
折りたたみ自転車は、その高い携帯性と機動性のため、愛用している人は少なくありません。
折りたたんで運べるようにタイヤが小さく、ママチャリやロードバイクとは、また違った特徴を持つ自転車です。
「通勤通学に便利」「旅行のお供に持ち運びたい」といった意見があり、興味を持たれる方も多い。なので、折りたたみ自転車を購入する際には、メリットとデメリットを比較して、自分自身のライフスタイルに合うかどうかで判断しよう。
本記事では、折りたたみ自転車のメリットとデメリット、どんな人に向いているのかについて紹介します。
目次
折りたたみ自転車とは、どのような自転車なのか

折りたたみ自転車は、フレームやハンドルなどを折りたたむことで、コンパクトに収納して運搬が可能な自転車です。
特に電車など公共交通機関への持ち込みが容易なので、使い勝手がすこぶる良いですね。なので、都市部の移動手段やスポーツなどで愛用している人が多いです。
折りたたみ自転車は、大きく分けると3つのタイプに分別しているので、以下にまとめました。
| 街乗りタイプ | 買い物用のカゴが付いているので街乗りに便利 |
| 走行性能重視タイプ | 軽量かつ高性能なものが多い。 自転車にもよりますが、50~60kmくらいなら快適にサイクリングが可能 |
| 電動アシストタイプ | 坂道や長距離でも楽に走行できる |
折りたたみ自転車は、タイヤサイズが20インチ以下のものが主流です。小さなタイヤは、取り回しがしやすく、大きなタイヤになると長距離走行に適しています。
また、輪行を考えるならばできるだけ軽量なものを選びたい。中には10kg以下の超軽量なものもあるので、女性でも十分に輪行で使えこなせます。
電動アシストを選ぶのであれば、バッテリーの容量をチェックしよう。軽量なモデルの場合、小型バッテリーとなり、あまり長い距離を走れません。
折りたたみ自転車のメリット
折りたたみ自転車の主なメリットは、以下の通りです。
- 輪行が楽
- 街乗りに便利
- 保管に場所を取らない
それぞれについて説明します。
輪行が楽

折りたたみ自転車の平均的な重さは13~15kgです。そのため、13kg以下の軽量なモデルであれば、輪行がより楽になりますね。
持ち運びの頻度が多かったり、体力に自信がない人は10kg以下のものがおすすめ。軽量モデルの中には、6kg台のものもラインナップされています。どのような自転車にもいえますが、軽量になるほど高価になる傾向ですよ。
折り畳むことでコンパクトサイズにできるので、キャリーバッグに入れて電車や車に乗せれば、遠方まで持ち運べるのが一番の魅力でしょう。移動先で、折りたたみ自転車を活用できます。

ロードバイクやクロスバイクの輪行と比べると、利便性が段違い。これらの自転車では、前後の両輪を外した状態で輪行袋に入れるのですが、荷物としてみると、結構な大きさになる。そのため、電車では基本的に「先頭車両」や「最後尾車両」といった、決まった場所にしか置けないですね。
その点、折りたたみ自転車であれば、普通の座席の脇に置いてもそれほど邪魔になりません。(ラッシュなど混雑している時間は避けること)
それに加え、折りたたみ自転車は、モデルにもよりますが、ほぼ一瞬で折りたたんでコンパクトにできるので、袋に入れる時間を含めても、1~2分もあれば十分でしょう。
ロードバイクであれば、慣れていても分解から袋に入れるまで、10~15分は時間がかかります。そう考えると、いかに折りたたみ自転車が輪行に向いているのか分かります。
街乗りに便利

