできますが、 渦の潮の入口があるのは、鳴門市になっています。

この遊歩道の所々にガラス張りの床が設置されており、海上45mの高さからガラスの下側に見えるダイナミックな渦潮を見学できる仕掛けです。

2000年(平成12年)4月22日に開業した渦の道は、2017年に世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」よりエクセレンス認証を受賞するほど徳島県を代表する観光スポットの一つになっています。

駐車場から「渦の道」への行き方

渦の道は、駐車場から少し離れているため、初見では行き方に迷う恐れがありますね。

そこで鳴門第一駐車場からのマップを紹介します。駐車場からこちらのマップで示している赤線を辿って「渦の道」へ向かいましょう。

渦の道の行き方

© OpenStreetMap contributors

鳴門第一駐車場前には、Cafeや土産物がありますね。

駐車場前にある土産屋

土産物屋の隣りにある歩道橋を上って下さい。そのまま歩道橋で向こう側へ向かいます。

お茶園歩道橋の上
お茶園歩道橋

歩道橋の上からは大鳴門橋が真正面から見えて良い景色が広がっていますね。ここでしばらく橋の景観や橋の上を走っている車などを眺めるのも良いでしょう。

歩道橋から眺める大鳴門橋

歩道橋を渡り終えると「日本の道100選」の石碑がありました。

日本の道100選の石碑
日本の道100選の石碑

実は、大鳴門橋は名勝の鳴門海峡と良くマッチした素晴らしい景観を保つ道として、1987年(昭和62年)8月10日に「日本の道100選」に選ばれた経緯があります。

この石碑の直ぐ近くには大鳴門橋架橋記念館エディがありますので、道の渦と合わせて訪れると旅の良い思い出になるでしょう。

大鳴門橋架橋記念館エディ前
大鳴門橋架橋記念館エディ

エディ前の階段を下り、横断歩道を渡って歩道を歩いて北上します。

こちらの写真で写っている人が歩いている方向へ向かって下さい。

大鳴門橋架橋記念館エディ前の階段を下る

5分(約230m)ほど歩いていると「渦の道」と書かれた木がありました。

渦の道の入口前
渦の道の入口前

ここから渦の道の入口へつながる通路があります。

尚、自転車でこられた場合は、駐車場から下図の赤色又は青色で示した道を進んで行けば、渦の道の入口前へ到着しますね。

自転車で渦の道へ向かう

© OpenStreetMap contributors

【サイクリストの管理人からの一言】

渦の道までは、勾配はそれほど大したことはありませんが、長い坂道を上ってこなければなりません。自転車で楽に坂道を上るにはコツがあり下記記事でそのコツを紹介します。また、E-Bikeのように電動アシスト付き自転車ならば容易に坂道を上れますね。

大鳴門橋を歩きながら「渦の道」の見所を紹介

海上45mから見下ろす渦潮の光景

本日の渦潮の見頃のお知らせ
本日の渦潮の見頃のお知らせ

渦の道の入口前には、本日の渦潮の見頃を表した掲示板がありました。

大渦が見たい場合は、事前に渦の道や鳴門市うずしお観光協会の公式ホームページにある潮見表で確認しておくと間違いがないです。

通路を歩き、渦の道入口へ向かいましょう。

渦の道入口へ向かう通路

大鳴門橋は海上にそびえ立っているため、強風が吹き荒れるときがあります。

意外と寒いので、夏でも上着があったほうが良いでしょう。

渦の道の入口へ到着。早速中へ入ります。

渦の道の入口
渦の道の入口

まずは受付で入場券を購入しなければなりません。

チケット売り場
チケット売り場

もしこの後で大鳴門橋架橋記念館エディを訪ねる場合は、こちらの受付で渦の道とエディのセット券を購入しておくとお得です。(通常大人一人1,130円のところが900円になります。)

