キャンプ場で野宿する場合、最も気になるのが「虫」の存在です。
冬の季節以外では、キャンプ場で様々な虫を見かけますね。しっかりした虫対策をせずテントで一夜を過ごしていると、思わぬ被害に涙目になるかも。
蚊、ブヨなどの虫を完全に排除するのは不可能ですが、虫を近寄らせない方法はあります。特に夏の季節にキャンプするならば、どこにでも虫を見かけるため、虫対策なしでは不快な思いをするばかりですよ。
本記事では、キャンプ場で野宿する時の虫対策を説明します。
キャンプ場の野宿は、虫との戦いでもあります。(笑)
しっかり虫対策をしないとキャンプは続けれません。
しっかりした虫対策でキャンプを楽しもう
長期間の自転車旅において、野宿は宿泊費の抑制に欠かせません。
比較的安心して野宿をするためには、キャンプ場で宿泊する事をお勧めしますが、せっかくキャンプ場へ来たのに寝るだけなんてもったいないです。
十分にキャンプを楽しんで旅の思い出を作りましょう。キャンプを楽しむために欠かせないのが虫対策です。
そこで、主な虫対策を以下にまとめました。
- 肌を露出しない服を着る
- 虫よけスプレーを使う
- 蚊取り線香をたく
- 食べ物や飲み物を出しっ放しにしない
- 香りの強い物を持ち込まない
しっかりした虫対策をすると虫が近寄ってこないため、不快な思いをしなくて済みます。
尚、藪の中にいるような小さな虫に対しては、近寄らない以外に対策が困難です。
テントでゆっくりと一夜を過ごして、翌日の旅に備えましょう。
キャンプ場にいる虫とは
蚊
キャンプ場に限った話ではありませんが、池や湖、川の流れが弱い淵などの水場や草むら、森に発生しやすく春から秋にかけて飛んでいるため、そのような場所から離れてテントを設営しましょう。
標高1,000m以上の高地では、蚊の数は凄く少なくなりますので、どうしても蚊を避けたい場合は、高地のキャンプ場を優先ですね。
ブヨ
日光を嫌うため、朝や夕方の涼しい時間帯に比較的多く、蚊と同じく水場に発生します。
ハエに似ていて、ハエより小さな虫ですが、羽音がほとんどしないため接近に気づきにくいです。
人の皮膚を噛んで吸血するため、かゆみは蚊に比べて強く、腫れが1週間以上続く事があります。
ハチ
キャンプ場に限らずどこにでも見かけます。
いろいろな種類のハチが国内にはいますが、特に注意したいのがスズメバチです。
狂暴な性格なため、人を襲う危険度が高い虫ですね。
スズメバチの活動時期は5月~11月なので、この期間にキャンプをする場合は気を付けましょう。
また、アシナガバチは、スズメバチより狂暴ではありませんが、刺されるとスズメバチと同等の毒性を持っています。
ハチに遭遇したら、慌てず静かに逃げよう。
毛虫
特に林間のキャンプ場で野宿をする場合は気を付けましょう。
毛虫の中には毒性を持つ物もいますので、見つけたら離れるのが無難です。
ムカデ
草むらや落ち葉、石の下に潜んでいる夜行性の虫です。
嚙まれると強烈な痛さがしばらく続きます。
キャンプ場での虫対策について
肌を露出しない服を着る
キャンプ場では、肌を露出しない長袖、長ズボンがベストです。
夏の暑い時期に長袖、長ズボンは辛いため、昼間は半袖、短パンで良いですが、虫が活発に動き出す夕方には長袖、長ズボンに必ず着替えましょう。
また、くるぶしが隠れる靴下を履いて肌の露出をさけ、サンダルのような靴は避けるべきです。
シンプルですが非常に効果的で、肌を服で覆う事で虫に刺されないようにします。
服装の色は「黒」や「赤」などの濃い色はやめよう。濃い色の服装をしていると、なぜか虫に狙われやすいですね。そのため、薄い色の服装が無難ですよ。
虫よけスプレーを使う
虫対策に欠かせないのが虫よけスプレーです。
ハッカ油を使用した虫よけスプレーを使用すると肌に優しいですね。
また、ハッカ油の香りは虫が嫌がると言われており、蚊に効果がありますが、持続性は短いので小まめに付け直す必要があります。
