あなたは、迷信を信じていますか。
日本には昔から様々な迷信が根付いており、全く科学的根拠がなくても、信じている人は少なくないでしょう。
そんな迷信の中には、幸運が訪れると信じられているものもある。有名なのが「四つ葉のクローバーを見つけると幸運が訪れる」ですね。
旅を続けていると、偶然か必然なのかは分からないけど、そんな迷信に触れる機会はそれなりに多い。
すると、ふしぎと高揚感を感じたりするもの。それに何より気分がよい。
本記事では、旅の道中に出会う幸運が訪れる様々な迷信を紹介します。
旅と幸運な迷信
迷信とは、人々に広く信じられているが、ほとんどが合理的な根拠に欠けているものばかりです。
日常生活の中に浸透しているものが多く、朝起きてから夜眠るまで1日の行動の中には、知らずうちに迷信と呼ばれるものに触れている。
幸運が訪れる迷信もあれば、不幸となる迷信もある。旅を続けていると、そんな迷信に出会う機会はそれなりに多い。
もちろん迷信を信じていない人も多いでしょう。けれどふとした瞬間、頭に迷信が思い浮かぶこともある。
どんなに口では否定していても、私たち日本人は、古くから社会生活に根付いてきた迷信を完全に頭から否定することが難しいですね。
特に幸運が訪れると信じられている迷信に触れると、自然に笑顔になったりします。
旅先でそんな迷信に触れると「この先、何か良いことが起きるかも」と思い、気持ちがウキウキする。
そういうポジティブな考えは、ずっと旅を続けていくには必要でしょう。
旅の道中は、必ずしも順風満帆ではなくトラブルに会う機会も少なくありません。そんな時、幸運をつげる迷信に出会えば、未来は開けると信じてやまないのです。
【迷信1】四つ葉のクローバーを見つけると幸運が訪れる
旅の道中で、四つ葉のクローバーを偶然見つけると「何かいいことが起きそう」と感じて幸せな気持ちになれますね。そんな経験をした人は、多いのではないでしょうか。
四つ葉のクローバーは、見つけるのが非常に難しい小葉が4枚のシロツメクサのことです。世間一般的には、四つ葉のクローバーは幸せの象徴といわれています。
そのため、四つ葉のクローバーをモチーフにしたアクセサリーがたくさん販売されている。そんなアクセサリーを目にする機会は多いかも。
けれど本家のシロツメクサになれば、見つける確率は1万分の1や10万分の1という。これでは、見つけるのは至難と言わざる得ません。
そもそも四つ葉が生まれるのは、三つ葉が変異したものです。決して奇跡ではないですよ。
ちなみに、クローバーの4枚の葉脈が十字架に見えるので、海外でも幸運を表す神聖なものとして信じられています。
【迷信2】茶柱が立つと良いことがある
旅先では、レストランや喫茶店など多くの食事処へ訪れます。また、友人や知人の家へ招待されることもあるでしょう。
その時にお茶を出されたり、入れたりすると湯のみの中に茶柱が立つことがありますね。
昔からお茶を飲む時に、茶柱が立つと吉事の前兆であると伝えられてきました。これは私たち日本人に深く浸透している迷信であり、知らない人はいないのではないでしょうか。
茶柱が立てばその日1日は幸運に見舞われるや、この先何かいいことが1つだけ訪れるなど解釈の仕方は人それぞれですね。
ちなみに、通常高級茶では、茶柱が立つような現象は見られない。
その昔、駿河のお茶屋商人が、高級茶に限らずとも美味しく飲めることをアピールするために茶柱の話を広めたという説があります。
【迷信3】流れ星が消えるまでに三回願い事を唱えるとその願いが叶う
流れ星に願い事をすれば叶うという迷信は、日本だけでなく海外でも広く伝わっています。
旅先でキャンプをしている最中に、流れ星を見かけると思わず願い事を唱えてしまう。ほとんど無意識のレベルで行っている人も多いのではないでしょうか。
それほど、この迷信は信じられているのです。流れ星はいつ遭遇するのか誰にも分かりません。ましてや流れ星が消えるまでに3回も願い事を唱えるのは至難です。
この迷信の起源や由来は、キリスト教の教えが有力な説なんだとか。
流れ星の光は、神様が天にある扉を開いた合図であり、この世を見てくださっている。神様が見てくださっている間に、願いごとを唱えれば、その願いは神様に届くと考えられています。
【自転車旅とキャンプに関する話(その1)】
流れ星を見るために、星空が自慢のキャンプ場へ出かけてみませんか。下記記事では、自転車旅とキャンプに関する話を紹介します。
【迷信4】初夢に一富士二鷹三茄子の夢を見ると幸運な一年になる
私たち日本人の間で昔から広く信じられている迷信の1つには、初夢に関するものがあります。
それが「一富士、二鷹、三茄子」の初夢ですね。正月の初夢にこれら3つの組合せをみると、幸運に恵まれるといわれている。
