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ロードバイクのバーテープの選び方、印象をガラリと変えてみよう

バーテープの選び方

ロードバイクのドロップハンドルには、バーテープを巻いています。このバーテープ1つで、印象がガラリと変わるめ、実に選びがいのあるアイテムですね。

バーテープは、各メーカーから色や柄などのデザインだけでなく、素材により様々な種類が販売されています。そのため、一体どのように選べば良いのか、悩んでしまう方も少なくないでしょう。

本記事では、主にロードバイクで使用するバーテープの選び方を説明します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • バーテープの選び方に悩んでいる
  • バーテープを巻かないとどうなるのか知りたい
  • バーテープの素材による性能を知りたい

バーテープの役割りと選び方

ドロップハンドル

バーテープは、主にロードバイクで使用するドロップハンドルに巻き付けるテープのことです。

バーテープを巻けば、地面から伝わる衝撃を和らげたり、汗や雨による影響でも滑りにくくする働きがあります。

それに何と言っても自転車の見た目が変わり、愛着が湧きやすくなりますね。

バーテープは、自転車の乗り心地を向上させるアイテムだけでなく、自分の自転車をドレスアップさせるアイテムですよ。

沢山のロードバイク

バーテープを選ぶ際、「この色は好きだけど、自分のロードバイクに合わないな」「触り心地は良いけど柄が気に入らない」「色・柄・触り心地は抜群だけど、ちょっとお値段が高いな」と言ったような問題に心当たりがある人も多いはず。

バーテープ選びは楽しい反面、実に悩ましいです。そんなバーテープの選び方ですが、自分が好きなデザインと用途で選んでみてはいかがですか。

具体的には、以下の4つを基準(選ぶポイント)にして、バーテープを選べば納得できるはずです。

バーテープを選ぶポイント
  • バーテープの色や柄などのデザイン性
  • バーテープに使われている素材
  • バーテープの厚さ
  • ロードバイクの用途

基本的にバーテープは消耗品のため、個人的にはあまり高価な物は必要ないと思っています。

バーテープの価格は、1,000円前後から5,000円以上する物もありますので、上記に挙げた基準をもとに納得のいく物を探し出し、最終的には自分のお財布の中身と相談しよう。(こちらの記事では、おすすめのバーテープを紹介します。)

それでは、それぞれの選ぶポイントについて説明します。

【ポイント①】バーテープの色や柄などのデザイン性

ロードバイク

バーテープには、単色の物や柄が付いている物があります。また、ロゴが付いていたり、2色の物もある。単色の物を選ぶならば、初心者にも扱いやすく巻き方の差が目立ちにくいですね。

柄やロゴ、2色のバーテープは巻き方一つで、柄や色の出方にムラが出たりしますので、綺麗に巻くのは難しい。なので、何度もチャレンジしよう。

どうしても自分で上手く巻けない場合は、自転車ショップの店員へお任せするのも一つの手です。また、素材にもよりますが、バーテープは直接手で触るため汚れやすいかな。

バーテープの色は、フレームの色に合わせるのが定番です。黒色や紺色など暗めの系統色は汚れが目立ちにくく、白色や黄色など明るい系統色は汚れが目立ちやすくなります。その当たりも考慮して色を決めてみましょう。

センスが問われますが、バーテープの色をフレームの差し色や逆色で選ぶのも有りですね。すると、自転車の印象がかなり変わりますので、色々試してみてはいかがですか。

【ポイント②】バーテープに使われている素材

ドロップハンドルとバーテープ

バーテープの素材には様々な種類があり、素材によりほぼ性能が決まってしまう。

単一素材の物から複数の素材で組み合わせた物までありますので、下表に主なバーテープの素材を紹介します。

素材特徴
EVA樹脂
最も良く使用される素材の一つです。
合成樹脂の一種であり、サンダルのソールやビード板などに使われています。
ポリエチレンよりも軽く、柔軟性と弾力性を合わせ持っており、丈夫で千切れにくい高性能な素材です。
ポリウレタン
下着などに使われる合成樹脂の一種であり、薄くても丈夫な素材です。
また、強度が高く、伸縮性もあり摩耗にも強いですが、反面水に濡れてしまうと、滑りやすくなる特徴があります。
しっとりとして柔らかい触感の素材であり、手に吸い付くような高いグリップ力が魅力です。
ポリエチレン
ゴミ袋で使われる頑丈な合成樹脂の一種であり、強度が高い上、摩耗にも強い素材です。また、ポリウレタン同様ある程度の伸縮性があります。
デュラソフトポリマー
ゴムのように薄く柔らかい素材です。
手に吸い付くような感覚があり、水に濡れても滑りにくくグリップ感があります。
更に耐久性も高いため、長く使えるのもポイントですね。
シリコン
合成樹脂の一種であり、ゴムのように硬いけど伸縮性と防水性を兼ね備えた素材です。
硬いため巻きずらいですが、水分に強く劣化しずらいメリットがあります。
コルク
ワインボトルのキャップに使用されている素材です。
手触りが良く、衝撃吸収性があるため人気が高いですね。
しかし、水を吸収しやすい素材なので、雨に濡れると劣化が早まります。
また、強く引っ張り過ぎると破れやすいため、巻く時には注意しましょう。
レザー
動物の皮が素材です。
触り心地も良く、耐久性も高いのですが、価格が非常に高いのがデメリットですね。
クラシカルなロードバイクやランドナーに巻くと統一感が出て良く似合います。
また、水には弱いため濡れた場合は、ドライヤーなどで良く乾かしましょう。
合成皮革
布と樹脂を使って本物の皮のように見える素材です。
本皮と比べて価格が安く、巻きやすいため意外と人気がありますね。
また、カラーバリエーションが豊富なため、差別化が図れるでしょう。

