一人旅とはいったい何でしょうか。
その言葉が意味するところ、基本的に旅する本人一人が、交通手段や宿泊先などの段取りをつけて単独で旅をすることですね。
そんな一人旅に憧れを持つ人は多いと思います。実は、日本人は世界の中でも一人旅が大好きな民族と言われていますよ。
昔、雑誌かインターネットの記事かは忘れましたが、そんな事が書かれていた記憶があります。
一人旅を行うには、性格に向き不向きがあるのは事実ですが、手段さえ間違えなければ、本来誰もが楽しめるものです。それに、手段により旅のスタイルが異なるのは当然ですね。
手段の一つには「自転車」があり、自分の力で見知らぬ土地を見て回るのは、実に面白いですよ。
本記事では、一人旅に向いている性格や、自転車一人旅のメリット・デメリットについて説明します。
一人旅に向いている性格とは
日本国内を旅していると、改めて気づかされることがたくさんあります。
美しい山や海、温かい人々との触れ合い、そして美味しい食事など、語り出すと時間が足りませんね。
自転車にまたがり、ゆっくり景色を眺めながら知らない土地を巡る。聞いているだけでワクワクしてきませんか。
もし、ワクワクするならば、あなたは間違いなく一人旅に向いています。
人の数だけ性格には違いがあり、似たような性格の人はいますが、全く同じ人はいないでしょう。
実は、性格によっては向き不向きがハッキリしますね。向いてないからといって、必ずしも一人旅が楽しめない訳ではないですよ。
そこで、一人旅に向いている主な性格を以下にまとめました。
- 一人旅に憧れや興味を抱いている
- 感受性が豊か
- 自分の事は何でも自分で行える
- ポジティブ思考をもつ
- 好奇心旺盛でアクティブに行動できる
初めての一人旅は何かと不安が尽きませんが、勇気を持って一歩歩み出してみて下さい。
旅のお供に自転車を選べば、早くもなく遅くもない、丁度良い速さで楽しめますよ。それに、自転車は多くの人が気軽に乗れる乗り物です。何も難しい技術や知識は特に必要としません。
そんな気軽に乗れる身近な乗り物であるため、旅の相棒にうってつけですね。
自転車で一人旅を通じて、たくさんの体験から得た経験は、自分の財産としていつまでも残ります。
自転車一人旅のメリット
自転車一人旅のメリットをまとめると、以下の5つに絞られます。
- 人に優しくなれる
- 自由気ままに行動できる
- 交通費の節約ができる
- 旅の道中が凄く楽しめる
- 予想外な出会いを体験できる
それぞれについて説明します。
人に優しくなれる
自転車で綺麗な景色を眺めながら走っているだけで、日頃のストレスが軽減されていきます。
その時、きっと自分自身の顔は、自然に笑顔を浮かべているでしょう。
自分の力で知らない土地を走っていると、無性にワクワクするものです。それは、人が持っている根源的な楽しさなのかも知れないですね。
そんな状態になれば、自分でも驚くくらい人に優しく接したりしますよ。
旅をしていると知らない人にも良く話しかけられますし、自分から積極的に話しかけるようになります。
優しい気持ちが自然に表情や態度にあふれていれば、人とのコミュニケーションを心から楽しめますね。
自由気ままに行動できる
一人旅のメリットは、「自由気ままに行動ができる」と答える人が多いでしょう。
必要に応じて、旅のルートを変更したり、訪ねる観光地を増やしたり、食べたい物を食べれたり、旅の日数や時間を変えたり自分の都合で好きに変える事ができます。
一人旅は、人に気を遣う必要がないため、自分の意志で自由気ままに行動ができる。なので、魅力を感じる人が多いのは、うなずける話です。
普段仕事などで人に振り回されている人や人付き合いに疲れた人は、是非、一人旅を経験して下さい。
きっと素敵な体験に心躍るでしょう。
交通費の節約ができる
自転車を旅の相棒にするメリットには、交通費の節約がありますね。
自転車だけでは、遠くへ行くことができないと思っている人がいるかもしれませんが、自転車は輪行袋と呼ばれている専用の袋に入れると、電車や飛行機などの公共交通機関へ持ち込みができます。
この事により「電車+自転車」、「飛行機+自転車」、「フェリー+自転車」を使えば日本国内だけでなく、世界中を冒険できますね。
旅のスタートとゴール(自宅)に向かうには電車を使い、旅の道中は自転車だけで移動すれば、電車やバスなどの公共交通機関を使った旅に比べて、旅する日数が多くなればなるほど、かなりの交通費を節約できます。
節約したお金は有効に活用しましょう。
節約で浮いたお金は、次回の旅の費用に当てても良いし、旅先でワンランク上のホテルなどに宿泊したり、普段より豪華な食事をしても良いね。
旅の道中が凄く楽しめる
自転車旅にはたくさんの魅力がありますが、その中の一つには、自分のペースで美しい景色や街並みを楽しみながら旅ができる事があります。