そもそも富士山は、古来より信仰の対象として崇められており、富士山を主とした宗教「富士講」が存在しました。
その拠点の1つには、江戸の駒込富士神社で、その周辺には鷹匠屋敷があり、駒込地域の名産である茄子を合わせて縁起物になったそうですよ。
また、富士は「無事」や「不死」を意味しており、鷹は「高」、茄子は「成す」という語呂あわせから縁起物になった説もあるとか。
旅先では、自宅と違っていつもと違う環境で睡眠をとる。もし初夢で「一富士、二鷹、三茄子」を見てしまうと、幸せな旅路が続く予感に嬉しくなります。
【迷信5】朝の蜘蛛は仇でも殺すな
私たち日本人は、古来から蜘蛛で縁起をかつぐ風習が根付いています。
朝蜘蛛は、あの世とこの世をつなぐ天の使いといわれたり、幸福を運んでくる象徴といわれている。特に商売人にとっては、お客さんを運んでくれる生き物として大切に扱っています。
旅先のホテルや旅館、キャンプ場などで、朝蜘を見かけたら、思わずティッシュや殺虫剤を手に取ってしまいたくなりますが、そっと見逃してあげましょう。
反対に夜に蜘蛛を見かけたら「親でも殺せ」といわれるほど不吉の象徴とされる。全く正反対の意味になるので、蜘蛛にとっては理不尽極まりないと思えますね。
【自転車旅とキャンプに関する話(その2)】
自転車旅とキャンプに関する話を、下記記事で紹介します。
【迷信6】黄色い蝶を見かけたら幸運になる
春に散歩していると、道端で蝶々が飛んでいるのを見かけたりします。
古来より日本では、蝶は幸運を運んでくれる縁起のよい生き物として信じられている。
特に黄色い「モンキチョウ」が縁起がよい。黄色は風水で健康面や金運を意味しており、黄色い蝶は、仕事運が上昇する前触れなんだとか。
もしペアのモンキチョウが戯れながら飛んでいるのを見かけたら、より一層よいことが起こるといわれています。
そもそも蝶は、さなぎから羽化するので、その成長過程は「変化」や「飛躍」を感じさせる。旅人にとっては、それらは「成長」と置き換えても差し支えないでしょう。
旅先で偶然モンキチョウに出会えると、何か縁起のよいことが起こり、自己成長を促すきっかけになるかも知れません。
【自転車旅と自己成長】
自転車旅で一人旅を続けていると、自己成長することが多いです。下記記事では、自己成長に関する話を紹介します。
【迷信7】白蛇を見ると金運がアップする
蛇が苦手な人は多いでしょう。けれど蛇は、基本的に縁起が良い生き物といわれています。
蛇は昔から農作物を荒らすネズミなどを駆除してくれる存在でした。そのため、蛇がいる家は、お金に困らず金運、財運がアップすると信じられていたのです。
特に白蛇はたいへん珍しく、昔から神の使いと言われており、日本全国でも白蛇を祀っている神社が多いですね。
白蛇に出会うことがあれば、金運が急上昇するといわれており、非常にありがたい。
また、蛇の脱皮後の皮をお財布に入れておけば、お金が貯まるという迷信も有名です。
近年、気温の変化や土地の再開発などが進み、蛇に遭遇する機会が少なくなってきましたが、だからこそ旅の道中で蛇に出会う機会があれば運がよいといえるでしょう。
【迷信8】二重の虹を見ると幸せになる
旅の道中で虹を見かけたら、何だか特をした気分になりますね。
虹を見ること自体が稀な出来事ですが、二重の虹「ダブルレインボー」は大変貴重で珍しく、幸運の前兆として世界中で信じられています。
この二重の虹は、天からの祝福です。人生に迷いがあり立ち止まっているのならば、天から先へ進んでも問題ないといっている。
また、すでに努力を重ね続けているのならば、明るい未来が待っているので安心して行動しましょう。
ちなみに、二重の虹より更に貴重な三重の虹を見かけたら、それは「最高の祝福」の証。素晴らしい幸運が訪れるといわれています。
二重の虹や三重の虹を見かけたら、積極的にカメラで写真を撮っておけば、後から写真を見返すことで、その当時の感動を鮮明に思い出せますよ。
【カメラに関する話】
旅先でカメラを使って、風景や珍しいものなど色々撮影しますね。下記記事では、カメラに関する話を紹介します。
まとめ
日本には様々な迷信がありますが、その中でも旅の道中で出会う、幸運を告げる迷信を紹介しました。
今回紹介した迷信は、知っている人も多かったのではないでしょうか。
もし旅先でそんな迷信に遭遇したら、それはきっと素敵な旅路が続けられる啓示かも。気分がよくなれば、考え方もポジティブになる。そんな人には、ちょっとした幸運が舞い込みやすい。
迷信は科学的根拠がまったくないものが多く、中には信じていたいと思うものも多い。それで幸せを感じるのならば、頭ごなしに否定するのではなく、肯定したほうが楽しく旅を続けていけます。