豊富なバリエーションの御朱印を揃えている神社をご存じですか。
徳島県徳島市にある快神社(こころよしじんじゃ)では、月替りの御朱印や誕生日用の御朱印など数多くのカラフルな御朱印が用意されており、御朱印集めをしている人にとっては、嬉しい悲鳴を上げてしまう程です。
また、とてもまろやかな美味しい湧き水を頂けるスポットにもなっています。
本記事では、快神社で頂ける御朱印を紹介することで、御朱印集めの面白さを学べるでしょう。
快神社とは
コロナウィルスの影響により、一際注目を集めるようになった妖怪アマビエ様。
快神社(こころよしじんじゃ)では、アマビエ様の御朱印を始め、月替わりの御朱印や誕生日の御朱印など豊富なバリエーションの御朱印を授けてくれます。
アマビエ様の姿を描き写すことで、疫病の流行を防ぐご利益があるそうだね。
また、快神社の宮司さんは、自然にできた日本一低い山である弁天山の厳島神社の宮司を兼ねており、厳島神社の御朱印も授けてもらえるので、弁天山へ登山した帰りに快神社へ立ち寄ってみましょう。
快神社には、弁天山に置いていないたくさんの御朱印があるよ。
快神社のご祭神は、素盞嗚命(すさのおうのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)です。
【神社仏閣の紹介】
旅先では様々な神社仏閣へ訪れますので、下記記事で紹介します。
快神社から社務所の行き方
快神社では、社務所と神社がある場所は約190mほど離れているため、初見では道に迷うかも知れません。
快神社の周りは住宅地になっており、この住宅地の中に鎮座しています。
快神社の敷地は余り広くはないため、気が付かない可能性があり、神社前を素通りしてしまうかも知れませんが、鳥居があるので注意して歩けば確実に見つけられますね。
快神社の直ぐ近くには、広い敷地の椎宮公園がありますので、ここを目印にすれば道を間違わない。
尚、椎宮公園の入口前には、椎宮八幡神社の鳥居がありました。
車で訪れる場合は、快神社に駐車場はないため、椎宮公園の駐車場を利用すると良いでしょう。(駐車場は社務所前にあります。)
社務所へ行くには、快神社から徒歩5分もあれば到着しますが、快神社からは社務所は見えないため初めて訪れる人にとっては不安になりますので、下記地図に道順を示しました。
社務所へ近づくにつれ上り坂の勾配は大きくなっていきますが、坂を上った先にある建屋が社務所です。
社務所の入口には「御朱印こちらです」と書かれたのぼり旗あるので、これを目印にしましょう。この旗がなければ、社務所と気が付きにくいと思います。
尚、椎宮公園の駐車場を利用する場合は、先に社務所を訪ねた後で快神社へ向かった方が効率的です。
快神社の御朱印の授かり方
快神社の御朱印を授かるには、手順がありますのでお伝えします。
社務所の敷地内には、待合室としてテントが立てられていますので、そのテントの中へ入ります。
テントの中には、並べられたテーブルの上に多くの種類の御朱印が見て取れました。
また、テントを囲んでいるビニールシートにもバリエーション豊富な御朱印が飾られており、見ているだけで楽しくなります。
それぞれの御朱印には番号が振られていますので、頂きたい御朱印の番号を覚えておいて下さい。
社務所の玄関口でインターホーンのボタンを押すると、奥の部屋から御朱印担当の職員がやってきます。
先ほどテント内で見かけた御朱印に書かれていた番号を職員へお知らせし、御朱印帳を渡しましょう。
すると、御朱印帳にお伝えした番号の御朱印を書いてもらえます。(書置きの御朱印もありますね。)
バリエーション豊富な御朱印を紹介
快神社で見かけた御朱印の一部を紹介します。こちらの写真を見て下さい。アマビエ様の御朱印とトクシィの御朱印です。
アマビエ様は、その姿を描き写すと疫病の流行を防ぐことができるご利益があります。
別バージョンのアマビエ様の御朱印もありました。
トクシィは、徳島市のイメージアップキャラクターで愛らしい魚の妖精の女の子ですね。
秋の季節に合う紅葉をメインに添えた快神社の御朱印です。赤色で描かれたもみじの葉が綺麗ですね。
月によって絵柄が変わってきますので、全てコンプリートするのは大変かも知れません。
他の参拝客に御朱印帳を見せてもらったところ、5月にはたくさんの藤の花が描かれた御朱印となっていました。
こちらは、弁天山の厳島神社の御朱印になります。先ほどの快神社の御朱印と雰囲気がなんだか似ていますね。
厳島神社の御朱印も種類は豊富です。
変ったところでは、舞妓さんの御朱印がありました。
また、大安吉日の御朱印もあり面白いですね。
こちらの写真を見て下さい。人生かえるちゃんの御朱印です。
