寒い冬の季節になると、サイクリングへ出かけるのが億劫になったりしませんか。
私もそうなので良く分かります。
しかし、それだけの理由でサイクリングへ出かけないのはもったいない。
通常、自転車にとって冬はオフシーズンですが、冬の季節でしか楽しめない事があるのも事実です。
ウェアでしっかり防寒・保温対策をすれば、ロードバイクで走れます。
無理をせず、準備を整えて、冬のサイクリングを楽しみましょう。
本記事では、自転車(ロードバイクなど)で楽しむ冬のサイクリングの魅力と防寒・保温対策についてお伝えします。
ロードバイクは、冬でも準備をしっかりすれば楽しめる
大抵の人は「冬にサイクリングしても寒くて楽しくない」と思っています。
それでは、冬のサイクリングの魅力を見逃してしまうかも。
冬でしか味わえない魅力を知れば、今よりサイクリングへ出かける回数が増えるかも知れません。
そこで、以下に冬でもサイクリングを楽しめるの理由(魅力)をまとめました。
冬でも準備をしっかり整えば、快適にサイクリングができます。
大事なのは、ウェアでしっかり防寒・保温対策をすることです。
これが出来ていると出来ていないのでは、結果が全く違ってくるので万全の状態を整えましょう。
具体的には、以下に示す方法でウェアを身に付けると効果的です。
サイクリングへ出かける前は、自宅で事前に可動域のストレッチを行ないましょう。
暖かい部屋で十分に筋肉をほぐしておけば、自転車に乗ってもそれなりに動けるようになりますね。
また、乗り始めは少しずつ慣らしながら走り、徐々にペースアップすれば、怪我の防止や事故のリスクを抑えられます。
寒い冬でもしっかり準備を整えて、サイクリングを楽しみましょう。
冬のサイクリングの魅力とは
空気が澄んでいて景色が良い
一年の内、最も気温が低くなるのが冬の季節です。
気温が低くなると言うことは、空気中の水やゴミが少なくなり、他の季節と比べて明らかに景色が澄んでいます。
そのため、遠くまで景色がより見通せますね。
夏の季節では、輪郭がもやもやした状態で見えたりしますが、冬になると細部までしっかり見えるもの。
空気が澄んでいる状態では、例え同じ物を見てもより綺麗に見えるのです。
特に海の綺麗さは、より顕著に表れたりしますね。
透明度がより高くなる海と澄んだ空気が合わさることで、他の季節より数段上のオーシャンブルーが楽しめます。
【島旅のすすめ】
冬のサイクリングで眺める海の景色は格別です。海に囲まれた島旅では、美しく輝く海をより身近に感じますね。下記記事では、そんなサイクリングスポットなどを紹介します。
暖かい食べ物がうますぎる
冬でもペダルを回して自転車を走らせていると、体が暖かくなってきますね。
しかし、信号待ちなどで立ち止まってしまうと、次第に寒くなってきます。
特に激坂を下る時は、風の冷たさも相まって物凄く寒いです。
そんな時に暖かいラーメンなどの食事は、普段の何倍もうまく感じるもの。
冷えた体に暖かい食べ物や飲み物を取ると「生きてて良かった」と思えるほど感動したりします。
【ポタリングのすすめ】
冬のサイクリングであえてグルメライドを楽しむのも良いですね。普段より短めの距離を走り、ゆるいポタリングを楽しみましょう。そこで、下記にポタリングに関する記事を紹介します。
風呂へ入るのが最高の楽しみ
冬にサイクリングをした後で、自宅へ戻ると体中が冷え切っていたりします。
冷え切った体をお湯で温めるのは、入浴直後から温まりきるまでが非常に気持ちが良い。
尚、体が芯まで冷え切っている時に、いつもの温度で風呂へ入ると、とても熱く感じます。
そのため、入浴する前は、ゆっくりかけ湯をして、ゆっくり入浴すると良いですね。
そんな風呂へ入るため、サイクリングしたと言っても過言ではありません。(笑)
こんな事を言うと「それはマッチポンプでは」と思う方もいると思いますが、まさにその通り。
風呂は、冬のサイクリングにとって最高のご褒美です。
冬の自転車旅では、旅の道中で風呂へ入らないようにしましょう。
それは、一時的に風呂で温まったとしても、再び自転車を走らせていれば、20分も経たない内に風呂へ入る前より寒くなることも。
そのため、風呂はその日の旅の最後に取っておきましょう。
【温泉街の紹介】
自転車旅では、温泉街で宿泊したり、立ち寄ったりすることは良くありますので、下記記事で紹介します。
ウェアでしっかり防寒・保温対策をしよう
着ぶくれに注意しつつ重ね着する
冬の季節では、体を温めたいからと言って分厚いウェアを着たりすると、かえって動きづらくなります。
