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日本の独自文化を紹介、日常生活でみる外国人に驚かれる習慣や価値観とは

日本の独自文化を紹介

私たちが日常的に触れてきた日本文化の中には、海外で驚かれるものが多いです。

国際交流が盛んな現代では、外国人の友人や知人がいる方も多く、日本に遊びにきた彼らを案内する機会だってあります。

その際、私たち自身が日本独自の習慣や価値観を正しく理解していなければ、適切なアドバイスをしてあげれません。

本記事では、日本へ訪れた外国人を案内する際、日常生活でみる外国人に驚かれる日本の文化(習慣や価値観)について紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 外国人の友人や知人がいる
  • 外国人の友人や知人が来日する予定がある
  • 日本の独自文化に興味がある

日本文化の特徴とは

木之本宿の風景

日本で生まれ育つとほとんど意識しないのですが、「日本語」は世界の中でも超難易度を誇る言語です。また、同じ民族の国民が同じ言語を話すのは、世界では異例なんですよ。

大抵の国では、多民族国家が大半を占めているのだから、同じ言語のみを話すなんてあり得ません。

そもそも日本の文化は、中国大陸や朝鮮半島からの影響を色濃く受けてきました。けれど、伝わった状態のものを日本人に合うよう変化して、オリジナルとは違ったものに昇華しているのです。

たとえば、中国から「漢字」が伝わってきましたが、今私たちが使っている漢字は中国のものとは異なるものだ。さらに漢字から発展してできたのが、「ひらがな」と「カタカナ」ですね。

古くからあった価値観に異なる価値観が混じり、独特の文化として根付いている。「正月」「お盆」「クリスマス」「ハロウィン」などを見てみれば、実感する人も多いだろう。

紅葉

また、私たち日本人は自然とともに生きている認識が高いといえる。人間そのものが自然の一部と思っている人も多いのではないだろうか。そのため、自然に身をゆだね、基本的にどのような状態でも受け入れて、適合または融合しています。

どうしても合わないものは、スルーしますが、それをもって敵対することはほとんどありませんね。

特に季節の移り変わりには敏感です。季節の変化に重点を置いた「お花見」「紅葉狩り」といった文化が多く、日本人の独特の自然観が表われています。

日常生活で見る日本独特の文化を紹介

久美浜町を町並み

私たちの日常生活からして、来日した外国人には極めて独特に思うことが多い。これは、私たちが海外へ出かけた時にも感じるものと同じだ。

現地を知れば知るほどカルチャーショックが大きいだろう。「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、時間があれば適応するのは、決して難しくはないですね。

しかし、永住するのならともかく、たいてい外国から日本へやってくる外国人は、ビジネスか観光で訪れるため短期間な場合が多い。

その際、日本人の細やかな礼儀作法や美徳とされる謙遜の精神などは、外国人からみればユニークに感じたりするものだ。来日した友人や知人に日本を案内するに当たり、日本人の習慣や価値観を教えてあげよう。

そこで、日常生活でみる外国人に驚かれる主な日本人の習慣や価値観を以下にまとめました。

  • おもてなしの精神
  • お辞儀の文化
  • お酌の習慣
  • 「かわいい」という価値観
  • 「わびさび」の美意識
  • 温泉の習慣
  • 音を立てて食事する習慣

それぞれについて説明します。

おもてなしの精神

和室

おもてなしとは、お客さんに対して心を込めたサービスを提供することですね。特に旅館やデパート、飲食店など接客業を営むところでは、この「おもてなしの精神」を強く感じます。

たとえば、飲食店で無料の水やおしぼりを出すサービスは、日本では当たり前すぎて気にする人なんていないでしょう。しかし、海外では「無料の水」がサービスされるなんて珍しい。ワインなど他のドリンクと合わせて無料でもらえたりしますが、世界では水は有料ですよ。

また、おしぼりなんて日本以外では、ほとんど見かけないサービスといえる。その他にも笑顔の接客や、細かいところにまで配慮が行き届いたサービスは、日本が誇る魅力といえます。

お辞儀の文化

都市の風景(RX100初代で撮影)

私たち日本人は、何かとお辞儀をする機会が多いです。お辞儀は「挨拶」「感謝」「謝罪」「親愛」「尊敬」などを表す際に使用されている。あらためて考えると、用途の多様性が凄すぎます。

それを日常的に使いこなしている訳ですから、外国人からみれば奇異に映るだろう。もともとは頭を下げる動作で、相手に敵意がないことを伝えていました。今ではお辞儀の角度によって、意味が変わってくる。

  • 15度:会釈
  • 30度:敬礼
  • 45度:最敬礼
  • 90度:心からの謝罪

といったように、お辞儀の角度が深くなるほど敬う心が強くなる。日本には、海外と違ってキスやハグのように体を接触させる文化がなく、代わりにお辞儀の文化が定着しています。

