あなたは、会社の通勤に何を使用していますか。
それは車ですか。それとも電車でしょうか。職場が自宅から近いので、自転車で通勤している人は、それなりに多いですね。
今は車や電車などで通勤しているのだけど、今後は健康のために自転車通勤を始めたいと考えていたりしませんか。
自転車で通勤時における走行距離を正しく知っていれば、長続きするはずです。
尚、通勤距離が長すぎたりすると、仕事に影響が出てしまい意味がなくなってしまいます。
そのため、走り過ぎには注意しましょう。
本記事では、自転車通勤時の走行距離について、距離別に影響度を紹介し、適切な通勤距離の目安をお伝えします。
自転車通勤で走る距離の目安は、片道15km以内
通勤に使用している自転車の種類は、人によってまちまちですが、概ねママチャリやクロスバイクが多いですね。また、ロードバイクで通勤する人もいます。
ちなみに私の会社員時代では、自転車通勤をしていた時期もあり、その時はママチャリやロードバイクで通勤していました。
通勤ルートにもよりますが、仕事場によっては、町中など信号が多いルートを走らざる得ないため、自転車の平均速度は10~15km/hと遅かったりします。
そのため、通勤距離が長くなるほど、通勤時間がかかってしまい、自転車通勤を始めてみたが長続きしなかった人も多いはず。
そこで、これから自転車通勤を始めようと考えているならば、適切な走行距離を知っておきましょう。
結論から言えば走行距離は、ずばり「片道15km以内」にすべきです。
この結論だけですと、具体的な影響度が全く分からないと思うので、本記事では、以下の通勤距離別にどのような影響があるのか説明します。
- 通勤距離が片道5kmまでの場合
- 通勤距離が片道5km~10kmの場合
- 通勤距離が片道10km~15kmの場合
- 通勤距離が片道15km~20kmの場合
- 通勤距離が片道20km以上の場合
特に通勤時にプチサイクリングを楽しみたいのならば、走行距離は「片道5~10km」がベストになりますね。
日頃から運動をしていない人ならば、自転車通勤することで、運動不足の解消につながりますよ。健康にとても良いので、自転車通勤をしようか迷っているのならば、是非始めてみることをお勧めします。
通勤距離が片道5kmまでの場合
距離が短すぎるため、毎日余裕で通勤できますね。
5km程度ならば15分~20分程度で走れるでしょう。
そのためか、少し物足りなくなることも多いです。
すると、会社帰りには、いつもと違った道を走ったりして、新しい通勤路を開拓しようとしたり、商店街などへ寄り道したりします。
会社の同僚などからは、通勤距離が短くてうらやましがられたりしますね。
間違っても通勤時にわざと遠回りしたりして、会社へ遅刻することがないよう注意しましょう。
【ママチャリに関する話】
通勤距離が短く、荷物を載せる場合は、ママチャリが使いやすいです。下記記事では、ママチャリについて様々な情報をお伝えします。
通勤距離が片道5km~10kmの場合
走るルートにもよりますが、20分~60分程度の時間がかかり、プチサイクリングが楽しめます。
もっとも楽しく通勤ができる距離と言えますね。
暖かな春や涼しい秋は、気持ち良く通勤ができますが、反対に夏の暑い日には、汗がしたたり落ち不快な思いをしたり、冬の寒い時期は、自転車通勤が辛く感じたりするものです。
季節によっては、通勤時の服装に気を使いましょう。
ママチャリでも通勤可能ですが、できればクロスバイクやロードバイクを使用した方が、快適さがかなり違ってきます。
ルートによっては、町中だけでなく、海沿いや川沿いの道を走ったり、田園風景や山の景色が素晴らしい道を取り入れたりできるので、変わりゆく景色を満喫できるのも嬉しいところ。
朝から気持ち良く走れるため、会社到着時には、仕事へのモチベーションが高まっていたりします。
通勤距離が片道10km~15kmの場合
自転車通勤で使う自転車は、クロスバイクかロードバイクを選びましょう。
ママチャリでも絶対に走れない訳ではありませんが、通勤時間がかかり過ぎたりします。
例えば、通勤距離が15kmで平均速度を20km/hで走れば45分もかかるため、趣味で良くサイクリングへ出かけている人ならば、毎日楽しく走れる距離間です。
サイクリストならば、毎日の自転車通勤が楽しくなり、朝からテンションが上がりますね。
しかし、日頃からあまり運動をしていないサラリーマンには、少し厳しいかも知れません。
特に仕事疲れでヘトヘトになっている状態で帰宅する時は、自転車を運転するのが億劫になったりします。
ちなみに私は、ママチャリで60分かけて約12kmの距離を通勤していた時もありました。
