世の中には、旅を実践する方法がいろいろあります。
たとえば、短時間で快適に移動できる「電車旅」、ピンポイントに行きたい場所へ移動できる「車旅」などが一般的ですね。
自転車で旅するのは、大半の人は疲れるし、時間がかかって大変だと思っているでしょう。
確かにある一面、それは正しいですが全てではありません。他の旅では決して味わえない喜びを感じられるのが自転車旅です。
本記事では、自転車旅の魅力について説明します。
自転車の旅は「自由」で魅力的
自転車に荷物を載せて、知らない土地や町を巡ってみよう。そこには、今まで知らなった体験ができたり、新たな発見があるかも知れない。
道中つらい山道や峠を、旅の相棒(自転車)と供に上りきった時の達成感や充実感は格別です。
知らない町では、初めて出会う人たちとの触れ合いに「人の優しさや温かさ」を感じられる。旅を通して今まで以上に成長できた自分を振り返って驚くこともあるでしょう。
そんな旅を提供してくれる自転車の起源は、ヨーロッパのドイツから始まりました。
1913年にドイツ人の発明家が考案して、ヨーロッパの国々へ普及した歴史があります。そのためか、今でもドイツでは、自転車の歴史に関する研究が盛んですね。
200年以上続く長い歴史の中で、利用者の増加やニーズ、生活様式が変わっていくと共に自転車も進化を続けていきました。
日常生活の足だけではなく、スポーツ競技へ発展したりして、世界中の人に愛されており、昔から多くの人たちが、自転車に乗って旅を続けています。
今までもこれからも、人間のニーズに合わせて、自転車は進化していくでしょう。
けれど、どのように自転車が進化したとしても、自転車で旅する魅力には何も変わりなく、多くの人たちはまだ見ぬ土地や町を目指して、自由な旅を謳歌することは疑う余地がありません。
旅は一人で行っても良いし、友人や知人などと一緒にグループで行っても良い。どこへ行こうか、何をしようが自由であるべきです。特に一人旅は、自己成長につながる貴重な機会ですよ。
そこで、自転車旅の魅力を以下にまとめました。
- 美しい景色や町並みを楽しめる
- 大きな達成感、充実感が得られる
- 心身ともに健康になる
- 旅で出会った人たちとの楽しい触れ合い
それぞれについて説明します。
【魅力①】美しい景色や町並みを楽しめる
自転車はペダルをまわすたびに、気持ち良い風を感じながら、海、川、山など美しい自然や人々が暮らす町並みがゆっくりと切り替わっていく乗り物です。
自転車を止めて散策しても良いし、景色を眺めるのも良いでしょう。目的の場所を通りすぎても、小回りのきく自転車ならば引き返すのも簡単ですね。
自転車の旅は、その時の判断で自由気ままに行動ができる。ただし、その行動には責任が伴います。自由を謳歌するならば、それは仕方がないですね。
はじめて訪れる場所なのに、ノスタルジーを感じたりすることもあるでしょう。そういう場所は、ひょっとすると、自分の前世に関係があるのかも知れない。
旅はある意味、自分のルーツを探し出す行為ともいえる。旅を続けていれば、自分が何者なのか、何をやりたいのか気付かされることもある。
私も経験があるのでよく分かりますが、まだ見ぬ絶景を追い求めるように、どっぷりと旅の魅力にハマるものですよ。
現代の情報化社会では、インターネットで様々な景色の画像が見られる環境が整っています。しかし、画像と自分の目で直接景色を見るのでは全く違う。
風が肌に触れあう感触や、その土地の匂い、画像からでは得られないリアルな情報は、旅をしなければ得られません。
そして、絶景を目の当たりにしたとき、大きな感動を覚えます。
自転車は、ペダルをまわす速さにより、進むスピードが変わる乗り物です。自分のペースで自転車のスピードを調整して、流れゆく景色を楽しみましょう。
【自転車旅に必要なアイテムの紹介】
自転車旅を続けるに当たり、必要なアイテムは色々ありますね。下記記事では、そんなアイテムを紹介します。
