ロードバイクへ乗り続けていれば誰もが体験する、いわゆる「ロードバイクあるある」に出会います。
その出会いの影響なのか、ロードバイクに乗る前の生活にもう戻れないことも。
それが良いことなのか、それとも悪いことなのかについては一旦おいといて、現実を直視しましょう。
これは、別にロードバイクに限った話ではなく、野球には「野球あるある」があり、サッカーには「サッカーあるある」がある。世の中はそんな風にできていますよ。
なので、いちいち気にしないように。それが世界の真理なのですから。(何のことやら)
本記事では、サイクリストならば体験してしまう「ロードバイクあるある」についてお話します。
サイクリストが出会う「ロードバイクあるある」とは
ロードバイクを始めて間もないころは、何もかもが新鮮であり、ただ夢中に楽しんでいますね。
同じ趣味の仲間が増えてきて、一緒にサイクリングへ出かけるようになると、ふとした会話から「あれ、似たような経験があるぞ」と思える話に親近感が増すでしょう。
実は、そのような経験こそが「あるある」ですよ。
一般的に「あるある」とは、普段よく見かけたり聞いたりするもの、または普段ついやってしまうことなので、サイクリスト特有のあるあるも存在するのです。
そこで、主な「あるある」を以下にまとめました。
- 距離感がおかしくなる
- 金銭感覚がおかしくなる
- 立ち寄ったお店が定休日
- 自分より自転車が大事
- 行きも帰りも向かい風
- 軽量化に情熱を注ぐ
- クリートを外せず立ちごけ
- 早起きになる
- ママチャリのマナーの悪さに気が付く
- サドル沼にハマる
- 見知らぬサイクリストを風よけにする
- サイクリスト同士の挨拶
それぞれについて説明します。
これらの「あるある」は、サイクリストが経験する通過儀礼だよ。
「あるある」は、特に意識しなくても普通にロードバイクに乗り続けているだけで、いずれは遭遇する回避不可能な物と思って下さい。実際に「あるある」を体験したからといって、一人前に成長する訳ではありませんので、あしからず。
【まだまだある「ロードバイクあるある」】
本記事で紹介している以外にも「ロードバイクあるある」はたくさんありますね。下記記事では、そんな「あるある」の一部を紹介します。
【あるある①】距離感がおかしくなる
サイクリスト以外の一般人にとって、自転車で10km走るのはかなりの距離を走ることだと思われますが、サイクリストにとっては庭を走るような感覚です。
サイクリストによっては、30km走っても「少しだけ走った」という認識しかありません。
一般人にとって、自転車で10km以上走るのは「ありえない」と思われているため、距離感覚の認識にズレが生じます。
そのため、話が合わなくなったりしますので気を付けて会話しましょう。
ちなみに、私の感覚でいえば、10km以下ならば「庭」であり、10~20kmならば「近所」ですよ。
一般人にとって自転車といえばママチャリを思い浮かべるね。
【長距離を走る際に知っておきたいこと】
長距離サイクリングで、もしトラブルで自走できなくなった場合どうしますか。そのような事前に知っておきたい話を下記記事で紹介します。
【あるある②】金銭感覚がおかしくなる
ロードバイクは、入門用の場合でも価格は約8万円ほどですし、ミドルグレードになれば20万円~40万円は普通にします。
高い物になれば100万円以上もするため、新車が買えるレベルですね。
一般人では「車が買える値段で自転車を買うなんて、おかしい」と考えるものですが、サイクリストは違いますよ。
サイクリストは「この車の値段を出せば、〇〇のロードバイクが買える」です。
何かを購入しようとした時に、「この値段なら〇〇のロードバイクが買える、△△のホイールが買える」と思えるようになりますね。
いつの間にかこのようになれば、あなたは立派なサイクリストですよ。誇りましょう。
【あるある③】立ち寄ったお店が定休日
自転車旅やサイクリングなどを行なっている道中に、食事をしようと立ち寄ったお店が「本日 定休日」といった場面に良く出くわします。
ひどい時は、店を何軒もはしごしても何度も「定休日」にぶつかる時がありますね。
その時の絶望感は、味わった人にしかわかりません。
どうやら、自転車旅やサイクリングをする頻度に比例して「定休日」にぶつかる可能性が高まっているように感じます。(笑)
【あるある④】自分より自転車が大事
ロードバイクは、ママチャリなどの実用車と比べて非常に高価です。
そのため、ロードバイクが壊れてしまったら余程お財布に余裕がないかぎり、再び新しく購入するのは困難ですね。
ロードバイクの価格によっては、数年我慢しなればなりません。
そんな訳で、落車したときに無意識にロードバイクをかばう行動に出たり、自分よりロードバイクの安否を真っ先に確認したりします。