朝の通勤時はそれなりに楽しかったのですが、残業などで帰りが夜遅くなる時は、仕事疲れが尾を引いて、自転車が普段より重く感じ、あまり楽しく走れませんでした。
【自転車の種類】
通勤距離により、自転車の種類を選びましょう。下記記事では、自転車の選び方について紹介します。
通勤距離が片道15km~20kmの場合
それなりに距離が走れるサイクリストでなければ、毎日走るのは正直厳しいです。
無理して走っていると、仕事中にウトウト居眠りしてしまい、周りの人から怒られることも有り得ます。
そのため、ロードバイクなどスポーツ系自転車の初心者や普段から運動をしないサラリーマンは、絶対に走ってはいけない距離です。
尚、サイクリストでなければ、自転車で20kmも走るとは普通考えられないので、会社の同僚からは多少引かれたりします。(汗)
通勤距離が片道20km以上の場合
普段からしっかりトレーニングを積んでいるアスリートクラスのサイクリストのみが、通勤可能でしょう。
毎日片道20km、往復で40kmを走るのは、体力と精神力がかなり高くないと、苦行になりかねません。
通勤なので、会社へ到着後には仕事が待っています。
20km以上走った後では、仕事内容にもよりますが、正直「直ぐに仕事がしたい」なんて思えませんね。
1時間以上の休憩を挟まないと、気持ちの切り替えが難しいでしょう。
「通勤」として考えた場合、少し距離が長すぎると言えますので、お勧めはしません。
【自転車のトレーニングとは】
ロードバイクで速く走るためには、日頃のトレーニングが大切になりますので、下記記事でトレーニング方法についてお伝えします。
通勤ルートは平地中心にする
会社への通勤ルートは出来るだけ平地を中心に考えましょう。
多少のアップダウンならば特に問題はありませんが、峠など本格的なヒルクライムを行わなければならない道はお勧めしません。
ヒルクライムは、体力の消耗が激しかったり、坂道を上っている最中に汗まみれになったりします。
そのため「通勤」と言う目的から外れているのではないでしょうか。
通勤はあくまで会社までの移動行為であり、疲れすぎるのは仕事への影響が大きいです。
「通勤」が「痛勤」にならないよう注意しましょう。
自転車通勤では季節や天気を考慮しよう
自転車は、季節や天気の影響をモロに受けます。
通勤距離にもよりますが、距離が長くなるほど受ける影響は大きいです。
大雨や雪が良く降っている時は、視界も悪くなったり、路面が滑りやすくなったりしますので、危険度が高まります。
そんな時は、無理して自転車で走るのは止めましょう。
また、夏など気温が高くなれば、汗をかきやすくなり職場で不快な思いをしたりしますので、汗対策が必要になります。
特に真夏の酷暑日や厳寒の冬は、体力の消耗が激し過ぎて、通勤後に仕事をやりたいとは思えなくなるでしょう。
その他にも自転車通勤時に考えておきたいのがパンクに合う可能性です。
通勤距離が短かければ、自転車を押して移動することも考えられますが、通勤距離が長い場合はそうもいきません。
そのため、パンク修理を行う時間も見込んで通勤しましょう。
【熱中症対策】
気温が高い日に自転車通勤するならば、水分補給などの熱中症対策が必要になりますね。下記記事では、自転車通勤にも参考になるサイクリングや自転車旅の熱中症対策について紹介します。
毎日必ず自転車通勤しなければならない訳ではない
体調が悪い日は、自転車通勤を控えた方が良いです。
例えば、熱が高いのに自転車を運転していると、ハンドル操作を誤ってしまい、思わぬ事故に合ったりします。
また、睡眠不足の状態では、走行中に睡魔に襲われ、瞬間的に意識が飛んだりして非常に危ないです。
そんな場合は、無理して自転車で通勤せずに、電車やバスなど公共交通機関を使いましょう。
季節によって通勤手段を切り替えても良いので、暑すぎる夏や寒い冬などは、あえて自転車通勤をしない考えもありですね。
また、通勤距離が長い場合は「電車+自転車」の組み合わせでも良い訳です。
その辺りは柔軟に考えて、いかに安全第一で通勤できるのか考えてみて下さい。
電車に自転車を持ち込むならば、折り畳み自転車が便利。但し、満員電車では、自転車の持ち込みは邪魔になるので気を付けよう。
まとめ
自転車で通勤する場合の走行距離は「片道15km以内」を目安にしましょう。
特に「片道5km~10km」辺りの通勤距離がプチサイクリングを楽しめます。
通勤ルートは平地を中心にし、峠など本格的なヒルクライムコースは避けるのが無難ですね。
また、天気が悪い日、体調が悪い日では、自転車通勤を控え、電車やバスなどの公共交通機関を使った方が安全です。
自転車通勤を通じて、日頃の運動不足が解消されたりしますので、自転車通勤をしようか迷っているのでしたら、一度試しに始めてみては如何でしょうか。