【ポイント③】バーテープの厚さ

ドロップハンドル

バーテープの厚さは、2mm以下から3.5mm以上まで様々です。

厚さが薄くなるほど、ハンドルを握った際に路面からの振動が伝わりやすくなりますが、グリップ感が向上します。

反対に厚くなるほど、クッション性が増すため疲れにくくなる。しかし、バーテープを巻いた時にハンドルが太くなりがちなため、手の大きさが小さい人は握りにくくなるかも知れません。

一般的なバーテープの厚さは2~3mm程度であり、サイクリングからレースまで幅広いシチュエーションで使用できます。

振動吸収性とグリップ力のバランスが良いため、基本的にはこの厚さのバーテープを選んでおけば間違いはありません。

ロードバイク

2mm以下の厚さのバーテープは、凸凹の多い悪路を走る時や初心者には不向きで、ハンドルから力を伝えたいエアロロードに乗っている上級者向けの商品が多く、価格も高めです。

3mm以上にもなると、ハンドルが握りにくくなる心配がありますね。

それでも衝撃吸収性が高くなり、長時間のライドでも手が痛くなりにくいメリットがあるため、ロングライドに向いています。

しかし、グリップ力が低下してしまうデメリットがありますので、取り扱いには注意が必要です。

【サイクルイベントに関する話】

ロードレースなど自転車を使ったサイクルイベントに関する話を、下記記事で紹介します。

【ポイント④】ロードバイクの用途

ロードバイク

ロードバイクの用途にあわせて、バーテープを選ぶのは効果的です。そこで、効果がでやすい主な使い方を以下にまとめました。

  • ロングライド(クッション性重視)
  • 通勤通学など雨天に関係なく走る(防水性重視)
  • 自転車旅などで長期間走る(耐久性重視)

それぞれについて説明します。

ロングライド(クッション性重視)

ロードバイク

ロングライドをメインにするならば、衝撃耐久性が高いバーテープがおすすめです。

たとえ平坦な道でも小さな衝撃が継続的にハンドルから手に伝わってきますので、長時間ハンドルを握って走っていると手だけでなく、全身が疲れてきますね。

そのため、耐衝撃性の高い素材であるEVA樹脂やポリウレタンなどを使ったり、バーテープの厚さが3mm以上の物を使うと良いでしょう。

通勤通学など雨天に関係なく走る(防水性重視)

ロードバイク

雨天に関係なくライドするならば、防水性を気にかけましょう。防水性のあるバーテープならば、水に濡れても手が不快になりにくいですね。

素材は、シリコンやデュラソフトポリマーを選択するのがおすすめ。また、ビニールのような素材であるポリエチレンも防水性は高めです。

反対にコルクやレザーなど水分を含んでしまう素材を使うと、不快に感じてしまうかも知れません。

自転車旅などで長期間走る(耐久性重視)

ロードバイクで旅をする

日本一周などの自転車旅で長期間連続して走るような場合は、バーテープの耐久性を重視した方がよい。すると、長く使えるレザーが最高といえます。

長く使うことで、色も変わってきて味が出たりしますね。また、シリコンや合成樹脂も良い素材です。

反対にコルクやポリウレタンは、あまり耐久性が高くはないため、耐久性を重視するならば避けた方が無難でしょう。

バーテープを巻かないとどうなるのか

山道を走る景色

「バーテープを巻かなくてもハンドル操作できるよ」と思う人も多いですね。

確かにハンドルを操作するだけならば、バーテープは必要ないかも知れません。先ほども触れましたが、バーテープの役割の一つに乗り心地を向上させる働きがあります。

バーテープを巻かないで直接ハンドルを握ると、路面の凸凹からの振動が直接手に伝わり、疲れやすくなる。バーテープの厚さは数mmしかありませんが、それでも有ると無いのでは大違いです。

クッション性の高いバーテープを巻けば、より衝撃を和らげ長時間のライドに対して、手の疲れを軽減できます。

また、金属性のハンドルを直接握るのは滑りやすく危険です。バーテープを巻くことでグリップ性がかなり向上しますので、安全のためにも巻くことをおすすめします。

まとめ

ロードバイク

本記事では、主にロードバイクで使用するバーテープの選び方を説明しました。

最期にもう一度、バーテープを選ぶポイントを以下にまとめます。

  • バーテープの色や柄などのデザイン性
  • バーテープに使われている素材
  • バーテープの厚さ
  • ロードバイクの用途

ロードバイクの個性が出しやすいバーテープ選びは意外に奥が深いです。自分が好きなデザインで用途に合う物を選べば失敗は少なくなるので、色々試してみて下さい。

バーテープ一つでガラリと印象が変わるため、毎日乗りたくなるようなお洒落なコーディネイトを考えてみましょう。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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