腕や足などに吹きかけ、肌に満遍なく塗りましょう。
膝裏やくるぶしなど塗り残しがありそうなところは、手に吹きかけて塗ると良いです。
汗で流れ落ちため、小まめに付け直すことを忘れずに。
日焼け止めを一緒に塗りたい場合は、先に日焼け止めを塗った後で、虫よけスプレーを使用します。
蚊取り線香をたく
蚊取り線香は、煙が届いている範囲で効果を発揮するため、テントの周りに複数の蚊取り線香をたくと効果的です。
林業で使用しているプロ仕様の蚊取り線香は、一般的な家庭用蚊取り線香と比べて効果が大きく、蚊だけでなくアブ除けにもなると言われています。
食べ物や飲み物を出しっ放しにしない
虫は甘い香りに近寄ってきます。
そのため、飲みかけの缶ジュースや缶ビールの中に虫が入ってしまい不快な思いをするかも知れません。
飲み物や食べ物は出しっぱなしにしないで、食べ終わったら直ぐに片づけましょう。
また、調理器具も直ぐに片づけないと虫が近寄ってきます。
飲み物はペットボトルや水筒で飲んで、飲まない時は蓋をしっかりと閉めておこう。
香りの強い物を持ち込まない
虫は甘い香りのように、強い香りが大好物です。
香水やヘアケア用品、ハンドクリーム、石けん、化粧品など香りの強い物は持ち込まないか、無香料の物に置き換えましょう。
柔軟剤の匂いにも反応するため、柔軟剤を使っていない服装か無香料の柔軟剤を使った服装が無難です。
虫に刺された時の対応方法
万が一虫に刺された場合は、刺された箇所を流水で洗い流して下さい。
肌に針や毛が残っている場合は、テープなどを使って取り除きます。
かゆみなどの炎症が長引く場合は、細菌感染を引き起こす可能性があり危険です。
なるべく早く医師に診てもらって下さい。
ブヨやハチに刺された時には、ポイズンリムーバーを持っていてば、それを使って針や毒液を吸い出せるよ。ただし、虫に刺されて時間が経っていると効果を発揮できないね。
なるほど。念のためにポイズンリムーバーを1つ持っていると安心だね。
持つだけでなく、使い方を良く知っていないと意味はないよ。
自転車の保管方法について
キャンプ場では基本的に屋内へ自転車を保管できません。そこで、自転車カバーで覆い保管しましょう。
そうすることで、雨や風、紫外線によるダメージから自転車を守れます。
また、自転車に鍵を2つ以上かけて、できれば木などへ括り付ければ、勝手に持ち運びができないため盗難対策になりますね。
その他には、自転車を収納できるテントが販売されているので、使って見るのも良いでしょう。
【自転車の寿命を延命しよう】
自転車は雨や風、紫外線によるダメージをうけると寿命が短くなりますね。下記記事では自転車の寿命を延ばす方法についてお伝えします。
テントの片付けをする時は虫に注意
自転車旅では、サイドバックやリアバックなどにキャンプ道具一式を積んで旅をします。
テントを片付けてバックへ収納する時は、バッグの中に虫が入っていないか確認するのを忘れずに。
バッグだけではなく、テントや靴、自転車、自転車カバーなどキャンプ場から立ち去る前に虫がついていないか確認して下さいね。
靴の中へ虫が入っていると、靴を履いた時に虫に刺される可能性があるよ。
【荷物の運搬に関する話】
自転車旅では、自転車に荷物を載せてキャンプ場へ運ぶのが基本ですが、運送会社に依頼して自転車や荷物を送ってもらっても良いですね。下記記事ではそれらについてお話します。
キャンプする時は虫対策は必須です
キャンプ場で野宿するためには、虫の対策は欠かせないため、いろいろと準備を整えましょう。
しっかりと虫対策を行なえば、不快な思いをしなくて済みますね。
また、せっかくキャンプ場で宿泊するのですから、テントで一夜を過ごすだけでなく、キャンプそのものを楽しみ旅の思い出を作りましょう。
【公園の紹介】
キャンプ場以外にも野宿できる場所は、いろいろありますが、その中の一つが公園ですね。下記記事では私が旅の道中に訪れた公園を紹介します。