お酌の習慣

月見

お酒を楽しむ文化は、古今東西どの国でも同じです。国別にその風土に根差した様々なお酒がありますね。

お酒を飲む席において、日本には「お酌」の習慣があるのが独特だ。お酌とは相手を敬って、その人の杯に酒を注ぐ行為。

よく見かけるのは、居酒屋などで部下が上司に対してお酌しています。主に目下から目上に向けて行われているので、サラリーマンであれば、誰もが一度は経験したことがあるでしょうね。

これは、上司に手酌させるのは失礼なことであると考え、常に上司のお酒の減り具合を気にかけている。こんな文化は欧米にはないですよ。

欧米では、仕事が終ればプライベートな時間と考えています。歓迎会や送迎会、取引先の人と一緒にディナーを楽しむ機会はありますが、日本のように仕事帰りに上司とお酒を飲む習慣なんてあまりありません。

また、たとえお酒の場であっとしても、「お酌」という礼儀を欠かさないのは、日本人ならではの習慣といえます。

「かわいい」という価値観

可愛らしいフォトスポット

今では日本のポップカルチャー「かわいい(kawaii)」の価値観は、多くの海外の国々に受け入れられています。

このポップカルチャーに憧れて来日する人も多い。日本にはアニメや漫画など世界に誇る文化があるので、町中を歩いていると、可愛いキャラクーを普通に見かける機会が多いですね。

場所によっては、カラフルなデザインの洋服や食べ物などがあふれていたりする。このような光景は海外では珍しく、外国人にとっては夢のような時間を過ごせます。

私たち日本人は、愛らしく心を揺さぶられる対象に出会うと、自然に「かわいい」と感じてしまう。海外ではこの「かわいい」を直訳できる言葉は存在しません。そう考えると、日本人特有の価値観というのもうなずけます。

「わびさび」の美意識

近水園の景色

外国人にも知られている盆栽や茶道、日本庭園などには、日本独自の価値観「わびさび」が強い影響を与えています。そもそも「わびさび」とは、日本独自の美意識を端的に表した言葉ですよ。

「わび」は、さびれや汚れなど完全でないものを受け入れて楽しもうとする心であり、一方「さび」は枯れた状態や古さを味わうこと。

つまり、さびが表面的な美しさを表し、わびは内面的な豊かさを楽しむことだ。それは、日本人の感性と情緒ならではの楽しみ方ともいえる。

このような美意識は、欧米のように論理的な文化では、体験する機会が少ないですね。

温泉の習慣

佐白温泉「長者の湯」

温泉は、日本人にとって馴染み深いものですね。ただ体の汚れを落とすのではなく、大地からの恩恵に感謝し、身も心も清める儀式ともいえます。

その際、一糸まとわずお湯につかりますが、このような習慣は、外国人からみれば驚かれることが多い。もちろん海外にも温泉はあるのですが、たいていは水着を着用するのが当たり前。裸のままで入るなんてないですよ。

日本には「裸の付き合い」という言葉があり、何も隠さずに正直に話し合える付きあいを表している。実は温泉での「裸の付き合い」には、友情をはぐくむ効果が期待できるという。友人と一緒に入り、より友好的な関係を深めたいですね。

音を立てて食事する習慣

ラーメン

食文化は、国ごとに多様性を極めます。日本では、うどんやラーメン、蕎麦などを食べる際、音を立てて麺をすすっていますね。確かにその方が美味しく感じられる。

実はこの「音をたてる」というのは、海外の多くの国ではマナー違反に当たります。その理由は、静かにゆっくりとした食事が美徳とされているからだ。

そのため、外国人が飲食店で多くの日本人のそのような動作を見て衝撃を受けるという。「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように、外国人の友人・知人を案内する際、一度提案してみてはいかがですか。

私たち日本人が海外旅行へ出かける際には、反対に気を付けたいですね。

まとめ

もみじ

本記事では、日本へ訪れた外国人を案内する際、日常生活でみる外国人に驚かれる日本の文化(習慣や価値観)を紹介しました。

最後にもう一度、主な日本独特の習慣や価値観を以下にまとめます。

  • おもてなしの精神
  • お辞儀の文化
  • お酌の習慣
  • 「かわいい」という価値観
  • 「わびさび」の美意識
  • 温泉の習慣
  • 音を立てて食事する習慣

世界最古の国である日本では、2,000年以上を超える歴史を持ち、昔から海外からの影響を受けながらも独自の文化を発展させてきました。

私たちにとっては常識でも、海外から日本へ訪れた方にとっては、生活文化が違っているため、その違いに驚きます。そんな外国人を案内する機会があれば、適切なアドバイスをしてあげると喜ばれるでしょう。

自信を持ってアドバイスできるよう、日本独自の習慣や価値観を普段から意識しておきたいものですね。



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年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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