もし、それがカーボンのロードバイクならば、カーボンフレームは折れてしまうと修理ができないため、何が何でも守りたいと思うのは仕方がないかも。
【自転車の寿命に関する話】
どんなに大事にロードバイクを扱っていても、いずれ寿命を迎えます。下記記事では、自転車や自転車の部品(パーツ)の寿命について紹介します。
【あるある⑤】行きも帰りも向かい風
サイクリングの道中で、行くときは向かい風のため、スピードが上がらずキツイ思いをしながら目的地へ辿り着いたりしますね。
その後、来た道を使って引き返そうとした時に、「行くときは向かい風だったから、帰りは追い風だね♪」と思っていると、なぜか風向きが変わり、再び向かい風に遭遇することも。
このとき、「なんで、なんでなの」と世の中の不条理の瞬間に立ち会えます。
【あるある⑥】軽量化に情熱を注ぐ
ロードバイクの楽しみの一つにカスタマイズがあります。
このカスタマイズに拘っていると、いつのまにか「ホイールをアップグレードして200g軽量化できた」「次はタイヤやチューブを交換して150g軽量するぞ」と軽量化に情熱を燃やし始めますね。
ロードバイク界隈では「軽いは正義」という言葉があり、一度熱が入ればウルトラライトなロードバイクに拘るのは不思議なことではありません。
そして、お財布の中身もウルトラライトになっていきますね。お気をつけて。
【あるある⑦】クリートを外せず立ちごけ
ロードバイクの初心者は、クリートを外せず立ちごけすることが多いです。
特にクリートの固定力を強めにしていると、いざと言う時にクリートが外せず、そのまま横倒しで倒れてしまいますね。
非常に恥ずかしいですが、何事もなかったかのように颯爽と立ち去りましょう。
【あるある⑧】早起きになる
ロードバイクにハマると、サイクリングで走る距離によっては、朝早く出かけたりします。そのため、早起きする事もしばしばありますね。
例えば、午前4時に起きて午前5時には出発するのも全く普通です。
まだ多くの人々が寝静まる時間帯にペダルを漕いで、ロードバイクに乗りながら至福の時間を過しています。
まさに「早起きは三文の徳」の言葉の意味がよく理解できるでしょう。
【サイクリングへ出かけよう】
早朝から夕方までほぼ一日中、サイクリングを楽しんでみませんか。下記記事では、ほぼ一日中楽しめるサイクリングスポットを紹介します。
【あるある⑨】ママチャリのマナーの悪さに気が付く
サイクリストは、交通ルールに敏感です。そのため、ママチャリのマナーの悪さが際立って感じてしまい、憤懣やるかたない気持ちになる時があります。
私が過去に出会った最凶にマナーが悪いと思った自転車乗りは、「夜に二人乗りして、無灯火で逆走している」ことでした。
非常に危険極まりないので、このような人が増えてくれば、いずれ交通ルールの規制と罰則が強まっていきますね。
そのため、現行の交通ルールをしっかり守り、安全運転に努めましょう。
【あるある⑩】サドル沼にハマる
ロードバイクを乗り始めてしばらくすると、お尻の痛さに悩まされたりしますね。
そういう時に何度もサドルをとっかえひっかえしながら、自分のお尻にフィットとするサドルを探し続けることも。つまり、サドル探しの旅へ出かける訳です。
必ずしも高価なサドルが自分のお尻とフィットするとは限らないため、サドル探しは難航することもありえます。
一旦ハマったサドル探しの沼はとても深く、理想のサドルと出会うまで長い年月がかかる場合があるため、根気が必要ですよ。
けれど、理想のサドルに出会った後は、例えロードバイクを新調しようと、サドルだけはそのまま使い続けてしまうのは言うまでもありません。
【あるある⑪】見知らぬサイクリストを風よけにする
ライド中に、自分の前をロードバイクに乗って走っているサイクリストに出会ったりします。
見通しが良く、信号待ちがない道でそのようなサイクリストに出会った場合、少し間を開けて前のサイクリストを風よけにして走ったりしますね。(巡航速度が同じくらいが前提です。)
同じサイクリストとして、協力?して走れば疲れは軽減できますよ。
【あるある⑫】サイクリスト同士の挨拶
ライド中、ロードバイクに乗ったサイクリストとすれ違うと、会釈したり、挨拶したりします。
全く知らないサイクリストでも、出会った瞬間は同じ趣味を共有する仲間として意識が高まりますね。
その際、相手のロードバイクのメーカーやコンポーネント、服のセンスなどを目ざとく見てしまうのはなぜでしょうか。まぁ、これもサイクリストの性(サガ)といえるかな。
共通体験で一体感が生まれるかも?
本記事では、主な「ロードバイクあるある」を紹介しました。
今回紹介した「あるある」以外にもたくさんありますので、機会があればまた紹介します。
「あるある」をたくさん経験すれば、更なる仲間意識が広がり一体感が生まれるかも知れません。
ロードバイクに乗り続け、楽しい自転車ライフを過ごしましょう。