入場券を購入したら、よいよ遊歩道へ向かいます。

遊歩道入口
遊歩道入口

遊歩道の周りは金網になっており、海上に流れる風が吹き抜けますね。

大鳴門橋の遊歩道

この遊歩道は、延長450mもあり、道の奥には展望台があります。

また、所々で休憩できる広場が設けられていますので、周りの風景を眺めながらゆっくりと歩いて行きましょう。

大鳴門橋の遊歩道

こちらの写真を見てわかるように道は一本道なので、一番奥にある展望台へ到着したら、再び来た道を引き返すことになります。

渦の道の構内図
渦の道の構内図

遊歩道を歩いているとガラス張りの床を発見。

ガラス張りの床
ガラス張りの床

中を覗き込んで海面の様子を確認できます。

このようなガラス張りの床が数ヶ所ありますので、お見逃しなく。

展望台は広い広場になっており、たくさんのガラス張りの床が並んでいました。

展望台広場
展望台広場

ガラスの床の上を歩くことはできるのですが、大丈夫とわかっていても少し足がすくみますね。(笑)

小さなお子さんが無邪気に歩いているのを見ると、意を決して負けじと床の上を歩いてみました。

展望台のガラス張り床
展望台のガラス張り床

ガラスの向こうに見える海面を撮影した結果がこちら。残念ながら渦潮は見られませんでしたが、良い旅の思い出になりました。

ガラス張りの床を覗く
ガラス張りの床を覗く

近くには注意書きがあり、「ガラス床付近では譲り合ってご鑑賞下さい」とのことです。当然ですね。いったいこのガラスの耐荷重はどれくらいなのでしょうか。気になります。

ガラス張りの床の注意事項

こちらの写真は、入場券売場に見かけた鳴門の渦潮の写真です。

鳴門の大渦
鳴門の大渦

時間を合わせて訪れていれば、このように迫力ある大渦を目撃できるかも知れないですね。

大鳴門橋から鳴門海峡を眺めよう

橋の上からの眺め
橋の上からの眺め

遊歩道を歩いて、展望台へ向かうまでには鳴門海峡の景色を楽しめます。

展望台までは金網越しとなりますが、のんびりと辺りを眺めていると気分爽快です。

消波ブロックのテトラポットがたくさんあるのは海ならではですね。

テトラポットの集まり

所々で見える小さな島の緑が青い海原に映え、美しい景観を見せてくれます。

瀬戸内海に浮かぶ小島

こちらの写真を見て下さい。白い棒のような建物が見て取れます。灯台でしょうか。

瀬戸内海の景色

カメラをズームして確認してみると灯台ですね。灯台前には広場があるように見えますので、展望台になっているようです。

瀬戸内海の景色

後から調べてみると、この灯台は孫崎灯台と呼ばれていました。

また、この灯台前にある展望台では、千畳敷展望台とは違った角度で大鳴門橋を目撃できるビュースポットになっています。

鳴門海峡には様々な船が航行していて、流れゆく船を見ているのも面白いです。

瀬戸内海を航行する船

残念なことに展望台にあった双眼鏡は使用禁止になっていました。(泣)

