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美しいロードバイクの造形、ホリゾンタルフレームのメリット

ホリゾンタルフレームのメリット

ホリゾンタルフレームのロードバイクを眺めて、その美しい造形に魅了される人も多いですね。

現代の主流は、スローピングフレームですので、ホリゾンタルフレームを知らない人も多いはず。

クラシックなロードバイクに良く似合い、それなりにメリットもあるため、決して時代遅れではありません。

自転車旅と相性が良いフレーム素材「クロモリ」には、今でもホリゾンタルフレームの自転車が活躍していますね。

本記事では、ホリゾンタルフレームのメリットについてお伝えします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • ホリゾンタルフレームについて興味がある
  • 日本一周や長期間の自転車旅を行なってみたい
  • ホリゾンタルフレームをお勧めできる人を知りたい

ホリゾンタルフレームはクラシックな自転車に良く似合う

ホリゾンタルフレームのロードバイク
ホリゾンタルフレームのCAAD9(キャドナイン)

昔からロードバイクへ乗ってきた人ならば、ホリゾンタルフレームについて知っている方も多いでしょう。

100年以上もロードバイクの主流であり続けた伝統ある美しいフォルムに、魅了された人も多いはず。

そういう私も初めて買ったロードバイクのフレームは、ホリゾンタルフレームでした。

現代の主流は、すっかりスローピングフレームに取って代わりましたが、今でも現役でホリゾンタルフレームは活躍しています。

ホリゾンタルフレームには、以下のようなメリットがありますね。

  • フレームの形状上、スローピングフレームと比べて、トップチューブ下のスペースが有効活用できる
  • クロモリで作られた細身のホリゾンタルフレームは、誰しもが「美しい」と思える

それぞれのメリットについては、後でくわしく説明します。

周りが水田の道

クロモリ素材の特性上、長時間のライドでも疲れづらいため、日本一周など長期間を旅する自転車にむいている素材ですが、ホリゾンタルフレームで作られた自転車は、必ずしも旅専用の自転車な訳ではありません。

残念ながら、時代が進みロードバイクも進化を続けている中、今ではホリゾンタルフレームのロードバイクを見かけることは少なくなってきました。

これからロードバイクを始める人には、現代の主流であるスローピングフレームの方が様々なメリットが多いため、こちらの方をお勧めします。

けれど、一時代を築き上げたホリゾンタルフレームには、いつまでも現役で活躍してもらいたいですね。

【自転車旅を楽しもう】

ホリゾンタルフレームのロードバイクやランドナーに乗って自転車旅を楽しみませんか。下記記事では、自転車旅の楽しさなどについて紹介します。

ホリゾンタルフレームとは何、デメリットについて説明

ホリゾンタルフレーム

ホリゾンタルフレームとは、自転車のフレーム形状の一つです。

トップチューブが地面と平行になるように作られており、前後二つのチューブと繋いだ形状が平行四辺形になることから、ダイヤモンドフレームとも呼ばれています。

トップチューブが水平になっているため、スローピングフレームより衝撃吸収性が高いですね。

しかし、スローピングフレームと比べて以下のデメリットがあるため、残念ながら現在の主流ではありません。

  • スローピングフレームより推進力が低い
  • トップチューブの長さが増えるため、その分重量が増える
  • トップチューブを水平に作るため、女性など体が小さい人に合うサイズが少ない(万人向けではない)
  • トップチューブ全体の高さが高いため、身長が有る程度なければ乗り降りの際、跨ぎにくい

色々とデメリットの多いホリゾンタルフレームですが、その美しい造形美のロードバイクヘ乗り続けていると、いつの間にかその魅力にハマってしまいます。

ホリゾンタルフレームのメリット

フレームスペースが広い

ホリゾンタルフレーム

ホリゾンタルフレームは、トップチューブが地面に対して水平に作られているため、こちらの赤線で囲んでいるトップチューブ下のスペースを広く使えるのがメリットです。

フレームスペースが広ければ、サイズの大きなフレームバックを取り付けられるため、積載量のアップに貢献します。

また、長いボルトも取り付け可能であるため、ボルトを複数用意しなくても良くなるかも知れません。

これが、スローピングフレームの場合では、トップチューブが下側に向けて斜めになりますので、角度によっては、フレームスペースに取り付け可能なバック類が少なくなってきます。

フレーム形状が美しい

ロードバイク

ホリゾンタルフレームのロードバイクは美しいです。

トップチューブが水平であるため、バランスが良く整えられており、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出しています。