折りたたみ自転車のタイヤは小さく、狭い道や混んだ道をスイスイと走り抜けたり、一気に加速や減速もできる機動性が魅力的ですね。
また、軽量なので少ない力で発進できるため、信号が連なるようなストップ・アンド・ゴーの機会が多い場面では重宝します。
旅行で鉄道を利用するのであれば、途中下車した街を巡るのにもピッタリ。徒歩と自転車では、行動範囲に違いがでてくるので、あるとないとでは全然違いますよ。
たとえば、京都や奈良などで神社仏閣巡りを行なったり、全国に点在するレトロな街並みを見て回るのも楽しい。それに、ふと気になった町をぶらりと巡ると、期待以上の新鮮な出会いや発見に出くわすかも知れません。
保管に場所を取らない

自転車を購入した際に、問題になるのが保管場所です。折りたたみ自転車であれば、駐輪場がなくても保管がしやすく、一人暮らしや小さなお部屋でも安心して保管できます。
それに加え、ビルやマンションの上階へ持ち運ぶのも、折りたたんで小さくすると楽に持ち運べるのもGood。車体フレームの真ん中あたりで折るタイプが主流なので、驚くほど小さくできますね。
置く場所を選ばないので、部屋や玄関、倉庫など室内に置くことで、盗難防止や駐輪場代の節約を図れるといったメリットもあります。
折りたたみ自転車のデメリット
折りたたみ自転車は、ママチャリやロードバイクと比べると、明らかにタイヤが小さいのが特徴です。
このタイヤが小さいことから様々なデメリットがあるので、以下にまとめました。
- 安定感にかける
- 震動が大きくて、速度が落ちやすい
- 登坂が苦手
- 折りたたみ機構によるトラブル
それぞれについて説明します。
安定感にかける

折りたたみ自転車のようにタイヤが小さい自転車は、ママチャリのような大きなタイヤと比べて安定性が欠けます。
路面の凹凸をより拾いやすいので、ふらつく機会が多いです。また、ちょっとした段差を乗り越えようとすると、不安定になる危険性が潜んでいます。つまり、路面状況の影響を受けやすいのがデメリットですね。
それに加え、ハンドルを少し動かすだけでも車輪の向きが直ぐに変わるので、慣れていないと操作がしずらい。特に急ハンドルは、バランスを崩す可能性が高くなりがちです。
走りが不安定になると、乗り心地や疲れやすさに影響がでてきます。タイヤを太めにして設置面積を増やせば安定性が向上するし、フロントフォークにサスペンションを搭載しているモデルであれば、振動吸収性がアップするので、必要に応じて検討しよう。
折りたたみ自転車に限った話ではありませんが、どのような自転車もタイヤの空気圧を適切にすることで、安定性と乗り心地のバランスを保てます。
最終的には、運転に慣れてくれば安定性の問題はほとんど解決できるので、普段から無理な運転はしないように心掛けましょう。
震動が大きくて、速度が落ちやすい

タイヤが小さくなるほど、路面からの衝撃が体に伝わりやすくなります。
特に12インチまで小さくなると、走行中の衝撃はハンドルや車体の動きにも影響が大きい。なので、小さすぎるタイヤを選ぶ際には、良く考えて下さいね。
この震動により、長距離を走るほど疲れが蓄積されていくのがデメリットとなります。
また、タイヤが小さいとホイールも小さくなるため、慣性が働きにくくなるので速度が落ちやすい。つまり、走り出しても直ぐに止まってしまうので、より多くペダルを漕ぐ必要を感じるだろう。それが、よりエネルギーの消耗につながるので、最終的に疲れやすくなります。
高めのギア比を選んでペダリング効率を上げたり、転がり抵抗の低いタイヤを選択することで、ある程度は改善できるので、必要に応じて対策しよう。
ロードバイクと比べてみても最高速度と加速速度は、それほど変わらないので、短中距離の移動であれば、速度に関しては大きな問題にならないと思います。
登坂が苦手

折りたたみ自転車を始めとする小径車は、坂道が大変です。最初は意外に坂道が上れると思いがちですが、それはハッキリいって錯覚ですね。
やはり小さなタイヤでは、平坦路でも中々前へ進まないので、坂道であれば言わずもがなかな。さらにバランスを崩しやすいので、立ち漕ぎにも向いていません。
折りたたみ自転車は坂道に差し掛かると、平坦路以上にただひたすらにペダルを漕ぎ続けることになります。
しかし、電動アシスト付きであれば、そのような心配はナッシング。電動アシストの機能により、驚くほど楽に坂道が上れますね。
折りたたみ機構によるトラブル