そこで、重要になってくるのが重ね着です。
「インナーウェア(インナー)」「ミドルレイヤー」「アウターウェア(アウター)」の3つのウェアを3層で重ねるのが効果が高いですね。
まずは肌に密着するインナーですが、保温性と速乾性に優れた物を選びます。
その上に着るミドルレイヤーは、吸汗速乾性がある長袖のウエアを選びましょう。
尚、ミドルレイヤーは、それほど寒い日でなければ着る必要はありません。
アウターは、防風・防水機能が高い物が良いです。
特にインナーは、その日の気温や運動量に応じて使い分けましょう。
例えば、運動量が多い時は、速乾性を重視した方が良いし、反対に運動量が少ない時は、保温性を重視すべきです。
また、汗を沢山かく時は、速乾性を重視した方が良いですね。
冬用のサイクリングタイツを履く
下半身は最も良く動かすため、足を覆うタイツは、ピッタリとフィットする物を選びましょう。
裾が広い物は、ギアに巻き込まれる可能性があるため、避ける方が無難です。
そのため、足首までピッタリ覆ってくれる物が良いですね。
冬用のタイツ選びでは、防寒・防風性の効果が備わっているだけでなく、吸汗と速乾性も大事です。
尚、高機能タイツの中には、オールシーズンに使えたりする製品もありますよ。
タイツは、製品によってパッドの有り無しがありますが、ランニングや登山などサイクリング以外で使用するならばパッドが無い方が良いかも。
その場合は、パッド付きのアンダーウェアをタイツの下へ履くようにしましょう。
手足の冷え対策は必須
冬のサイクリングでは、手足の冷え対策をしっかり行っていないと走れません。
特に足がかなり冷え、寒さが厳しい時期では、つま先の感覚がなくなることも。
ビンディングシューズのつま先は、メッシュになっている物が多く、より冷えやすい特徴があります。
そこで、シューズカバーを付けましょう。更に厚手の靴下を履けば、より寒さを軽減できます。
そうすることで、足がしっかり防風・保温されるため、ペダリングが楽になりますね。
また、グローブを選ぶ時も保温性や防風性がある物を選ぼう。
寒さで手がかじみ、ブレーキ操作やハンドル操作が上手くできなければ、事故を引き起こす可能性があります。
グローブを着用して、きちんと自転車の操作を行えるようにすることが大事です。
グローブを選ぶ際は、保温性や防風性だけでなく、タッチパネル式のサイクルコンピュータやスマホの画面を操作することを考慮して、グローブを付けたままで操作できる物がおすすめ。
操作の度にグローブを外すのは、意外と面倒くさいですね。
ウインドブレーカーは防風対策に便利
ウインドブレーカーは、防風性に優れた物があると重宝します。
朝晩の冷え込んだ空気の中を走る時や、長い下り坂を下る時に流れる冷たい風を防いでくれますね。
風を防ぐことで、少しでも温かさを感じられるので、ウインドブレーカーには、必ずしも保温性を求める必要はありません。
その時の状況に合わせて使い、適度な温度調節を行ないましょう。
ネックウォーマーを身に着ける
ネックウォーマーを身に着けると、首元の保温に役立ちます。
個人的には、冬のサイクリングに絶対欠かせないアイテムと思っていますね。
ネックウォーマーを着けることで、首元からはウェアの内側へ入り込んでくる冷たい風をシャットアウトしてくれるため、有ると無いとでは大違い。
ネックウォーマーを着けて走るようになってからは、冬のサイクリングが大夫快適になりました。
耳の痛みを防ぐにはイヤーウォーマーが役立つ
サイクリング時に耳が露出していると、痛みが出ることも。
そんな時役立つアイテムが、保温性に優れたイヤーウォーマーです。
イヤーウォーマーを選ぶ時は、音が聞こえやすいことが大事。
車の走行音や踏切の音、町ゆく人々の声などがしっかり聞き取れなければ、公道の運転は危なくて出来ません。
イヤーウォーマーには、ヘッドバンドタイプとイヤーマフタイプがあります。
特にヘッドバンドタイプは、ヘルメットと併用しやすいため、使い勝手が良いですよ。
まとめ
冬のサイクリングは、冬だけしか味わえない魅力があります。
そのため、寒いからと言って、サイクリングへ出かけないのはもったいないですね。
以下に冬のサイクリングの魅力をまとめました。
- 空気が澄んでいて景色が良い
- 暖かい食べ物がうますぎる
- 温泉へ入るのは最高
冬のウェアは「保温性、防風性、速乾性」の3つに着目することが大事です。
本格的に冬ライドを漫喫するためにも身に着けるウェアは、しっかり良い物を選びましょう。
十分な防寒・保温対策を行えば、冬でも快適なサイクリングを楽しめます。