「かえる」には未来に向かって交換や変化すると言う意味があり、今より良い方向へ向かいますようにと願いが込められているそうです。
また、弁財天や少彦名命の御朱印もありました。
トクシィの御朱印帳を発見。可愛らしいイラストに買おうか迷いますが、まだほぼ新品の御朱印帳を持っていますので我慢しました。(笑)
たくさんの珍しい御朱印は見ているだけで楽しいので、御朱印を集めている人はもちろんの事、そうでない方にもお勧めできるスポットですね。
尚、御朱印の郵送にも対応していますので、詳しくは快神社の職員や宮司さんへ訪ねてみて下さい。
眉山周辺のNo.1湧き水「青龍水」
快神社は豊富な御朱印で有名な神社かと思えば、どちらかと言うと「青龍水」で名が知られています。
社務所の隣りにある青龍水は、眉山周辺の湧き水で、No.1の水質を誇っているそうです。
そのため、徳島大学の先生が毎年眉山の湧き水の水質検査をしており、雑菌がほとんどないため、煮沸させなくてもそのまま飲むことができます。
試しに飲んでみると、口当たりが柔らかく、まろやかなとても美味しい水でしたので、すぐさま自転車用のボトルへ補給したのは言うまでもありません。(笑)
ペットボトルなどの容器を持ってくれば、水の持ち帰りは大丈夫だよ。なんでも淡路島など遠くから汲みに来る人もいるとか。美味しい水の力は凄いね。
アマビエ様と花手水
快神社では、アマビエ様の像がありますので探してみませんか。
社務所の隣りにある草花に覆われた中を覗いてみましょう。
すると、鉢の中にアマビエ様を見つけることができました。
どうやらこの鉢は、花手水(はなじょうず)の鉢のようですが、私が訪れた日は時季外れのためか、花が浮かんでいませんでした。
しかし、鉢の周りにはたくさんの小さなヒヨコ人形が見て取れます。
小さな黄色いヒヨコ人形に囲まれたアマビエ様は、なんだか嬉しそうに見えました。
また今度、快神社へ訪れた時には、綺麗な花に囲まれたアマビエ様を見てみたいですね。
【神社仏閣の紹介】
快神社のアマビエ様のように神社や寺院では、特徴的な銅像やオブジェなどを見かけたりしますね。下記記事ではそんな神社仏閣を紹介します。
快神社へ参拝しよう
快神社は住宅街に溶け込むような感じで鎮座しており、鳥居が立っていないと気が付かないかも知れません。
拝殿はコンクリート製のため、普段見かける神社とはまた違った雰囲気が漂っていました。
聞いたところでは、戦争の空襲により徳島は壊滅的な被害を受けたため、徳島市中心の神社はコンクリート製の物が多いそうです。
建屋の上部には「快神社」と書かれた木造の扁額(へんがく)があり、手前には賽銭箱があるため、この建物が間違いなく拝殿であることがわかります。
拝殿前には、小さな狛犬が行儀よくお座りしており、快神社を護ってくださっていますね。
拝殿の中で見えた御神紋は「違い剣」です。カッコいいですね。
個人的には、良く育っていた柿の木が気になりました。こういうのを見ると柿が食べたくなるから不思議です。(笑)
快神社のアクセス
快神社の近くには駅がありませんので、車以外で訪れる場合はバスを利用した方が良いでしょう。
最寄りのバス停は「佐古七番町」なので、徳島市営バス、徳島バスが利用できます。
少し遠いですが、時間が取れる人は以下駅から徒歩で向かっても良いですね。
- JR蔵本駅より徒歩約16分(約1.2km)
- JR佐古駅より徒歩約25分(約2km)
- JR鮎喰駅より徒歩約30分(約2.3km)
- JR徳島駅より徒歩約35分(約3km)
【サイクリストの管理人からの一言】
快神社のように駅から少し離れているところは、自転車を使うのが便利ですね。自転車には様々な種類がありますので用途によって選びましょう。また、自転車を使って散歩(ポタリング)しながら神社仏閣を巡ってみませんか。下記記事では自転車の選び方やポタリングについてお伝えします。
快神社の駐車場
快神社には駐車場はないため、椎宮公園の無料駐車場を利用しましょう。
尚、椎宮公園の駐車場は快神社の社務所前にありますので、車でお見えになる場合は、先に社務所へ立ち寄った方が効率が良いですね。
まとめ
快神社では、カラフルな様々な御朱印を授かることができますので、御朱印集めをしている人には是非訪ねて頂きたい神社です。
御朱印集めをしていない人でも、バリエーション豊富な御朱印は見ていて楽しい物なので、徳島市へ訪れる機会があれば是非立ち寄って見て下さい。
忘れてならないのは、美味しい水「青龍水」も是非頂きましょう。
【サイクリストの管理人からの一言】
自転車を使って神社仏閣を巡る場合は、快神社のように住宅地に神社などがあったりしますので、交通ルールを良く守りましょう。下記記事では、自転車の交通ルールの一部を紹介します。