使用できない双眼鏡

コロナ渦のご時世では仕方がないですね。

小型でも良いのでマイ双眼鏡を持ってくると、遠くの景色をしっかりと確かめられます。

大鳴門橋から眺める鳴門海峡の光景は、ここでしか見られないため、是非渦の道へ訪れましょう。

【海の絶景を紹介】

大鳴門橋のような高い場所から眺める海の絶景は、言葉を失うときがありますね。そんな海の絶景を下記記事で紹介します。

「渦の道」パネルを使って記念撮影

遊歩道にあった顔出し記念パネル

展望台には、顔出しができるパネルがありました。

このパネルの前で記念撮影をしてみませんか。

大鳴門橋の遊歩道を歩いた記念になり、思い出の写真がまた一枚増えます。

「渦の道」で鳴門市の観光名所を紹介

休憩所
第1休憩所

遊歩道には休憩所が設けられており、鳴門市の観光名所について紹介がされていました。

第1休憩所では、鳴門市とドイツの交流の歴史について紹介されており、かつて第一次大戦で捕虜となったドイツ兵と地元住民の触れ合いが述べられています。

鳴門市の観光名所紹介

他の休憩所では、鳴門の渦潮のメカニズムや大鳴門橋の構造などについて説明されており、勉強になりました。

休憩所

渦潮は逃げはしませんので、遊歩道を歩いて疲れたら、休憩所でゆっくりと休んで行きましょう。

【鳴門市の観光名所】

渦の道の休憩所で紹介されていた「鳴門市とドイツの交流」を伝えているドイツ館やその他の鳴門市の観光名所を下記記事で紹介します。

サイクリストに朗報か?大鳴門橋のサイクリングロード整備化計画

大鳴門橋にサイクリングロードを整備する計画があることをご存じでしょうか。

徳島県鳴門市と香川県東かがわ市、鳴門海峡を隔てた兵庫県南あわじ市の3市で連携して、大鳴門橋を含むサイクリングロードを整備する話が上っています。

2019年9月には、兵庫県から大鳴門橋の下部に専用道を新設すれば、橋の強度や耐風安定性にも問題なく、自転車が安全に通行できる試験結果の発表がありました。

元々、大鳴門橋の車道下には、鉄道を走らす計画であったためスペースは確保できています。

大鳴門橋の内部
大鳴門橋の内部

この話が実現して大鳴門橋で自転車が通れるようになれば、物凄く嬉しいですね。

淡路島では毎年9月に開催しているサイクルイベント「淡路島ロングライド150」が10年以上続き、今でも盛り上がりをみせています。

淡路島では四国と行き来できる自転車道を望む声が高まっており、交流人口増加に伴う地域活性化に期待ができそうです。

こーさん
こーさん

個人的にこの話は凄く興味があって、是非実現してもらいたいですね。応援します。

千畳敷展望台から見る大鳴門橋の光景

千畳敷展望台
千畳敷展望台

渦の道から100mも歩かない内に千畳敷展望台へ辿り着けます。

千畳敷展望台は、大鳴門橋と鳴門海峡を間近で見られるビュースポットです。

集合写真や自取りスポットとして人気が高く、多くの人が訪れます。

周辺には食事何処や土産物屋が店をならべ、鳴門名物のワカメや竹ちくわ、名物の鯛丼、徳島ラーメンなどがありました。

食事何処

千畳敷展望台では、鳴門の渦潮も見れますが、小さな渦の場合は目視では確認が難しいかも知れません。

海の近くには双眼鏡や望遠鏡が設置されていますので、鳴門海峡の海面をじっくりと眺め渦潮を良く見学できるのも嬉しいポイントです。

千畳敷展望台
千畳敷展望台

周辺の広場でくつろぎながら、鳴門海峡の絶景を楽しみましょう。

千畳敷
千畳敷

【展望台の紹介】

旅をしていると、千畳敷展望台のような展望台から素晴らしい景色を堪能できる機会が多いですね。 旅の道中で立ち寄った展望台を下記記事で紹介します。

渦の道の基本情報とアクセス

住所徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
電話番号088-683-6262
営業時間夏季(3月~9月)  9:00~18:00
GWと夏休み期間  8:00~19:00
冬季(10月~2月) 9:00~17:00
※いずれも最終入場は最終時間の30分前です。
定休日3月、6月、9月、12月の第2月曜日

料金は以下になります。

  • 通常は大人510円、中学生410円、小学生260円
  • 20名以上の団体割引で、一人当たり大人410円、中学生330円、小学生200円
  • 遠足・修学旅行割引で、一人当たり引率教員は無料、中学生200円、小学生130円(「遠足・修学旅行証明書」に記入し押印後、受付窓口へ提出)
  • 障害がある方の割引は、大人250円、中学生200円、小学生130円。尚、この料金は手帳(身体障がい者・療育・精神障がい者保健福祉)の交付を受けた方と介護者1名に付きます。

【アクセス】

  • JR鳴門駅からタクシーで約15分
  • 鳴門北ICから車で約5分

渦の道の駐車場

鳴門公園の駐車場を利用して下さい。普通車200台(500円/1日)、大型バス20台(2,000円/1日)

まとめ

渦の道は、四国と淡路島をつなぐ大鳴門橋に整備された遊歩道であり、歩いて鳴門の渦潮を見学できるスポットです。

渦潮だけでなく、間近で大鳴門橋や鳴門海峡の絶景を楽しめますので、鳴門市へ訪れる機会があれば是非立ち寄ってみて下さい。

事前に、渦の道や鳴門市うずしお観光協会の公式ホームページにある潮見表で渦潮が出現する時間帯を確認して訪れると見逃しがなくなりますね。

ここでしか見る事ができない世界三大潮流の一つをお見逃しなく。



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管理人
この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

当ブログのURL:https://tabirin2021.com
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