車や電車は、目的地と目的地をつなぐ便利な交通手段です。比較的短い時間で目的地へ向かう事ができます。
しかし、自転車旅では、目的地と目的地の間に向かうために、自分の力で自転車のペダルを回して進まなければなりません。
ゆったりと周りの景色を眺めながら進めば、知らない土地の風景や匂いなどをしっかりと感じる取れます。また、道中には思いも掛けない出来事にあったりして、非日常を存分に味わえますね。
それが、自転車旅の醍醐味ですよ。
予想外な出会いを体験できる
旅先では自分が予想もしていない出会いがあったりします。
例えば、知らない土地で偶然出会った人と途中まで一緒に旅を続けたりして、旅の情報交換などを交えながら、道中楽しく過ごしたりできますね。
また、宿泊先などで旅の話を肴にして、盛り上がったりしますよ。
旅に出なければ出会えなった人たちとの交流は、とても面白珍しく、自分自身の貴重な財産になります。
縁があれば、旅先で何度も同じ人に出会えてビックリすることも。
昔、私が東北地方で自転車旅をしていた話をします。
青森県の十和田湖へ向かっている道中に、とある旅人と出会い、しばらくお話をして別れました。
その3日後に岩手県の盛岡市で、再び同じ人と再会すると思いもよりませんでした。
あの時は「こんな事もあるんだ」と本当に驚きましたね。旅をしていると予想外の出会いがあります。
自転車一人旅のデメリット
自転車一人旅のデメリットには、以下の4つがあります。
- 移動に時間がかかる
- 危険な目に合う時もある
- トラブルは自己対応
- お尻が痛くなる
それぞれについて説明します。
移動に時間がかかる
自転車は、車や電車に比べて移動時間がかなりかかります。
これをデメリットと捉えるのは人それぞれですね。
なぜなら、旅の道中を楽しめるのは、自転車旅のメリットだからです。
自転車旅は自由なため、とある場所まで自転車で旅をして途中から電車に乗って別の町へ移動してもかまいません。移動した町からまた、自転車旅を再開すれば良いだけです。
どのように旅を進めるかについては、一人旅ですから、旅の道中に変更しても誰からも文句は言われる心配はないですね。
自転車旅では、移動に時間がかかるので、移動時間を考慮していないと、窮屈な旅になりますよ。
危険な目に合う時もある
日本国内の旅では、よほど変な場所に行かない限り、比較的安心して旅を続けれます。
けれど、知らない土地を旅していると、危険な目に出会うことがありますよ。
あらかじめ旅先については、情報を仕入れて危ない場所には近づかないようにしましょう。
崖崩れが起こりやすい場所や有毒ガスが発生している場所、不審者が集まる場所などは避けて通り、自分の身は自分で守るしかありません。
もし、危険な目に合いそう場合は、周りの人に助けを求める事ができるのでしたら、迷わず助けを求めるのをためらってはいけません。何かあってからでは遅いです。
また、事故や盗難に合うか可能性はゼロではないので、油断せずに行動することが大事ですよ。
旅を始める前には、事前にしっかり情報収集に余念がないようにしましょう。
トラブルは自己対応
自転車旅を続けているとパンクなどトラブルに見舞われる事があります。
この時、自分自身でパンク修理ができなければ、自転車を押して、徒歩で旅を継続しなければならなくなり大変です。
また、その他にも貴重品などの盗難のリスクに備える必要がありますね。(貴重品は常に身に付けていると安心します)
もしトラブルに見舞われてしまえば、楽しい旅が一瞬にして最悪な物になるかも知れません。
世の中にはトラブルを楽しむ人もいるようですが、トラブルに合わない方が絶対に良いですね。
旅を始める前には、事前にしっかり準備をして危険に備えましょう。
お尻が痛くなる
自転車旅では、サドルの上にお尻を乗せて、何日も長距離を長時間走ったりします。
慣れている人ならば問題ありませんが、そうでない人はお尻が痛くなり、旅の最中に悩まされる可能性が高いです。これは、最初は誰もが通る道なので仕方がありません。
サドルに乗ってお尻が痛い時の対策方法については、下記記事で紹介していますのでご確認下さい。
まとめ
本記事では、自転車一人旅のメリットとデメリットについて説明しました。
最後にもう一度、説明した内容を以下にまとめます。
- 自転車一人旅のメリット
- 人に優しくなれる
- 自由気ままに行動できる
- 交通費の節約ができる
- 旅の道中が凄く楽しめる
- 予想外な出会いを体験できる
- 自転車一人旅のデメリット
- 移動に時間がかかる
- 危険な目に合う時もある
- トラブルは自己対応
- お尻が痛くなる
自転車一人旅では、今まで経験したことのない日常を体験できて、自己成長につながります。
一人旅で得た経験は、きっといつまでも記憶に残る貴方だけの財産になるでしょう。