【魅力②】大きな達成感、充実感が得られる
自転車は自分でペダルを踏むことで、始めて動き出す乗り物です。
長い距離を走りきり目的地に辿り着いた時や、つらい山道や峠を上りきったときに感じる達成感や充実感は格別といって良いでしょう。
始めは誰もが長い距離は走れませし、山道や峠を上るのも難しい。しかし、諦めず自転車に乗り続けている内に、それができる体力が付いてくる。
今までできなかった事ができる喜びは唯一無二です。きっと、今まで以上に自転車が好きになる自分に気が付くでしょう。
こうなると次はもっと遠くへ行こう、あの高い山や険しい峠にチャレンジしようと思えてくるから実に不思議だ。
自転車旅は、その不思議な思いに答えてくれます。
【自転車旅に便利なサービスの紹介】
自転車旅を行なう際、旅の助けとなる便利なサービスを下記記事で紹介します。
【魅力③】心身ともに健康になる
自転車は脚だけを使っていると思っていませんか。実はそれは間違いであり、自転車は全身運動を行う乗り物です。
自転車で有酸素運動を続けると、効率的に脂肪を燃やせるのを知っている人は多いですね。
ランニングで20分走ると疲れる人は多いと思うけど、多くの人は20分以上自転車に乗って走り続けられる。
つまり、自転車は走れば走るほど、お手軽にカロリー消費ができます。
また、ランニングに比べて膝への負担が少なく、そのため長い時間続けられるのも嬉しい限り。大半の自転車にはギアがついているため、つらい山道や峠でもギアを軽くすれば上れます。
運動すれば、ストレスの発散になり、気持ちをリフレッシュできる。
充実した疲労感により睡眠の質が良くなり、翌日の朝はスッキリと目が覚めるでしょう。
【魅力④】旅で出会った人たちとの楽しい触れ合い
自転車旅を続けていると、道中にはじめて出会った人と会話したりします。
また、他に自転車旅をしている人と仲良くなり、行動をともにすることも。旅は一人でするのも楽しいですし、仲間と一緒に行動するのも楽しいですね。
旅の道中でコンビニなどへ立ち寄れば、休憩中に地元の人と会話することもあるでしょう。
そこで、コミュニケーションを図り、地元の人しか知らない情報を教えてもらうこともある。そのような情報の中には、興味深い内容が含まれていたりします。
多くの人は、旅を行なう前に、その土地の観光地や名物などを調べたりする。その調査自体は、旅を漫喫するために行うべきですが、確実に土地の人にしか分からない見どころはたくさんあるもの。
そのような見どころは、総じて魅力的なものが多いですね。
また、宿泊施設やキャンプ場などでは、はじめて出会った人と旅の話で盛り上がることも多い。知らない土地で、新しい出会いが生まれるのは、旅の醍醐味ともいえます。
今後も人は自転車とともに旅を続ける
人類の歴史を紐解くと、約20万年前は狩猟採集に基づく生活を長い間行ってきました。
約1万年前に農耕が広まり定住生活になったと言われています。歴史的視点に立てば、定住生活になったのはごく最近ですね。
このことから、私は人が旅を行うのは生活の原点であり、DNAに書き込まれているのではないかと思っている。だからこそ、自分の力で旅ができる自転車旅は楽しく魅力的なのでしょう。
今後、今以上に便利で快適な世界になったとしても、自分の力で前へ進んで行く、自転車の魅力は色あせることはありません。
遥とおい未来でも、人は自転車とともに旅を続けていると確信しています。
まとめ
本記事では、自転車旅の魅力について説明しました。
最期にもう一度、自転車旅の魅力を以下にまとめます。
- 美しい景色や町並みを楽しめる
- 大きな達成感、充実感が得られる
- 心身ともに健康になる
- 旅で出会った人たちとの楽しい触れ合い
これから、自転車旅を始める人が本記事を読んで、自転車旅の魅力と楽しさを分かって頂けたら幸いです。
自転車旅は常に自由であり、旅を続けるたびに新しい発見や経験に胸を踊らせます。