折りたたみ自転車特有の機能により、トラブルのリスクが高まる可能性があります。
車体フレームの真ん中あたりで折るタイプが主流なので、乗る時にどうしても負荷がガッツリとかかってしまう。何年も乗り続けていると、ダメージが蓄積されているので、突然ボキッと折れる可能性がゼロではありません。
個人的には、それなりに高価な折りたたみ自転車であれば、コストをかけて作られているので、折りたたみ機構の強度も安心感があるのではないかと思っています。
そもそも折りたたみ機構では、ヒンジ部分の緩みや摩耗が起きたり、折りたたみ操作時に指を挟む危険性が付きまとう。ヒンジ部分の定期的な清掃と潤滑を行ない、常にスムーズに動作できる状態を保ちましょう。
また、折りたたむ手順に慣れたからといって、ほぼ無意識で作業するのは危ないですよ。正しい手順を確認しながら確実に作業を行なって下さい。慣れ始めた時が、最も危ないですね。
折りたたみ自転車に向いている人
冒頭でも少し触れましたが、折りたたみ自転車は「通勤通学に便利」「旅行のお供に持ち運びたい」といった意見があり、興味を持たれる方が多いです。
実際、通勤通学や旅行に抜群なパフォーマンスをみせる自転車なので、それらのシーンで活用する人が向いているといっても過言ではありません。
そこで、それぞれのシーン別に説明します。
通勤通学などで公共交通機関を利用する

通勤通学中に鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する際には、折りたたみ自転車を使うと移動の自由度が格段に上がります。
駅やバス停まで自転車で移動した後で、公共交通機関で移動後に再び自転車で移動するという使い方がとても便利。一度その快適さを味わうと、ハマってしまう人も多いのではないだろうか。
さらに折りたたむことで小さくなるので、持ち運びも容易だし、オフェイスでの保管も簡単です。ただし、荷物の積載量に制限があるのがネックですね。
また、バスを利用する際には、自転車の積載が大丈夫なのか事前に確認が必要です。
車や鉄道中心の旅行で街乗りに利用する

旅行へ出かける際、折りたたみ自転車があると現地での移動手段として役立ちます。電車やバスでの移動と組み合わせると、より自由度の高い旅行を満喫できるでしょう。
鉄道を利用するのであれば、輪行が簡単に行えるし、レンタカーやタクシーを利用するのであれば、座席やトランクに収納が簡単にできるので、移動の選択肢が増えます。
また、ホテルや旅館などの宿泊施設でも部屋の大きさに関わらず、保管できるのもありがたいですね。
知らない町でのサイクリングは、見える景色が何もかも新鮮です。自転車を活用すると、移動中にも刺激的な体験をもたらしてくれる機会が多くなるでしょう。
まとめ

本記事では、折りたたみ自転車のメリットとデメリットについて紹介しました。最後にもう一度、それらについて以下にまとめます。
- メリット
- 輪行が楽
- 街乗りに便利
- 保管に場所を取らない
- デメリット
- 安定感にかける
- 震動が大きくて、速度が落ちやすい
- 登坂が苦手
- 折りたたみ機構によるトラブル
これらのメリットとデメリットから考えると、通勤通学などで電車を利用したり、鉄道中心の旅行で街乗りに利用するのであれば、折りたたみ自転車は最良の友になるだろう。
本当に使えこなせそうかは、自分自身のライフスタイルに合うかどうかで判断して下さいね。購入する際には、サイズ・走りやすさ・折りたたみのしやすさを考慮するのが大事です。
折りたたみ自転車を通して、新たな自転車生活の楽しみ方を広げてみてはいかがですか。