反対にスローピングフレームでは、一概には言えませんが、スタイリッシュな印象を受けますね。

ホリゾンタルフレームとスローピングフレームの形状は、好みが分かれるところでしょう。

また、ホリゾンタルフレームのシンプルな佇まいが、人によってはカッコよく映ったりしますし、直線で構成されたフォルムには、潔さすら感じるのは私だけでしょうか。

長く乗り続けて行く自転車は、機能だけでなく、見た目も非常に大事です。

趣味でロードバイクを使うのでしたら、ホリゾンタルフレームの様々なデメリットを差し引いたとしても、この見た目で選んでしまうのは有りですね。

特に細身のクロモリフレームで作られたホリゾンタルフレームのロードバイクは、完成された機能美を最も堪能できる自転車と言って過言ではないでしょう。

ホリゾンタルフレームの選び方

ロードバイク

人によってロードバイクに求める性能は様々です。

例えば「スピード重視」や「快適性重視」などが挙げられます。

ホリゾンタルフレームを選ぶ場合は、おのずと求める選択肢が限られてきますね。

フレーム素材自体は、カーボンやアルミ、クロモリなどがあり、スローピングフレームと変わりませんが、ホリゾンタルフレームを選ぶならば、やはりクロモリ素材が一番です。

細身のクロモリフレームに、ホリゾンタルの形状が一番似合っている。

尚、見た目だけでクロモリ素材が選んだ訳ではなく、クロモリの特性上、高強度でしなやかなため、乗り味も柔らかく長時間乗り続けていられます。

ホリゾンタルフレームでは適用身長が問題になる場合が多い

ホリゾンタルフレームでは、特に問題になるのが身長です。

もともとロードバイクは、ヨーロッパ諸国の男性のサイズを基準にしているため、我々日本人からすると、サイズが合わなかったりします。

特に小柄な人は、ホリゾンタルフレームを選ぶのは難しいですね。

現在主流の700Cのホイールを履かせた場合であれば、身長が160cm前半ならば乗れるでしょう。

自転車は、自分の体に合うサイズでなければ乗り続けていくのは辛いため、ホリゾンタルフレームのロードバイクを購入すると決めたならば、お近くの自転車ショップの店員へ相談してみましょう。

例え身長が足りなくて、どうしてもホリゾンタルフレームに拘りたい場合は、サイズの小さなフレームに650Cのホイールを選択することで、低身長の人でも乗れる可能性があります。

【ホイールあれこれ】

700Cとはホイールの規格を表していますね。下記記事では、700Cの規格を始めホイールに関することについて紹介します。

現代の主流はスローピングフレーム

スローピングフレームのロードバイク
スローピングフレーム

ホリゾンタルフレームは、トップチューブが水平なのに対して、スローピングフレームのトップチューブは傾斜しています。

1990年代半ばに世界一の自転車メーカーとして知られているGIANT(ジャイアント)が、ロードバイクに初めてスローピング形状のトップチューブを採用しました。

発売当初は、賛否両論があったようですが今では、そのメリットが知れ渡り、多くのメーカーがスローピングフレームのロードバイクを製造しています。

スローピングフレームの主なメリットは以下になりますね。

  • 軽量でありながら剛性があり、低重心
  • サドルからペダルまでの距離を短く調整し易い
  • トップチューブを跨ぎ易い

上記のメリットにより、多くの人がより安全で性能の良いロードバイクを楽しむことができるようになりました。

ホリゾンタルフレームに向いている人とは

川代恐竜街道の看板がある道路

ホリゾンタルフレームの見た目に魅力を感じていたり、フレームスペースに大きなバック類を搭載したい人が向いています。

また、懐古主義な人にも向いていますね。

誰しもが自転車競技の選手ではなく、ロードレースなどタイムを争うイベントへ参加する訳でもありません。

趣味として、まったりサイクリングや自転車旅を堪能するのならば、ホリゾンタルフレームも選択肢に入ります。

【自転車旅に出て自己成長しよう】

ホリゾンタルフレームのロードバイクに乗って自転車旅へ出かけてみませんか。旅の道中で様々な経験を積めば、下記記事で紹介するような自己成長が期待できます。

クラシカルなロードバイクで時間を過そう

沢山のロードバイク

ロードバイクは、趣味性が高い乗り物です。

趣味なのですから、自分が所有する喜びの有るロードバイクを選びたいですね。

自分が気に入ったロードバイクならば、どんなロードバイクであろうとも楽しめるはず。

既にレトロな印象となってしまったホリゾンタルフレームですが、まだまだ現役で活躍できます。

ホリゾンタルフレームのクラシカルなロードバイクで、ゆっくり町の周辺を周りながら、思い思いの時間を過ごしてみませんか。



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管理人
この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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